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  • ジャンク品のSurface Go 2を買ってきた

    手持ちのPCはデスクトップPCばかりで、ノート型のものは唯一、Chromeboookがあるだけという非常に偏ったPC構成だったので、先日、日本橋にてジャンク品か格安のノートPCが無いかと探していました。

    普段自宅では当然ながらメインPCを使いますし、そんなに外出先でノートPCを使うこともありませんので、あくまで予備的なものになるため、できる限りひたすら安く買えるもので、なおかつ、しばらく使わなかったとしても惜しくないようなもの、と言う探し方をしていました。

    大阪日本橋でジャンクノートPCがあるお店としては、ショップインバース、PCコンフル、イオシス、じゃんぱらあたりが有名ですが、昨年NECのミニデスクトップを買ったインバースさんで、今回も見つけました。

    ショップの奥の方にあるジャンクコーナーで、Surfaceのジャンクが何台もありましたけれど、タイプカバー付きで最も安かったものを購入。税込み5,000円でした。

    症状は、

    外装傷、外装塗装不良、K/B変色 筐体シール痕、LCD画面傷、CMOS電池切れ(初回)、LCD全面ガラス破損(小)、ACアダプタ欠品

    というものでした。外装関係や変色などはまあジャンクなので別に良いのですが、LCD画面傷はこの時点では見えませんでした。まあ、もし本体が駄目でもタイプカバーがちゃんと動くものなら、5,000円でも元は取れます。

    ちなみに型番も調べぬまま衝動買いしてしまいましたが、スペックは
    CPU Pentium 4425Y 1.7GHz
    メモリ 4GB
    ストレージ eMMC 64GB
    でした。

    帰宅後にちゃんと調べたら、Surface Go2 のスペック低い方でした。メモリ8GB、SSD128GBのものなら、今でもWindows11が動くでしょうね。

    しかし、今回私が買った方のものではWindows11なんぞ求むべくもありません。UEFIを見たらSecureBootもTPMも使えるようでしたけれど。第一、ジャンク品としてそもそも全データ消された状態でした。

    電源ボタンを入れると、ブートするものがないよ!という警告が出ていましたので、空っぽです。ちなみにCMOS消耗については、たまに起動するときにそれっぽい警告表示が出ますけれど、エンターキーで進めることができますので大丈夫です。UEFIでの時刻表示がズレますけれど、気のせいとしておきます。

    UEFI/BIOS画面には、電源断状態で音量UPボタンを長押ししながら電源ボタンを押して離し、最後に音量ボタンを離せば入れました。ここで、USBデバイスからの起動を最優先に設定します。

    ということで、例によってLinuxをインストールしていきます。このスペックではどのディストリビューションが向いているか分かりませんので、とりあえずDebian13を入れてみました。

    各種ISOファイルが入っているVentoyをインストールしているUSBメモリを、USB A-Cアダプタ経由でSurfaceに挿して、Ventoyからインストール。しかし、素のDebianをノートPCに入れたのが初めてなので、足りないものが多すぎます。結局面倒になって止めました。

    次は、別PCで試していた途中だったFedora43 SilverBlueをインストールしてみようと思い、同じくVentoyから起動したものの、インストール画面でかなり時間がかかっているようなので諦めました。普通のFedoraなら行けたかもしれないです。

    だんだん面倒になってきたので、デスクトップPCで普段使いしているMX Linuxを入れてみます。デスクトップではバージョン23.6ですが、今回は新しいバージョン25.1を試してみます。

    同様にVentoyからインストール。すんなり完了して起動しても問題ありませんでした。

    そして購入時に見つけられなかった液晶画面の傷ですが、画面右側の上から下まで一本線で入っていました。

    写真だと見えづらいですが、肉眼だと白い画面で一番傷が目立ちます。黒や濃いめの青色だと傷は見えないくらいになります。ということで、この傷ものSurfaceではダークモードで表示させることにします。

    CPUやメモリがなかなか今の時代ではアレなスペックですけれど、Floorpブラウザ上でのYouTubeでフルHD動画を再生しても問題ありません。再生自体は。動画をいくつも短時間で切り替えていこうとすると、流石に重さを実感します。

    Linux-Surfaceカーネルも導入してみましたが、MX Linuxだとあまりタッチ操作は軽快ではないですね。まあ、しょうがない。タイプカバー付きですので本当にノートPC的に使うのが最適解でしょう。

    ちなみに、Linux-Surfaceカーネルを入れた直後になぜかタッチパッドが動かず、アレ?と思ってタイプカバーを一度外してつなぎ直したら、キー入力も受け付けなくなりました。

    タイプカバーがないとほぼ何も出来ないLinuxのセットアップ完了後にタイプカバーが壊れるとか厳しすぎるだろ!と焦って、接点を中心にウェットティッシュでゴシゴシ擦ってからつなぎ直したら、またキーボードもタッチパネルも使えるようになりました。助かった。

    Bluetooth接続も出来ますし、もちろんWifiも接続できて快適です。

    バッテリは少し消耗していましたが、まだMAXの91%は使えるようですので、まだまだ持ち運び可能です。

    USB-C経由の充電は、低電力だと無理でした。24W以上が必要らしいですね。手持ちのエレコムのナトリウムイオンバッテリーでも充電できました。

    動作速度は遅いですが、ファンレスのパソコンはやはり良いものです。タブレットでファンありだとスペースに余裕がないため小型で薄型のシロッコファンになってしまい、冷却のために結構な爆音になりがちですが、ファンレスなら全くその心配はありません。タブレット内のファンのホコリ取りなんてほぼ不可能ですが、このファンレスSurfaceならファンの掃除も不要です。

    microSDスロットも動作しました。512GBのものでも大丈夫です。

    Surfaceのようなある意味特殊なマシンでは、MX Linuxでのスタンバイとか厳しいかも、と思っていましたが、これも問題なく動作しました。

    ちなみに、この記事は全部、今回買ったSurfaceとタイプカバーで書いたものです。キー入力の速度は、フルサイズキーボード&デスクトップPCの場合に比べると流石に落ちますが、外出先で書くとしたら満足できるレベルでタイピングできます。

    だいたいはチェックできたと思いますが、機能的にはどこもおかしくなっていなかったので、結局のところ、ジャンクの理由は画面割れと塗装ハゲだったということですね。これで5,000円が安いと感じるかどうかは人それぞれかも知れませんが、私的には良いおもちゃを買えたという感覚ですね。

  • 30年使ってきたWindowsからの離脱

    ついに、メインPCをWindows11からMX Linuxに移行しました。

    作業的にはVentoyを書き込んだUSBメモリに入れたMX LinuxのISOイメージからブートして、そのままインストールしただけです。使用しているPC(HA17)はCore i5 12600HにGTX1060のチップが乗っている変態仕様ですが、問題なく動作しています。

    さて、私個人のMicrosoft Windowsとの付き合いとしては、
    Windows95を皮切りに、
    WindowsNT4.0
    Windows98
    Windows98SE
    WindowsXP
    Windows7
    Windows8
    Windows10
    Windows11
    と続いてきました。上記の期間中で、職場で使用するPCでもWindowsVISTAが入っていたことがあるので、Windows2000とWindowsME以外は、どれも数年以上使っていた経験があるものです。

    一時期、Macをメインで使っていたこともありますが、常にParallelsでWindowsを仮想化して常駐させていましたから、この30年もの間、MS Windowsと完全に別れたことはありませんでした。

    しかしながら、ここ1,2年のMicrosoftのWindowsに対する施策については、不満と不安をユーザーにもたらし続けるものだったと思います。

    24H2に代表される大型アップデートだけではなく、月例のWindows Updateですら、再起動後に自分のPCが
    ・起動しないのではないか
    ・勝手にBitLocker暗号化されていないか
    ・デバイスが使えなくなっていないか
    といった心配をしないといけなくなりました。

    そして、最たる不安要素は、Microsoftが導入を予定しているRecall機能です。導入前の現時点でも悪名高き機能となってしまった、このRecall機能は、数秒ごとに画面のスクリーンショットをバックグラウンドで撮影し、保存しておくことで、システム等に不具合が生じたときの復旧をサポートするものだとされています。

    しかし、各種サービスのパスワードや機密情報を表示している画面も勝手にOSが撮影するわけです。Recall機能はデフォルトではオフになっていて、ユーザーが自身で有効化しない限りは起動しないとなっていても、またキャプチャ画像は暗号化されたローカル環境に保存されるとされていても、不安は消えません。セキュリティ上、大きなリスクになるのは目に見えています。

    もし、うっかり何らかの不具合によってRecall機能が勝手に有効になっていたり、保存された画像が簡単に見えるようになっていたりしたら、もうWindowsにセキュリティの概念はないことになります。

    そんなことになれば大問題になり、全世界的な集団訴訟でMicrosoft社が存亡の危機に陥るでしょうから、その辺りは厳重に管理するものだと思いますが、それでも、今後のWindows利用をためらわせるには十分なリスクです。

    ということで、ついに自宅のPCからWindowsを消し去り、Linuxに本格的に移行することにしました。

    かつて何度かLinuxへの移行を試したことはありましたが、メインPCとして使うには、
    (1) 日本語入力システムがATOKと比べて貧弱
    (2) Windowsでしか動かないソフトウェアがある
    (3) 各種デバイスや周辺機器がLinuxで使えない
    (4) 親の年賀状印刷のためにWindowsが必要
    といった問題を解決する必要がありました。

    (1)の日本語入力についてはMozc+fcitxにより、かなりマシにはなりました。それでも最新のATOKに比べると大きな差はありますが、昔のATOK並みにはなっていると思います。

    (2)については、2020年代のIT環境では、クラウドファーストというか、ウェブ経由、ブラウザ経由のサービスやソフトウェアが当たり前になり、とりあえずウェブブラウザが動けば使えるものが多くなったことでほぼ解決しました。代替ソフトウェアがなく、Windows(もしくはMac)のみでしか使えないものはごくわずかです。

    (3)の方がまだ問題としては現実的かもしれませんが、こちらも最新のハードウェアでない限りは使えるでしょう。ネットワーク系はLinux前提というものもありますし。私の環境では、以前のWindowsで使えて、MX Linuxで使えないハードウェアは今のところ見つかっていません。

    (4)についてはWindowsでもMacでも、年賀状印刷ソフトを使ってきたのですが、VirtualBoxに入れたWindowsで年1回だけ起動して印刷できれば問題ありません。

    こういった変化に加え、生成AIに質問すれば素人でもLinuxを扱いやすくなりました。IT業界の発展・進歩・変化によって、私のようなLinux初心者でも、LinuxをメインPCのOSとして使うことに抵抗はなくなりました。

    職場ではさすがにまだまだWindowsを使い続けることになるでしょうけれど、自宅ではWindowsを見なくなることになります。

    世の中の全ての人がWindowsから離脱してLinuxに移行すべき! といった過激な主張をするつもりはありません。LinuxをメインOSにすることには、それなりの困難とリスクを伴います。しかし、惰性でWindowsを使い続けることにも相応のリスクが発生することを心得ていた方ががいいでしょう。