前回、HaikuをVirtualBoxにインストールできて動かすことが出来ましたので、今回は、実際の物理環境にインストールしてみます。
使用するのは、今のところ自宅ネットワークで余っている状態になった、DELLのシンクライアント端末のWyse5070です。
シンクライアントではありますが、DDR4メモリを2枚刺しできて、CPUも第9世代のCeleron J4105で意外と使えるPCです。購入してからLinuxでNAS化したりProxmoxでの運用をしたりしていましたが、今は何もない状態です。メモリは4GBにしてみました。SSDはSATA接続の480GBです。

インストールには、いつもの通りVentoyを使ってみます。

しかし画面にこのようなエラーが出て、インストーラが途中で止まります。
調べてみると、どうやらVentoy経由だとUSBメモリ内に必要なファイルやディレクトリがないと判断されてしまうらしい。
ということで、メインPCでHaikuOSのライブUSBインストールメディアを作成します。BalenaEtcherでもMXライブUSBメーカーでも何でも良いはずです。

専用のインストールメディアで起動すると、ちゃんとHaikuのインストール画面が出てきました。本来は、試す方を選ぶべきですが、ここでは一発、いきなりインストールにチャレンジです。



よくわからないまま、適当にSSDをBe Fileシステムでフォーマットして、

インストールを敢行します。

そして完了後、再起動するとGRUBのコマンドプロンプトから動きません。多分これは前に入れていたLinuxの残骸ですね。Haikuでのブート領域を作成できていないのでしょう。
生成AIに聞いてみると、EFIBOOTの場所を作って必要ファイルをコピーしないといけないようです。
再度、USBメモリのHaikuからブートします。今度は、Haikuをお試し利用するところから始めて、メニューから、Applications → DriveSetupを開きます。

前回同様にSSDの中身を空にしますが、その後にまず、EFIBOOT用のパーティションを切ります。公式手順ではサイズは64MiBでいいけど後からの拡張のため256MiB推奨らしいです。

言われるがままのサイズを区切って、FAT32でフォーマットします。

残り容量は全部Haiku用のパーティションにします。ハイバネーションは出来ないらしいのでスワップ領域も不要ですね。
フォーマットまで終わったら、今度はEFIBOOTパーティションをマウントします。それからターミナルを開いて、
mkdir -p /EFIBOOT/EFI/BOOT
cp /system/data/platform_loaders/haiku_loader.efi /EFIBOOT/EFI/BOOT/BOOTX64.EFI

上記のコマンドを打ち込みます。そして、メニューからインストーラーを起動して、OS本体をSSDにインストールしていきます。




今度は、インストール後の再起動で問題なく起動できました。最近はWindowsでなくても、ブート領域のことまで考えなくてもインストールできるLinuxディストリビューションが増えてきたので、久しぶりの体験でしたね。90年代のBeOSがベースになっていることを考えると当然なのですけれど。


































