カテゴリー: Linux

  • 今度はジャンクのスリムPCを購入した話

    購入したのは少し前でしたが、大阪は日本橋にてブラブラしている時にジャンク品のミニPCを購入してしまいました。

    買ったのはショップインバース日本橋一号店さんで、モノはこちらのNEC製のスリムデスクトップパソコン MKM21/C です。

    https://support.nec-lavie.jp/navigate/support/productsearch/old_number/MKM21C4/spec.html

    CPUはCore i5 8500Tです。今流行りのN100(4コア4スレッド)と比べてシングルスレッドでは若干劣りますが、6コア6スレッドのためマルチスレッドでは圧倒します。
    メモリは8GBが1枚刺さっていました。2スロットあるのでもう一枚刺して16GBにしてみます。最大16GBまでだそうですが、多分64GBまでいけるんじゃないですかね。試してないですが。

    HDD・SSDは無し。M.2を1つ、SATAを1つ使えるので結構便利。まずは手持ちの128GBのNVMe接続SSDと、240GBのSATA接続SSDを使います。

    ACアダプタも付いていないものでしたが、じゃんぱら大阪本店にてNECのACアダプタのジャンク品があったことを覚えていたので、あれで良いだろうと思ってこの本体を購入しました。値段は10,000円ポッキリ。ACアダプタは480円でした。

    出力ワット数をチェックしていなかったのですが、じゃんぱらで買ったアダプタは定格45Wで、本体は最大65Wを消費する仕様でした。不安になりながらも起動したら何事もなく動作しましたけれどね。

    基盤の背面にM.2スロットが1つあります。チップがある側には2.5インチHDD/SSDドライブ用のアダプタも付属していました。ジャンク品だとこういうのは無くてもおかしくないですが、ラッキーです。

    さて、購入したは良いものの、特に使いみちが無い状態です。まあジャンク購入あるあるですね。

    このNEC製のスリムPCは、珍しいタイプで内部にPCIeスロットがあるタイプです。ブログやYouTubeではライザーカード経由でGPUカードを刺して、ゲーミングPC化しているネタがいくつもアップされています。同系統のLenovoのスリムPCの方が世界的には有名です。ただ、さすがに筐体の構造的に発熱・騒音が厳しいと思われるので、それは諦めます。人によっては筐体を3Dプリンタで作り直したり、ドリルで穴を開けたり、あるいは完全に筐体を開けたまま使っていたりしていて、そこまでやる気にはなれません。

    ひとまず、Proxmoxを入れてWindows11と、WindowsServerの試用版をそれぞれVMにインストールして、ActiveDirectoryの触りだけ試してみました。CPUやメモリが十分あるので、何の問題もなく使えます。ジャンク品とは言っても、ただ単にストレージとACアダプタが欠品しているだけのものですので、お得でしたね。

    さて、せっかくあるPCIeスロットを使わないのももったいない。ということで、LANカードを購入してルータ代わりにとりあえず使ってみることにします。

  • GooglePhotoからNextCloudへの完全移行で少し焦った話

    先日書いた記事で、WindowsからLinuxに移行したと書きました。また、既に自宅のネットワーク内には、ミニPCやシンクライアントをホームサーバ化して、NextCloudやNASを設置しており、Googleなどの巨大IT企業によるクラウドサービスからも少しずつ離脱しつつあります。

    そんな中で、ブログやnoteの記事のネタや下書き、書いた文章の保管に使っていたGoogle Keepは、NextCloudのノート機能に移行できました。

    GoogleTakeOutのサービスから、Google Keepの中身をダウンロードして、NextCloudのドライブに放り込んで無事に取り込めました。

    ただ、このときに元ネタのKeepの1つ1つのメモファイルの更新日時が、GoogleTakeoutでの出力日時になってしまっていて、NextCloudのノート上では全部同じ日時になってしまい、時系列がわからなくなってしまいました。Keepでのラベルをノートのカテゴリに設定できたので、まるっきりメチャクチャになったわけではないですが、一覧性が落ちてしまったことは残念です。

    そして、Google PhotoからNextCloudに移行するに当たっては、同じ轍を踏まないようにします。GoogleTakeoutからダウンロードした写真・動画はやはりEXIFの更新日時が出力日時に設定されてしまっています。

    ということで、ダウンロード時に同じ名前で同梱されていたJSONファイルを利用して、写真・動画の更新日時を修正するスクリプトをChatGPTに書いてもらい、それを使って一気に変換しました。

    ファイル数や保存先ドライブの読み書き速度にもよりますが、私の場合はGooglePhoto上で13GBほどだったのが、GoogleTakeoutで出してみると60GBあり、それを解凍してから上記のスクリプトで変換するのに1時間位かかりました。ほったらかしにしていたらいつの間にか終わっていたので、実際は数十分だったかもしれません。

    さて、晴れてこのファイルたちをNextCloudに突っ込めば終わりだー!と思っていたのも束の間、突っ込んだら途中で止まってしまい、調べてみると、NextCloudの外部ストレージとしてNASに設定していたフォルダを利用せずに、Proxmoxのノードとして作ったNextCloud本体のストレージにコピーしてしまっていました。

    当然ながらProxmoxのVMとして60GB超の余裕なんか設けておらず、完全に隙間がなくなってしまいました。

    アップロードしたファイルを消したら終わりかと思っていたところ、消しても何故か空き容量が増えず、ずっとルートディスクが満杯のままです。MariaDBもなんかおかしくなり、ChatGPTにエラーメッセージを見せて解決策を指示されるがままに実行しても解決できず。

    こんなんどうすんねーん!と悩んでいましたが、ふと思い出しました。Proxmox Backup Serverには、NextCloudのノードのバックアップがあることを。そこから、キレイなNextCloudのノードをリストアすればいいだけです。

    今のグチャグチャになったノードを停止して削除してから、PBSのバックアップから復旧させると、当然ですが大量コピーでおかしくなる前のNextCloudが復活しました。

    そして、改めて外部ストレージとして設定しているフォルダに、GooglePhotoの60GBの写真・動画をコピーして終わりです。特に何も問題は起きません。ProxmoxのノードにOpenMediaVaultを使って設定しているNASの保存用ストレージはUSB接続の2.5インチHDDですので、速度的には速くないですが、保存が目的で閲覧はそんなにしないのでこれでも十分です。そのうちImmichに乗り換えるかもしれませんが。

    かくして、GooglePhotoからNextCloudへの乗り換えも完了しました。次はGoogleカレンダーですかね。

  • 30年使ってきたWindowsからの離脱

    ついに、メインPCをWindows11からMX Linuxに移行しました。

    作業的にはVentoyを書き込んだUSBメモリに入れたMX LinuxのISOイメージからブートして、そのままインストールしただけです。使用しているPC(HA17)はCore i5 12600HにGTX1060のチップが乗っている変態仕様ですが、問題なく動作しています。

    さて、私個人のMicrosoft Windowsとの付き合いとしては、
    Windows95を皮切りに、
    WindowsNT4.0
    Windows98
    Windows98SE
    WindowsXP
    Windows7
    Windows8
    Windows10
    Windows11
    と続いてきました。上記の期間中で、職場で使用するPCでもWindowsVISTAが入っていたことがあるので、Windows2000とWindowsME以外は、どれも数年以上使っていた経験があるものです。

    一時期、Macをメインで使っていたこともありますが、常にParallelsでWindowsを仮想化して常駐させていましたから、この30年もの間、MS Windowsと完全に別れたことはありませんでした。

    しかしながら、ここ1,2年のMicrosoftのWindowsに対する施策については、不満と不安をユーザーにもたらし続けるものだったと思います。

    24H2に代表される大型アップデートだけではなく、月例のWindows Updateですら、再起動後に自分のPCが
    ・起動しないのではないか
    ・勝手にBitLocker暗号化されていないか
    ・デバイスが使えなくなっていないか
    といった心配をしないといけなくなりました。

    そして、最たる不安要素は、Microsoftが導入を予定しているRecall機能です。導入前の現時点でも悪名高き機能となってしまった、このRecall機能は、数秒ごとに画面のスクリーンショットをバックグラウンドで撮影し、保存しておくことで、システム等に不具合が生じたときの復旧をサポートするものだとされています。

    しかし、各種サービスのパスワードや機密情報を表示している画面も勝手にOSが撮影するわけです。Recall機能はデフォルトではオフになっていて、ユーザーが自身で有効化しない限りは起動しないとなっていても、またキャプチャ画像は暗号化されたローカル環境に保存されるとされていても、不安は消えません。セキュリティ上、大きなリスクになるのは目に見えています。

    もし、うっかり何らかの不具合によってRecall機能が勝手に有効になっていたり、保存された画像が簡単に見えるようになっていたりしたら、もうWindowsにセキュリティの概念はないことになります。

    そんなことになれば大問題になり、全世界的な集団訴訟でMicrosoft社が存亡の危機に陥るでしょうから、その辺りは厳重に管理するものだと思いますが、それでも、今後のWindows利用をためらわせるには十分なリスクです。

    ということで、ついに自宅のPCからWindowsを消し去り、Linuxに本格的に移行することにしました。

    かつて何度かLinuxへの移行を試したことはありましたが、メインPCとして使うには、
    (1) 日本語入力システムがATOKと比べて貧弱
    (2) Windowsでしか動かないソフトウェアがある
    (3) 各種デバイスや周辺機器がLinuxで使えない
    (4) 親の年賀状印刷のためにWindowsが必要
    といった問題を解決する必要がありました。

    (1)の日本語入力についてはMozc+fcitxにより、かなりマシにはなりました。それでも最新のATOKに比べると大きな差はありますが、昔のATOK並みにはなっていると思います。

    (2)については、2020年代のIT環境では、クラウドファーストというか、ウェブ経由、ブラウザ経由のサービスやソフトウェアが当たり前になり、とりあえずウェブブラウザが動けば使えるものが多くなったことでほぼ解決しました。代替ソフトウェアがなく、Windows(もしくはMac)のみでしか使えないものはごくわずかです。

    (3)の方がまだ問題としては現実的かもしれませんが、こちらも最新のハードウェアでない限りは使えるでしょう。ネットワーク系はLinux前提というものもありますし。私の環境では、以前のWindowsで使えて、MX Linuxで使えないハードウェアは今のところ見つかっていません。

    (4)についてはWindowsでもMacでも、年賀状印刷ソフトを使ってきたのですが、VirtualBoxに入れたWindowsで年1回だけ起動して印刷できれば問題ありません。

    こういった変化に加え、生成AIに質問すれば素人でもLinuxを扱いやすくなりました。IT業界の発展・進歩・変化によって、私のようなLinux初心者でも、LinuxをメインPCのOSとして使うことに抵抗はなくなりました。

    職場ではさすがにまだまだWindowsを使い続けることになるでしょうけれど、自宅ではWindowsを見なくなることになります。

    世の中の全ての人がWindowsから離脱してLinuxに移行すべき! といった過激な主張をするつもりはありません。LinuxをメインOSにすることには、それなりの困難とリスクを伴います。しかし、惰性でWindowsを使い続けることにも相応のリスクが発生することを心得ていた方ががいいでしょう。

  • Proxmoxをアップグレードしてみた

    Debian13が正式に公開されましたが、DebianベースのProxmoxは一足先に新バージョンである9.0が公開されていました。そんなんいいんですかね。

    自宅のネットワークでは、ProxmoxのクラスターをミニPC3台で構築していますので、アップグレードする対象も3つになります。元のバージョンは8.4.9で、すでにapt update済です。

    アップグレードのレポートは、Linuxやサーバに詳しい諸兄が、すでにQiitaやZennやnoteで書かれていますので、それらも参考にしましたが、ちょくちょくややこしいこともあるみたいですので、具体的な方法は、Google AI StudioにてGemini 2.5 Proさんにお聞きしました。

    人それぞれ異なる環境によって、アップグレード前の準備と実際の手順は多少異なるはずですが、概ね


    ・バージョン8.4.*までアップデートする
    ・VMやLXC及びホストのバックアップを取る
    ・VMとLXCをシャットダウンもしくはマイグレーションで移動する
    ・pbs8to9 –full で事前にチェックして、エラーと警告の項目に対応する
    ・APTリポジトリをtrixieに変更する
    ・apt dist-upgrade でアップグレードする
    ・再起動する
    ・アップグレード後にVMとLXCを復帰させる


    といった流れです。CephやHAについては使っていないので分かりません。使っている人ならご自身で調べてなんとかするでしょうけれど。

    多分、面倒なのは事前チェックで出てきたエラー・警告への対応でしょう。私の場合は、3つのホストで以下のような表示が出てきました(1つのホストでしか出ていないものと、重複しているものがあります)。

    WARN: systemd-boot meta-package installed but the system does not seem to use it for booting. … Consider removing ‘systemd-boot’
    WARN: The matching CPU microcode package ‘intel-microcode’ could not be found! … apt install intel-microcode
    WARN: dkms modules found, this might cause issues during upgrade.
    WARN: Deprecated config ‘/etc/sysctl.conf’ contains settings – move them to a dedicated file in ‘/etc/sysctl.d/’.
    WARN: The matching CPU microcode package ‘amd64-microcode’ could not be found! … apt install amd64-microcode

    どれくらい個人差があるか分かりませんが、intelやAMDのmicrocodeの問題ってここで初めて対応することになるのが、「なんでやねん」という感じもしますけれど。

    なんやかんやエラーとかありましたけれど、その都度Geminiに聞きながらなんとかホスト3つともアップグレードに成功し、9.0.3になりました。

    Proxmoxだけ利用しているのであればここで終了なのですが、私の場合は別PCでProxmox Backup Serverも動かしていますので、こちらもアップグレードしないといけません。PVEを9にアップしたら、PBSも4にしないと不具合が起きるらしいです。

    ということで、PBSのアップグレード方法をGeminiに聞きつつ実行していきます。ちなみにPBSでの事前チェックコマンドは
    pbs3to4 –full
    です。

    こちらもほとんどやることはPVEのときと変わりませんが、事前準備でデータストアのドライブは、オプションからメンテナンスモード(リードオンリー)にしておくべきなんだそうです。アップグレード中にバックアップデータをいじったらヤバそうなのは素人目にも分かります。

    PBSのアップグレードもなんだかんだエラーとかありましたが、ここでもその都度Geminiに聞いていくと全部解決して無事、アップグレードできました。現時点での最新バージョンは4.0.12ですね。

    Proxmoxは2年毎のバージョンアップグレードが行われるようですが、移行猶予期間みたいなものとして1年プラスされるので、今回のPVE9とPBS4はおそらく2028年8月までサポートされるはずです。まあ、次のバージョンが出たら出たですぐに飛びついてしまうとは思いますけど。

  • またミニPC(シンクライアント)を購入した話

    既に何台もミニPC(シンクライアント含む)を持っていて、ホームサーバをいくつも立てているのですが、個人的にちょっと気になっていたのが、バックアップ用のサーバについてです。
    Wyse5070というDELLのシンクライアントにProxmoxを入れて、その中にVMとしてProxmox Backup Serverを入れていたのですが、何故かメモリ使用量が4GBでMAXに張り付いていました。動いている限りは別に良いのですが、自分としてはバックアップ用のサーバは独立している方が良いんじゃないかと思いはじめ、必要十分なスペック(余分は要らない)のマシンを探していました。

    ヤフオクでhpのシンクライアントであるt520を見つけて購入。ちゃんとACアダプタ付きで、ヤフオクのクーポンも使って2,000円で買えました。

    スペックは以下の通りです。
    CPU:AMD/GX-212JC
    メモリ:DDR3 4GB
    ストレージ:M.2 SATA SSD 16GB

    単体でアレコレしようと思うととてもじゃないが無理なレベルですが、Proxmox Backup Serverを直接入れる分には問題ありません。メモリとストレージは交換可能ですが、バックアップ専用サーバならこれ以上増やす必要もないですね。

    Proxmox Backup Serverを入れてUSB接続HDDの設定を行い、Proxmoxの方でバックアップの設定をしてから、とりあえずすぐに実行。問題なく動作しました。これからはスケジュール通りに動いてくれます。

    ちなみに、ProxmoxのVMとして動かしていたときとは異なり、メモリ使用量が数百MBしかありません。Proxmox内に入れているときと、PBS単体で直接インストールした場合でこんなに差が出るものなんでしょうか? この辺が謎ですが、減ったのですから良しとしましょう。

    元々、PBSを入れていたWyse5070に余裕が出来ましたので、LXCコンテナで動かしている軽めのノードを他のホストから持ってきた結果、サーバ構成は現在はこうなっています。

    ゲートウェイ(Zimaboard)
    CPU:Intel Celeron N3450(4コア4スレッド)
    メモリ:2GB
    ストレージ:eMMC 32GB
    OS:Ubuntuserver24.04
    サーバ内容:ファイアウォール(UFW)、VPN(WireGuard)、広告ブロック(Pi-hole)

    バックアップサーバ(T520)
    CPU:AMD/GX-212JC
    メモリ:4GB
    ストレージ:M.2 SATA SSD 16GB
    OS:Proxmox Backup Server
    サーバ内容:Proxmox Backup Server

    PVE(Wyse5070)
    CPU:Intel CeleronJ4105(4コア4スレッド)
    メモリ:DDR4 16GB
    ストレージ:SATA接続SSD 480GB
    OS:Proxmox
    サーバ内容:
    ChangeDetectionのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ1GB、スワップ512MB、ストレージ10GB)、
    MemosのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ512MB、スワップ512MB、ストレージ10GB)、
    Apt-cacher-ngのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ2GB、スワップ512MB、ストレージ100GB)、
    Uptime KumaのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ1GB、スワップ1GB、ストレージ10GB)、
    ArchiveBoxのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ2GB、スワップ512MB、ストレージ16GB)、

    PVE2(N100)
    CPU:Intel N100(4コア4スレッド)
    メモリ:DDR4 16GB
    ストレージ:SATA接続SSD 240GB
    OS:Proxmox
    サーバ内容:
    RSSリーダーのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ1GB、スワップ1GB、ストレージ10GB)、
    Nginx Proxy ManagerのLXCコンテナ(CPU1コア、メモリ1GB、スワップ1GB、ストレージ8GB)、
    OpenMediaVaultのVM(CPU1コア、メモリ2GB、SSD10GB、USB接続HDD2TB)
    JellyfinのVM(CPU2コア、メモリ4GB、ストレージ32GB、USB接続HDD1TB)、

    PVE3(3550H)
    CPU:AMD Ryzen5 3550H(4コア8スレッド)
    メモリ:DDR4 16GB
    SSD:NVMe接続SSD 512GB
    OS:Proxmox
    サーバ内容:
    WordPressのLXCコンテナ(CPU2コア、メモリ4GB、スワップ1GB、ストレージ10GB)、
    NextCloudのLXCコンテナ(CPU2コア、メモリ4GB、スワップ1GB、ストレージ10GB、USB接続HDD1TB)

    PVE3のホストに余裕があるので、今後なにか新しいものを試す分にはここで行うことになります。ただ、もうそうそうやること無い気がしてきました。

    ここでは載せていませんが、ホームサーバとして立てたが使わなかったので消したものや、上手く動作しなかったので諦めたサービスもいくつもあります。

    ProxmoxのVMにLinuxを入れて操作のお勉強をしても良いのですが、それくらいの用途ならメインPCでVirtualBox上に作れば良いだけですね。

    当面は少なくともハードウェア的に増やすつもりはないですが、そういうつもりでどんどんミニPCが増えてきたので、増やさない自信は無いですが・・・。

  • デジタル主権の話

    最近、欧州の一部の自治体で、WindowsやMSOfficeからLinuxやLibreOfficeに乗り換える動きがあるという報道がチラホラ見られました。

    こういう動きって以前にもありましたが、全世界どころか欧州内でも広がることはなく、結局みな便利な方に流れるものなのですが、今回に関しては、直接的な原因がありました。

    トランプ政権による圧力により、国際司法裁判所の関係者のMicrosoftのメールアカウントが停止されてしまったという事実です。親イスラエルのトランプにとって、イスラエルのネタニヤフ首相らの逮捕状を発行したICCは制裁を科す対象だということです。

    アカウント停止自体は他のGAFAなどに広がっているわけではありませんが、欧州各国当局にとっては、アメリカのIT企業にデジタル的権利を握られていることが改めて危険なものだという認識が生まれたのでしょう。そしてこの動きは、デジタル主権という言葉で語られています。アメリカを批判する立場になる場合は、アメリカのデジタルサービスから離れる覚悟が必要だということでもあります。もちろん、莫大なライセンス料金を節約したいという気持ちもあるでしょうが、導入するサービスは無料でも、サポートを任せるIT企業(もちろん欧州の)への支払はあるでしょうし、利用する職員がどれだけ頑張れるかという問題もあるので、そう簡単にはいかないでしょう。

    私自身も最近いろいろホームサーバにハマりだして、LinuxやNextCloudやLibreOfficeを使うようになりましたが、じゃあ日本の自治体や大企業なんかもデジタル主権のため、それらを使うべきかというと、そこまで主張する気にはなれません。

    パソコン、サーバはともかく、スマートフォンのデジタル主権はかなり難しい問題です。アメリカと揉めた中国の方が、HUAWEIのHarmonyOSによってもしかしたらPCもスマホもデジタル主権を獲得できるようになるかもしれません。既にSNSや検索では、グレートファイアウォールによってアメリカ製サービスを遮断するという強硬措置によって実現していますし。

    欧州各国はどこも1バイト文字を使っていて、日本語や中国語のような入力システムを必要としない点も、Linuxなどへの移行がしやすい原因の一つでもあると思います。LinuxでもMozc+Fcitxによって日本語入力が出来るとはいえ、現状の日本語入力がほぼこの一択なのは、日本企業や政府・自治体がフランスのようなLinux全面移行をためらわせるのに十分な理由です。さらに、日本語入力をするアプリケーションにも問題があり、官公庁では必須の縦書き日本語入力はLibreOfficeでは可能ですが、OpenOfficeでは駄目でした。かつてのような、Linux用のATOKや、一太郎があればいいのですが、キーエンス傘下となったジャストシステムにそんな赤字覚悟のプロジェクトをやってくれる余力も無いでしょう。教育事業のほうが儲かるでしょうし。

    なんだかんだ言っても、現在、日本語を使用したデジタルサービスを最も快適に利用出来るのは、Windowsであることは誰も否めないはずです。別にATOKを使っていなくてもです。この辺は、1バイト文字文化圏と、2バイト文字文化圏で差があるのではないでしょうか。

    中国がどこまで非アメリカ製サービスだけでやっていけるのかは、日本人にとって、日本におけるデジタル主権の可能性という観点からも見物ですね。

  • zimaboardというPCを購入

    以前、中古で購入したシンクライアント端末をNASにしているという記事を書きました。

    ただ、この端末は元が4GBのところ、手持ちの余っていたメモリを入れたため無駄に16GBにもなっています。これをNASにしてしまうのはもったいないかなとも思いつつ、Linuxの勉強のために使うとなると再起動時にNASが使えなくなるのでどうしようかと思い、別のもっとスペックの低いマシンを買いました。

    proxmoxにOpenMediaVaultと別のLinuxを入れれば良いのですが、なんとなくもっと気軽に手軽に使えるPCを買いたかったという欲望の方が大きかったかも知れません。

    さて、購入したのはzimaboardというPCというかワンボードマイコンです。

    NAS専用の小型ワンボードPCというと、誰もがRaspberry Piを思い浮かべるでしょうけれど、アレに触れたことがないことや、基板向きだしで置くのが嫌、またケースを買うとそれなりに値段がかかってしまうこともありますし、なによりARM系のチップですとIntel系チップに比べるとやれることが少なくなります。Raspberry PiよりもCPUもメモリも上ですし。

    こちらのzimaboardについては、日本で買って使っている人が少ないのでしょうか。ブログでの情報もYouTubeのレビューも日本語によるものはごくわずかしかありません。ワンボードマイコンに手を出す人は皆さんRaspberry Piなんですかね。

    さて、現物の写真は以下に並べます。

    ケース
    ACアダプタ。世界中の国で使えるようになっています
    開封
    本体
    PCIスロット
    左からミニディスプレイポート、LANポートとUSB3.0?ポート、AC電源ポート
    逆側の側面
    SATAのポートとSATA電源。ケーブルも付いていました
    BIOS画面

    一番の特徴はPCIカードを挿せることでしょうけれど、そもそも使い方を思いつかない・・・。USBポートを増やす必要も無いし、LANポートは2つでも十分(ルータにするならともかく)。M.2のポートを増やすこともないですし、今の私にとってはもったいないなあ・・・。

    ともかく、まず起動するとDebianベースのCasaOSが立ち上がります。OSとは名乗るもののCasaOSはブラウザで使用するミドルウェアみたいなもので、色々なことが出来るらしいです。ただ、NASとしての機能は限定的らしいので、さっさと一からOpenMediaVaultをUSBメモリから入れました。USBポートが2つあるので、1つはUSBメモリ、もう1つはロジクールのキーボード&マウスの無線アダプタを使えますので楽ですね。

    OpenMediaVaultのインストールが完了したら、一旦終了して手持ちのUSB接続HDD(2TB)を2つともつなぎ、再起動。起動したらメインPCからブラウザ経由で使えるので本当に楽です。

    既にRAID1設定を組んでいる2台なので、接続しただけでRAID1として認識してくれます。一応、マウントとか共有フォルダとかSAMBAとか、もろもろ設定する必要はあります。専用NASの方がもちろん便利で楽で簡単なのですが、こういうものはロマンなのですよ。ロマン。

    このzimaboardはスペック的には低いですが、NASとしての利用には十分です。これでもまだ余裕があります。変なことになったら嫌なので、当分はこのままNASオンリーのマシンとします。

    ということで、Wyse5070というシンクライアント端末が余ることになりました。いよいよ、これにアレコレ入れてLinuxの勉強に使用することにします。

  • DELL Wyse 5070というシンクライアントを購入

    購入した理由は後で書くとして、まず、先日DELLのシンクライアント端末である、Wyse 5070というデスクトップ機を中古品で購入しました。じゃんぱらで5,990円で大量に売っていましたが、数ヶ月前からあるみたいですし、他のお店でも売っているようですので、おそらくは大企業で使用していたリースアップ品が秋葉原系に大量に流れてきたのでしょう。

    リース終了後の端末の良いところは、少なくともタバコの臭いがしないことです。個人が処分した中古品ですと、たまにクッソ臭いものがあるのでねえ・・・。

    前面ポート。おそらく企業のシールが貼ってあったのでしょう。
    裏面ポート。シリアルポートが企業向けらしさを醸し出しています。
    ACアダプタ。ごく普通ですね。

    ともかく、じゃんぱらで売っていたこの「Wyse 5070」ですが、本体とACアダプタはあるものの、コンセントにつなげるケーブル(いわゆるミッキーケーブル)が無いため、それだけ別途Amazonで購入しました。

    新品のミッキーケーブルだけ購入なんて初めて。

    日本橋の電気街に行ってジャンク品を探しても良かったのですが、もう何年も行っていないのでそもそもそんなジャンク品が見つかるか分かりませんし、ミッキーケーブルと交通費を比べたらそもそも大差ありません。大人しく新品を購入しました。

    さて、このWyse5070の仕様はこちら。

    https://www.dell.com/ja-jp/shop/wyse%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2/new-dell-wyse%E3%82%B7%E3%83%B3-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%885070/spd/wyse-5070-thin-client

    発売は2018年でしたかね。おそらく3年リース+3年延長していたか、5年リース+1年延長くらい、企業で使用されていたのでしょうか。

    DELLのビジネスマシンなのですから当然カスタマイズして納品しているわけで、じゃんぱらで捌いていたのは、
    シャーシ:スリムシャーシ
    CPU:Celeron J4105(Quad Core 1.5 GHz)
    メモリ:4GBx1(Kingston製でした)
    ストレージ:eMMC 16GB(オンボード)、SSD無し
    ネットワーク:RJ45の有線LANのみ、Wi-Fi無し
    OS:無し
    という構成のものでした。OSを消しているのは当然ですが、SSDを積んでいたのを取り外したのか、元々積んでいなかったのか。SSDの台座となるスペーサーやネジが無かったので、多分、最初からシンクライアントOSをeMMCに入れていただけなのでしょう。

    映像出力はDisplayPortx2なので、HDMIのモニターしか無ければ、変換ケーブルか変換アダプタが必要です。私はたまたま持っていたので良かったですが。

    たまたま持っていたと言えば、メモリもノート用DDR4の8GBx2が余っていて、SSDもこの端末で使えるM.2のSATAタイプが余っているので、まさに好都合です。

    それらを入れるために分解しようと思ったら、これが固い! 分解するマニュアルや動画を何度見ても正しいはずなのに、開きません。

    思いっきり力を込めてなんとか開きました。多分、DELL(あるいは代理店)が納品してから一度も分解してないんじゃないかと推察します。

    マザーボードなど。

    メモリは一応仕様上は4GBx2が上限とされていますが、いろいろ検索していると、8GBx2でも行けるらしいので、試してみたら確かに認識されて問題なく利用出来ました。これはラッキー。

    M.2スロット。2280サイズでもスペース的には十分に余裕があります。

    SSDについては前述の通り台座が無いので、やむなく斜めに挿して、さらにシャーシを止めていたネジで固定しました。シャーシも頻繁に動かさないので大丈夫でしょう。

    斜め挿しSSDという、人にはお勧め出来ない接続方法。

    ちなみにこの端末はファンレスです。CPU→ヒートシンク→シャーシ上蓋と連続して接触するようになっていて、金属製のシャーシ全体で冷やす設計です。そもそも大して熱を持たないCPUではありますが。

    さて、メモリもSSDも追加したので蓋を閉じて・・・と思ったら、今度は蓋が閉まらない! 開けるときに固かったのは、ツメになっている部分が異常に固いためなんでしょうね。

    叩いて無理矢理入れました。もう一回開けたくないなあ・・・。

    さて、このシンクライアント端末で何をするかというと、LinuxをインストールしてNAS化です。

    昔、使っていたUSB接続HDD2TBが2台あって、かつてMac miniを使っていた頃には、ソフトウェアRAID1を組んでいたこともありましたが、Windowsに移行してからは放置していたストレージでした。

    先日、押し入れを整理したときに出てきたので、また使ってみようと思います。

    NASを組むのは初めてなので、とりあえずはLinux mintを入れてSamba入れれば良いや、と思っていたところ、なぜかエラーでインストール出来ず。

    端末とディストリビューションになんか相性でもあるのかと思い、UbuntuやLinux Liteを試してもダメ。BIOSの設定を弄ってもダメ。SSDだけではなく、オンボードのeMMCでもエラーになるので、これはいよいよおかしいと思ってネットで調べていると、どうやらインストーラーを入れているUSBメモリに不良があると同様のエラーが出るという情報を発見しました。

    そう言えば、使っているUSBメモリは昨年、何かのために買ったDAISOのものでしたが、こんな早くに不良になるとは思っていませんでした。

    USBメモリ的に使うことが出来るmicroSDカードリーダーを使ってみると、あっさりLinux mintのインストールに成功しました。休日の半日くらいかかりました。

    さて、とりあえず入れてみたLinux mintですが、USB接続HDDx2台をソフトウェアRAID1で設定するところまでは出来ました。ただ、その後のWindowsとの共有のための設定が、意外と面倒くさい。FWとかもあるし、どうしようかなと思いつつ、いっそのことNAS専用のOSであるtrueNASでも入れようか、と調べていたところ、OpenMediaVaultという、簡単にNASを構築出来るOSがある事を知りました。

    自分のLinuxの勉強も兼ねて通常のディストリビューションにしましたが、最終目的はNASなんだからこれでいいか、と思って、先の「USBメモリ的に使うことが出来るmicroSDカードリーダー」でインストールしたのですが、今度はgrubの画面で止まって立ち上がらず。

    今度はなんだ、と思ってまた調べて見ると、grubの画面で止まるのはどうやらsecure bootの関係らしい。

    そう言えば、BIOSの設定でsecure bootのオンオフがありました。それをオフにするとあっさりOpenMediaVaultが起動しました。起動した状態で、今度はWindowsマシンのブラウザから、プライベートアドレスを叩いてみれば正常に使えました。

    ネットワーク→一般からIPアドレスを固定して、
    ストレージのファイルシステムから先にRAID1にしていたHDDをマウント、
    ストレージの共有フォルダの設定を行い、
    サービスのSMBでWindowsからの共有設定を行い、
    最後にユーザーでアクセス権のあるユーザーを作成すれば、
    Windows11からも問題なくネットワークストレージとしてアクセス出来ました。

    試しに、大量のファイルコピー中のダッシュボードを見てみますと、
    こんな感じでCPUはコピー中で30%~40%あたりで、メモリは5%程度ですね。NASに16GBも要らん。SSDのストレージに大量書き込みするならメモリもそれなりに使うのでしょうけれど、HDDだとHDDの書き込む速度が遅すぎてメモリに負荷がかからないのでしょう。

    とりあえず、人生初のシンクライアント端末でした。シンクライアントとしては1ミリ秒たりとも使っていませんが。