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  • 有権者の関心を惹かない政権批判

    ここ1ヶ月以上は、野党やマスコミからの菅政権批判は日本学術会議の任命拒否問題ばかりですが、この問題でいくら野党が政府を責め立てても、選挙にはほぼ全く影響しないはずです。

    長きに渡る安倍政権時代において、森友学園・加計学園・桜を見る会といったスキャンダルが起きても、国政選挙には影響せず、自公政権が政権を握り続けました。

    結局のところ、有権者に直接的利害関係のない問題を、野党やメディアがどれだけ騒いでも選挙で野党が勝つことはありません。

    逆に言うと、選挙で勝つには有権者の関心の高い社会問題で攻勢をかけるしかないので、例えばコロナウイルス対策、GoTo関連の混乱、昨年の消費税増税など材料はあるはずです。

    野党あるいは政府批判する側にとってみれば、自分たちの主張は正しくて誰にとっても自明のもので、自分たちに反対する人間は悪そのものだと思ってしまっているのかも知れませんが、それでは結局勝てません。

    そもそも選挙が「選挙戦」というように戦いである限り、戦う相手が存在します。その相手だって必死で対抗してくることを想定していないかのように見えます。自分の理論理屈だけを押し付けても勝利に結びつかないのです。

    選挙でいえば、有権者の支持を得るためには有権者にとって自分たちに投票させるインセンティブを与えないといけません。インセンティブといっても具体的な金銭とかである必要はなく、与党に投票したら最終的に自分が損をしてしまう、と思わせることです。動機付けと言い換えられるかも知れません。

    森友学園・加計学園に続いて日本学術会議の問題という見方をすると、学問・学校・文部科学省関連のスキャンダルが続いているようにも見えます。森友学園は正確には財務省のスキャンダルですが。

    国家と学問の関係性におけるスキャンダルとも言えなくもないですが、国民とマスコミの間で、学問自体の重要性の認識に大きな乖離があるのかも知れません。少子高齢化によって、学問・学校などに直接的に関わる有権者は十代から五十代くらいまででしょう。はっきり言ってしまうと、高齢者にとっては学校なんかどうでもいいっちゃあいい問題です。

    しかし、マスコミの影響力を考えると逆なんですよね。高齢者の方が影響を強く受けていて、若い世代の方が受ける影響は小さくなっています。結局どっちなんだと言いたいですが、結局有権者にとってはこの辺の問題はどうでもいいレベルの話なんでしょう。

    むしろ東京オリンピックの招致に絡む不正疑惑を追及した方が政権にダメージを与えられると思いますが、やり過ぎると五輪絡みの利権を得られる業界からは嫌われますし、そもそもマスメディアの中でも新聞テレビは五輪で恩恵を受けるはずの業界なので、厳しい追及なんか出来るはずもありません。

    第4の権力とも言われるようになったマスコミと、そのマスコミから監視されるべき政府が利害を共有している社会問題については、政権批判のネタになり得ないというのは大いなるジレンマですね。

  • 2020年11月15日J3リーグ第27節ヴァンラーレ八戸対ガンバ大阪U23DAZN観戦の感想

    昨日のガンバ対仙台の試合は、
    「あれ? もしかしたら大々逆転優勝ももしかしたらもしかしたらあるんじゃね?」
    と軽く幻想を抱き始めたガンバサポーターの顔面をドライアイスで痛打するくらいの現実を見せつけられる結果となりました。

    甘く見たわけではないのでしょうけれど、最下位でずっと勝ち星の無かった仙台相手に0-4の惨敗、そして元ガンバの長沢にハットトリックされては黙りこくるしかありません。ただ、不幸中の幸いなのは、2位争いの対抗であるセレッソも17位と苦しむ清水相手に3−1での敗戦に終わり、両チームの勝ち点差が維持されたことです。

    さて、気分を変えてJ3、U23の試合を楽しみましょう。今日の相手は八戸です。昨日のトップチームに入っていた唐山、奥野、芝本、川﨑は当然ながらメンバー外ですが、塚元、松田はU23に復帰です。毎回言ってますが、高木大輔にもうそろそろゴールが欲しいところです。

    さて、キックオフですが最近出ていなかった早い時間帯での失点が昨日のトップチームでは出てしまったので、今日のU23では出ないことを祈ります。

    4分には早くもFKから決定的なシュートを打たれますがこれはユノが片手でファインセーブ。

    6分にもボールを奪われてシュートを打たれますが左に逸れました。

    8分には塚元がキープして相手を交わしてシュート。序盤は五分五分の展開です。

    その後しばらく一進一退というか、どちらも決め手を欠く展開でしたが、飲水タイム直前の22分に、FWに当てて戻して三人目が裏抜けしてシュートというお手本のような攻撃を仕掛けられて失点しました。

    26分にもクリアミスから直接シュートを打たれてヒヤッとしましたが、直後に塚元が逆に相手のトラップミスを奪ってファールを受けて良い位置でのFKをゲットします。しかしこのFKは菅野が直接狙うもGKにキャッチされました。

    34分には八戸のロングパスから一気にエリア内に侵入されますが、タビナスが素晴らしいカバーで防ぎました。

    36分にはシンウォノに代えて當麻が入りました。痛んでいるようには見えなかったですが、戦術的な交代なのか。

    42分にタビナスのクロスが惜しくも合わず。40分頃からガンバの攻勢が強まりましたが、得点は奪えず前半終了。

    内容的にはイーブンだったと思いますので、なおのこと22分の失点がもったいないというか、ポンポンとつながれて上手いシュートの失点で、がっつり崩された感は無かったですね。

    さて後半開始。少なくとも一点は取らねばなりませんが、48分には前半にあったような、クロスを奪われて即シュートされるシーンもあり、うーん、といったところです。

    その直後には連続攻撃を仕掛けて最後は菅野のシュートで終わりました。この一連の攻撃は良かったですね。

    54分にはエリア内で山口と軽く触れた八戸の選手が倒れましたが、これはシミュレーションで警告になりました。ああいうのは笛が鳴った瞬間は焦りますね。

    50分台後半から、またガンバの攻勢が続きます。圧力は少しずつ、相手のエリアにかけられてはいるのですが、決定機までは作れていません。

    63分にはタビナスのフィードに高木が抜け出ましたがシュートはミートせず。

    66分、左から中につないで受けた塚元がシュートを放つと左ポストに当たってゴールに転がり込んで、ようやく同点に追いつきました。これでまた八戸とも互角の戦いになるでしょう。

    直後の67分にはエリア内でシュートを打たれてCKに逃れます。

    71分にはエリア内で中村がシュートしますがブロックされてCKに。

    80分くらいからオープンな展開になり、お互いにゴール前での攻防が増えてきました。当然ながらホームの八戸は攻撃時に前掛かりになってきていますので、こういう時にカウンターで一発決められると気持ち良いのですけれど。

    ただ、どちらも最終的には決められずこのまま1−1での引き分けで終わりました。

    長く勝てていませんが、それでも引き分けには持ち込めていますし、メンバー構成を考えればよく戦えていると思います。

    次は無敗の首位、ブラウブリッツ秋田とのホームゲームです。次節の秋田・長野・熊本・相模原の試合結果によっては、秋田の優勝やJ2昇格がその場で決まってしまいます。パナスタでそれを決めさせないよう、ぶちかまして欲しいですね。

    最後に、この試合の後に今年のファン感謝イベントがYouTubeライブで配信となりますが、U23の選手たちは参加出来ないわけで、それはいかがなものかと思ってしまいます。

    例えば来週の23日は祝日で、かつ全日にトップもU23も試合が済んでいるので出来なくはないでしょう。もちろんリカバリーの日ではあるのですが。あるいは11月8日(日)の夜なら、U23は昼間のホームゲームの後になり、トップはお休みの週末なので格好の日だったと思います。

    まあそんな残念な思いも、武井のコスプレ見たら脱力してどうでも良くなってしまいましたけれど。

  • 天皇杯決勝は年中行事、ルヴァン杯決勝はイベント

    柏レイソル内に新型コロナウイルスの陽性が多数出たことで延期になっていた、ルヴァンカップ決勝戦が年明け1月4日に開催されることが決まりました。

    両チームがJ1で2位に入って元日まで天皇杯で勝ち上がる可能性、FC東京がACLで勝ち上がる可能性を考慮すると11月にも12月にも余裕が無く、だからと言って来年の1月後半には各チームでキャンプが始まりますから、1月初めにしか持って来られなかったのでしょう。

    ガンバサポの私としては、1位はともかく2位にはガンバがこのまま維持して元日の天皇杯決勝は川﨑フロンターレとの頂上対決をする、と心に決めていますので、なかなか4日のルヴァン杯決勝にはあまり意識を持っていけませんが、30年近く続いているこのJリーグカップも、Jリーグファンにとってはお馴染みのものになってきました。今回中止ではなく延期となったことは誰にとってもホッとした解決だと思います。

    ナビスコカップからルヴァンカップと名前を変えても、このJリーグカップは秋に決勝が行われてきましたので、その点は少し違和感が出るかも知れません。かつてのナビスコカップ決勝はずっと11月初め、特に11月3日の文化の日に開催されることが多く、しかも気持ちの良い快晴が当たり前でしたね。

    2005年のガンバと千葉との決勝、2007年のガンバと川崎との決勝のどちらも綺麗な青空の下での試合でした。前者はオシム率いる千葉と120分間スコアレスで、PK戦では一番手のヤットのキックを立石に防がれて敗れたこと、後者はハーフタイムで突然やったことのない3バック、加地CBという奇策を西野監督が使ってジュニーニョを封じ込めて1−0で勝ったことは忘れられません。

    その後、日程は11月初めとは限らなくなりました。2014年の決勝はガンバと広島との戦いになりましたが雨の中行われましたが10月中旬にありました。

    長い間元日に固定(2014年除く)されている天皇杯決勝は、どうしても元日のイメージが強くあり、毎年決まった日、時期に行われるものという年中行事のように感じます。

    ルヴァン杯決勝は名前が変わったり日付が変わったりしていることもあってか、お祭り的なイベントの感覚が個人的にはあります。しかしこれももっと長く続くと年中行事のように思えてくるでしょう。

    過密日程対策や注目度などからJリーグカップ自体を無くした方がいいという意見も時々見受けられますが、決勝の朝に感じる高揚感はリーグ戦では味わえません。

    天皇杯決勝はサッカーファン全体が見るものであり、観戦者層も2チームのサポーターに限られませんが、ルヴァン杯決勝の方はほぼその2チームのサポーターで客席が埋まります。

    国立でも埼スタでも、最寄り駅で降りてスタジアム近くまでは両チームのサポーターが入り混じって歩きますが、ホーム側とアウェイ側の入場口に分かれて開場を待つ行列を作るところでは完全に分離します。ゲートが開き徐々に前に進んでスタジアムに入り、席を確保して、ヤマザキさんからもらったお菓子を食べたり、クルヴァ・コアサポが配るコレオ用のシートを受け取り、自チームのGK2人が出てきてコール、残りの選手が入って来てコール、出場選手の発表と煽りがあって、ようやく試合開始と続く一連の流れは、ファイナリストの2チームのサポーターのみ許された特権です。

    一方、天皇杯決勝はシーズン最後の試合として位置づけられ、日本人にとって特別な意味のある元日に行われることもあり、独特の雰囲気があります。東京やその近郊に住むサッカーファンは、午前中に初詣に行き、午後から国立競技場で決勝を観戦する、ということを聞いて羨ましくも感じました。

    明神がガンバを離れるときに出したコメントに「ガンバは天皇杯決勝のある1月1日まで戦うのが当たり前」というのがありました。今年こそはタイトル奪取となってほしいものです。

  • 複数の帰属意識

    11月の初めにリリースされていた、ガンバ大阪オンラインショップ経由での2021年DAZN年間視聴パスのキャンペーンで購入したパスが届きました。

    [オンラインショップ]2021DAZN年間視聴パス販売のお知らせ
    https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11647/

    先着700名まで外れ無しのプレゼントありだったのですが、今回は福田湧矢選手のクッションキーホルダーが当たりました。前回は宇佐美選手のレプリカユニが当選しましたが、そこまでの幸運は続くものではないですね。

    画像1

    期待の若手の福田、というのはレギュラーをガッチリ掴んでいる選手の説明としては良くないかも。十二分にガンバの戦力になっています。左サイドバックは元々のポジションではないですが、中盤で怪我人が増えない限りは今年はこのままでしょうね。

    先日のホーム神戸戦では、井手口の怪我によりまさかの奥野耕平スクランブルスタメン起用でした。ここまで大車輪の活躍で東口と並んで欠かせない井手口の怪我は心配ですが、代わりの奥野があそこまで活躍できるとボランチのローテーションもあり得るかも知れません。相棒の山本も非常に良いですが、矢島もどこかで使いたいですし。

    期限付き移籍で出ている高、高江、遠藤に加えて、補強の噂もあります。さらに芝本・市丸もいますがU23が無くなる来季は中盤の選手構成に大ナタが振るわれるかも知れません。

    というか、エリートリーグは来年どうなるんでしょうか。トップチームの運営もどうなるか分からない状況なんでしょうけれど、だったらU23の終了も1年延期してほしいところです。ガンバの若手選手の育成にはこれまで間違いなく大きく貢献してきた制度ですし、今の監督である森下さんの去就もどうするのか。クラブ内では決まっているかも知れませんが、よそのチームには取られたくないですねえ。

    多分他のクラブでも同じようなことになっていると思うのですが、ガンバでは来シーズンのシーズンパス・シーズンチケット販売がありません。コロナ禍の影響によりどのような日程や試合開催状況になるか分からないからこその措置で、残念ではあるけれどしょうがないですね。一応、今のチケットの指定席は2022年に権利持ち越しになるので再来年はコロナ禍が収まっていることを祈ります。

    しかし、この件でも同様ですが、ある意味今年と去年はサポーターのクラブへの忠誠心を問われるようなシーズンが続きます。

    忠誠心という言葉が不適当かも知れません。別に御恩と奉公の関係でもないですし、代々続いているわけでもないですから、どっちかというと「帰属意識」の方が適しているでしょうか。

    忠誠というと対象が一つに絞られるでしょうけれど、帰属意識であれば一人の人間が複数の対象に持てるはずです。

    住んでいる地域、自治体、国家
    通っているor卒業した学校
    勤めている企業や団体
    習ったり遊んだりしている教室やサークル活動
    ボランティア
    信仰する宗教
    好きな芸能人
    好きなスポーツチーム

    とか思いつくだけでも色々あります。これら複数のジャンルにまたがって一人の人が帰属意識は持てますし、なんなら好きなJリーグチームだって複数あったって構いません。自分の父母がそれぞれ別の国出身なら、両方の国に対して帰属意識を持つことも当然あり得ます。

    何か一つに決めてとことん追求するのではなく、境界線が曖昧になって複数の対象を渡り歩いてそれでも上手くやっていくような時代になっているのだと思います。

    サッカークラブであればチケット代、ファンクラブ会費、グッズ代金の支払いが、上納金というかお布施というか、それらが帰属意識の強化や確認につながります。

    卒業した学校からの寄付に応じたり、好きな芸能人のライブに行ったり、ネット配信に投げ銭したりすることも、「対象に貢献した自分」という帰属意識に基づくアイデンティティになるのでしょう。

  • Googleフォトからの避難先は?

    先ほど、GoogleがGoogleフォトなどのクラウドストレージを一部無制限で利用出来たサービスにおいて、来年6月から無制限ではなくなるという発表がありました。私のGmailアカウントにも通知のメールがありましたし、Googleフォトにアクセスするとトップにそのような注意書きが表示されるようになりました。

    Twitter界隈でもかなり話題になっているようで、動画も画像も一定の画質に制限されるとは言え、どのデバイスからでも無制限で大量の画像・動画をアップロード出来たサービスが無くなると反響も大きいようです。

    無料で無制限というサービス自体がそもそも常軌を逸しているような条件です。これまでにも無制限のクラウドストレージはいくつかのサービスがありましたが、どこも潰れるか条件を変更するかして事実上無くなっていきました。毎年というか毎日Googleフォトの利用者は全世界で増え続けているのでしょうし、Androidスマホの利用者が増えれば増えるほど、Googleフォトのアップロードは増えてきたでしょう。そもそもAndroidのデフォルト写真管理アプリをGoogleフォトにしたのだからある意味Googleの自業自得ではあるのですが、それでもアップロード量が半端なかったのでしょうか。Googleが諦めるレベルだったらこの世の他のどの企業でも同様なサービスは提供できないでしょう。

    早くも、このGoogleフォトからの移行先・避難先としてAmazonDriveのサービス内にあるAmazonフォトが話題になっています。ただ、無制限なのは写真のみで動画は不可ですし、かつAmazonプライム会員のみの無制限のサービスですので、使う人を選びます。なかなか選択肢としては悩ましい人もいるでしょうね。私個人はAmazonプライム会員でもあるし、それ以前にGoogleDriveも100GBのストレージ契約をしているのでまた数年は焦る必要は無いのですが。

    むしろ、Microsoft365のクラウドストレージであるOneDriveも候補に入るかも知れません。個人プランでMicrosoft365を契約すると、OneDriveが1TB利用出来ます。個人事業主、フリーランス、副業での業務のためにMicrosoftOfficeが必要な人にとっては契約することになるでしょうから、その副産物としてもらえるOneDriveの1TBに、写真や動画をアップロードしていけばいいでしょう。ただ、年間契約でも1万円以上しますのでこの方法も結局は人を選ぶことになります。

    そもそも、動画と画像ではファイルサイズが全く異なるはずです。10秒とか1分程度の動画なら大したファイルサイズになりませんが、10分、1時間とか撮っているとすぐにとんでもないサイズになります。GoogleフォトでもAmazonフォトのように、動画と画像で扱いを変えれば良かったのでは?と思ってしまいますが、いまさらどうしようもないのでしょう。

    結局、何も考えずにとりあえず使っていれば勝手にアップロードしてくれる無制限サービスなんて、短期的にはあり得ても長期的には幻想なのでしょう。

    Googleが画像分析のディープラーニング用に集めるために無料無制限で開放していたけれど、それなりにデータが溜まったので無料にする必要が無くなった、という邪推もしてしまいますが、さすがにそれはないですかね、ないでしょうかね、ない方が良いですね。

  • BCCがデフォルト設定になっているメーラーがあってもいいじゃないか

    時々、ニュースにもなっているのが、企業なり団体なりが多くの人宛にメールを送るときに、BCC機能を使わずにToやCCで同時に送信してしまい、メールアドレスが他の人にも見えてしまうという事例です。

    もともと、パソコンや電子メールを長年使っている世代の人でもやらかしかねないミスではあるのですが、それらに慣れていない若い世代だと尚更かも知れません。

    ニュースになるようなトラブルでやらかしてしまった人がどういう世代、パソコンスキル持ちなのかは分かりません。完全に個人レベルのミスもあるでしょうし、メールソフトで個人で送信するようなものではないケースなのに組織としてそうさせてしまう場合もあるでしょう。後者の場合は個人ではなく組織の問題です。

    どちらにせよ、送信するのは人間ですし、メールソフトを使って多くの人に送信するときにミスをしないような仕組みが自動的に備わっていればいいのですが。

    どの世代でも、職場でもプライベートでも電子メールよりチャットツールを使って連絡することの方が多いようになってきたと思います。

    LINEだろうとSlackだろうと、そういったチャットツールに慣れていると、不特定多数の宛先に一斉送信して、かつそのメールアドレスを他の人に知られてはいけない、というルール・マナーは思考の外に外れてしまいます。

    チャットツールと電子メールは全く違う仕組み、設計思想で作られているのですから当たり前ですが、チャットとメールの使い分けをする時に意識を明確に切り替えないと行けないわけです。そうしないとBCC送信出来ずに悲劇というかメールアドレス流出事件を起こしてしまいます。

    企業でも団体でも、特定のグループ内連絡はチャットを使い、グループ外の人との連絡はメールを使うというところも増えてきたと思います。チャットになれることでメールの作法を忘れてしまう恐れはありますが、逆に気安い相手、身内相手にはメールを送信することはない、という状況にしてしまえば、メール送信時の不注意も減るのではないでしょうか。

    いっそのこと、メールソフト・サービスがそもそもデフォルト設定ではBCCになっていて、複数の宛先に送るときには明示的にToやCCに入れないといけない仕組みにしてしまうのはダメなんでしょうか?

    個人としては長い間GmailとYahoo!メールを使っていて、メーラーを使っていたのが何年前までか思い出せないくらいです。Thunderbirdや秀丸メール、その前は長くAL-Mailを使っていました。ジャストシステムのShurikenも一時使っていたような気もします。あ、あとマイクロソフトのOutlook Expressも。Becky!はなんか自分には合わなかったんですよね。

    それはともかく、ウェブメールが普通の時代になってきて、ローカルPCにインストールするタイプのメーラーを個人レベルでは使ったことがない人も結構いるのではないでしょうか。あったとしてもMac付属のメールか、Windows付属のメールか、せいぜいThunderbirdくらいではないですかね。小さい規模で作成しているメーラーも新規ユーザー獲得は大変だと思いますが、デフォルトBCC送信される機能があれば、かえって情報漏洩対策として企業にかえって推奨されたりするかも知れません(そんなメーラーが既にあったらすみません)。

    Eメールが個人情報か個人情報でないかといえば、確実に個人情報のはずです。個人情報を保護する、流出しないよう注意するのは、それを扱う人間や組織の問題ですが、扱うツールが流出防止に関して使いやすい設定になっていることも求められてくると思います。

    企業内の連絡ではメールを使わずチャットでやり取りして、メールは社外宛に基本的にBCCで送信される、という前提があれば、情報漏洩事件ももっと減るかも知れません。

  • ソースを疑う練習

    何か調べるとなったら、まず最初に目に入るのはWikipediaという時代でもあります。

    同じ事柄を検索する人がWikipediaを見る回数が多ければ、Google検索結果の順位は必然的に上がります。

    一般人がちょっとした疑問とか、気になったことを調べてみるという使い方であれば全く問題ありませんが、最近では大学生がレポートや論文にWikipediaで調べたことを書いてくる、という問題が出てきました。

    このようなWikipediaに頼る学生を嘆く大学教員は数え切れないほどいるのでしょうけれど、そもそも大学教育は学生に正解を教えるものではありません。それこそ通常の講義において使用する教科書・テキストについても、講義の中で「ここが間違っている」とか「この考えは今は否定されている」とか指摘しながら利用しているはずです。

    学問において前の時代の実績に立脚しながらもそれを否定して新しい研究結果を出していくことが進歩なのであり、自分が参照しているソースが正しいものと無条件で受け入れる時点で間違っています。

    参考にするべき出版物などに比べてWikipediaが信用できないのはたいていの項目において事実でしょうけれど、前者の出版物だって100%無条件に信じてはいけないものです。

    Wikipediaを使用するな、というのはもちろん学生に課されるべき制約ですが、それ以外にソースとして適している過去の研究結果についても、それを乗り越えてこその学問・研究である、ということはまず学生が認識すべきことでしょう。

    むしろWikipedia引用の問題点は、信頼できないことだけではなく内容が頻繁に改訂される可能性があること、そして改訂されてしまうと前の内容を容易にたどれないことの方かも知れません。

    出版物であれば版によっては内容が変わることがありますが、以前の版の現物を持っていればいくらでも参照できます。Wikipediaでは、今見ている内容が1日後には変わっていてもおかしくありません。

    物心ついた時からネットに接続するデバイスを使っていたデジタルネイティブ・クラウドネイティブの世代ではネットで調べ物をすることは染みついたライフスタイルかも知れませんが、出版物という「アップデートされないソース」の重要性を認識することも、学生にとっては大学での重要な体験となるのではないでしょうか。

    今後は大学で使用される出版物でも、電子書籍になるかも知れません。ただ、電子書籍ではアップデートが配信元、出版元である程度コントロール出来るはずですし、版や更新の表示を載せることも出来るはずです。電子書籍の場合は書籍内の箇所を指定して引用するのが難しいですが、この点をクリア出来ている電子書籍媒体ってあるのでしょうか?

    ともかく、Wikipediaではなく出来るだけソースは厳選すること、そしてそのソースにも今後の研究次第では信頼性も変わってくることなど、引用やソースは研究の土台であり重要ですよ、というのは学生に限らず認識しておかないといけないですね。

  • 子どもが触れるITデバイスはパソコンであるべきか

    日本の教育界においては他の先進国と比べて、ITデバイス、特に子どもが個別に使うデバイスについては遅れていると聞きます。学校では基本的に紙の教科書と紙のノートに鉛筆で書きます。先生も黒板にチョークで書いて教えます。鉛筆を筆と墨に変えれば明治時代までさかのぼる教育現場になると思いますが、そこから用具がほぼ変わっていないというのはある意味すごい。

    さて、そんな日本でも徐々に教育現場にITデバイスが浸透してきました。また、このコロナ禍による航行禁止・遠隔授業が行われたことで、自宅でも学習のためにITデバイスが必要だという風潮にもなってきました。

    そしそのITデバイスは、タブレットがいいのか、パソコンがいいのか。

    タブレットの利点は、スマホの延長線上で利用経験を流用できることです。スマホに慣れている人ならタブレットもすぐに馴染めるでしょう。おおざっぱに言えば、すごく大きいスマホです。タッチで操作して文字入力はスクリーンキーボードもありますが、スマホのようにフリック入力も可能です。iPadやSurfaceのような専用タッチペンが便利なタブレットなら手書き入力も紙と変わらないレベルで書くことが出来ます。

    一方でパソコン(ノートパソコン)はパソコンでもちろん利点があります。QWERTYキーボードによる文字入力の便利さや大きな画面(もちろんものによります)での表示、ソフトウェアの豊富さとそれに伴うアウトプットの多様さ、周辺機器による拡張性などなど。

    おそらく年齢が上の方になると、タブレットよりパソコンの方がいいだろ、と無条件に思ってしまうかも知れません。タブレットをコンテンツ消費のためのものとして捉えて、コンテンツを作成するにはパソコンがあった方がいいと考えます。

    iPadやAndroidタブレットでも、ある程度のことは十分出来ます。外付けのキーボードを接続すれば、キーボード入力も出来ます。それでも、OSの違いというのは大きいですし、ビジネスの現場ではどうみてもパソコンでの業務がまだまだ今後も続きます。

    スマホやタブレットを業務上使うことがあっても、例えばお客さんにも見てもらったり操作してもらったりするとか、業務上の連絡ツールとして使うとか、成果物を作り出すためには使用されていません。結局はパソコンも使用します。

    文部科学省のGIGAスクール構想における端末の仕様では、
    ・5万円程度の価格帯
    ・タッチパネル
    ・ハードウェアキーボード
    ・インアウトカメラ
    ・出来ればLTE接続可能
    という大まかなモデルがあります。それに応じて各自治体が仕様を決めています。

    GIGAスクール構想の実現について
    https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

    の中にある、

    https://www.mext.go.jp/content/20200219-mxt_jogai02-000003278_401.pdf

    に標準仕様が書かれています。

    パソコンでないとダメとは言っていませんが、
    ・Windows
    ・ChromeOS
    ・iPad
    のどれかに事実上絞られています。

    iPadはいわゆるパソコンではありませんが、タブレット端末の中では、純正キーボード・純正タッチペン・画面分割が使えますので結構パソコン的に使える方でしょう。

    ただ、純正のハードウェアキーボードを付けるくらいなら、iPadよりノートパソコンにしてしまった方が便利ですし安く上がる可能性もあります。

    パソコンにしても安かろう悪かろうになると使いづらくて使わなくなり、結局意味が無くなってしまいますが、標準モデルに基づいて各社が出している、GIGAスクール対応PCが

    GIGA スクール対応 PC 一覧
    https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/education/gigaschool-pc.aspx

    これですが、ほぼCPUがCeleronN4000かN4100です。

    このクラスのCPUは単一の作業なら何とかまあ出来るかな、というレベルですが、メモリ容量・ストレージ速度にもよります。

    私が先日購入した、ドスパラのノートパソコン VF-AD4がCeleronN4000でした。

    https://hrsgmb.com/n/nc78f977ecbf2

    Windows更新がかなり重いですが、それ以外はまあ何とか使えるかなと思います。

    子どもがデジタル教科書を使いながらGoogleChromeで調べ物をすると考えると結構ストレス溜まりそうですが、CeleronN4100の方ならまだまともでしょう。

    Windows10はそれ以前のWindowsとは異なり、これまでも今後も更新に別途費用は必要ありません。少しずつ必要な性能は上がっていくでしょうけれど急激には上げないはずです。動く限りはマイクロソフトのサポートが続きます。

    ChromeOSのGIGAスクール対応PCもありますが、ChromeOSはWindowsより軽快に動く代わりに、利用出来るソフトウェアが限られ、かつ周辺機器もWindowsより利用出来るものが少ないです。一般的なものはたいてい使えますが。また、ChromeOSのノートPCもGoogleのサポート期間が定められています。

    自動更新ポリシー
    https://support.google.com/chrome/a/answer/6220366?hl=ja

    期間の長いものなら5,6年は大丈夫ですが、現在普通に売られているのにサポートがあと2,3年で切れるものもあります。その点を考えるとWindows10の方がマシかも知れません。

    動作がそこそこ使えるレベルである限りは、GIGAスクール対応PCとしてWindows10採用・CeleronN4100なら結構いいのではないでしょうか。性能を求めたら切りがありませんし、国策で進める以上は高価な製品を進めるわけにもいきません。

    軽快さと使いやすさを最優先にするとiPadが一番でしょうけれど、勉強における経験だけではなく、コンピュータを使う経験も一緒に考えると、キーボード入力や周辺機器接続、多様なソフトウェアの利用といった経験を子どものうちにしておくのは良いことだと思います。

    GIGAスクール対応PCの標準仕様も数年毎にはアップデートしていくでしょうし、全国レベルで標準的なPCとして普及してしまえば、この性能で動くレベルのソフトウェア・ウェブサービスという圧力にもなるのではないでしょうか。GIGAスクール対応PCで動作が重すぎないように、子ども向けや一般向けのソフトウェアやウェブサービスを設計・プログラミングするようになるかも知れません。

    将来的にはパソコンではなく、スマホやタブレットやさらにその延長線上にあるデバイスで何でも出来るようになるかも知れませんが、少なくとも今はまだそうではありません。パソコンでないと出来ないこと、パソコンの方が圧倒的にやりやすいことも多数存在します。

    今はまだパソコンに触れる機会を子どもに与えることが、将来にも大きな影響を与えるはずです。

  • 2020年11月8日J3リーグガンバ大阪U23対カマタマーレ讃岐と地域CLのネット観戦

    この土日は本来、ルヴァンカップ決勝戦のためにJ1の試合は入らないはずですが、延期分が一部行われています。肝心の決勝戦が柏レイソルチーム内でのコロナ陽性発生によって延期となってしまいましたので、J1チームの大半のサポーターにとっては、他のチームのリーグ戦を見る週末となりました。

    J1以外は、J2もJ3も多数の試合が行われていて、またアマチュアリーグ最高峰のJFLでも試合中継がYouTubeで見ることが出来ます。しかしこの金曜からは通称「物好き」サッカーファンにとっては年に一度の総決算とも言える、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの1次ラウンドが行われています。

    三日間で三試合を行うエグい日程ですが、この三試合と次の決勝ラウンドでの三試合でJFL入りが決まるとあって、毎年盛り上がる大会ですので、一部のサッカーファンからは人気です。

    三地域に分かれて行われている試合も今では簡単にYouTubeライブで生中継されているのでありがたいことですね。朝のゲームではFC TIAMO枚方にいる元ガンバの岡本・二川も試合に出ていて、勝利で決勝ラウンド行きを決めました。

    その地域CLの試合を見つつ、ガンバ大阪U23のDAZN観戦も行います。

    今日のU23のメンバーには、一森、松田、黒川、芝本、伊勢、川﨑、唐山、塚元といった最近トップと行き来している選手たちがやはり入らず、水曜の試合に何人かはメンバー入りすると思われます。

    さて、キックオフ。ここ最近は勝ちがなく、前半での失点が課題となっていますが今日も7分で失点してしまいました。スタメンのうち五人も二種登録だと日々の練習で守備を固めるのも難しいのだと思います。

    その直後9分に山口からの素晴らしいクロスに高木が合わせますがミートできず。毎試合思いますが、高木にチャンスが来ないわけではないんですよね。そこで決めてほしいのですが。

    その後は決定的な場面は作れず、パスミス・トラップミスでボールを失うことも多いのでなかなかガンバペースには出来ません。

    しかし飲水タイムの前後から、左サイドのシン・ウォノからのチャンスを続けて作れるようになり、徐々にアタッキングサードで押し込めるようになってきます。

    その後も一進一退で試合は動かないものの38分にはカウンターからのピンチをイ・ユノがファインセーブで防ぎます。Jデビュー戦と比べると明らかに落ち着いていますね。

    41分にも左サイド山口から高木に合わず、なかなか決まらないなあと思っていたら、その直後に再び山口から見事なミドルシュートが決まって同点に戻しました。

    42分にはワンツーでPA内に侵入した中村仁郎が左足で巻く得意な形で狙うもシュートは枠の外。

    43分にも左の山口のクロスに高木は綺麗に当たらず。

    45分にも中央で菅野のシュートは右に外れる。

    前半40分以降はずっとガンバペースだったことを考えると2点目が欲しかったですが、前半トータルでは1−1というスコアは正当なものでしょう。

    さて後半は選手交代無く開始されました。

    いきなり開始直後にエリア内でのヘディングシュートを打たれますがユノの正面で助かりました。

    49分にも突破されてユノが倒してあわやPKかとヒヤッとしましたがノーファール。

    その後もどちらかというとガンバペースでしたでしょうか。ただそれほど大きく差があるわけもなく、緊張感のあるまま膠着状態が続きます。

    79分にはカウンターから良い展開で運びましたが、中村が少し時間をかけてしまい、高木のシュートはバーの上。

    80分を過ぎると両チーム共にオープンな展開になり始め、ゴール前を行き来するようになりました。

    92分には左からのクロスに中村が飛び込んでさらに中に入れたボールを高木が打ちますがポスト。決まっていれば劇的だったのですが……。

    そして結局1−1で終了。

    お互いにチャンスはありましたが、決定機を数えるとガンバの方がもったいなかったかなとも思います。

    そして、同時に見ていた地域CLの方では、高原直泰率いる沖縄SVが敗退決定、また我那覇和樹のいる福井ユナイテッドFCも敗退が決定しました。

    二川もティアモでそれほど試合に出ているわけではないですが、来年JFLの舞台で見られたら嬉しいですね。

  • 自由民主党は政権を取るための政党であり、目的と手段が一致している

    1955年に右派社会党と左派社会党が合併し、革新勢力の政権取りが現実味を帯びたことで、自由党と日本民主党の保守合同が成立しました。それが55年体制となり、90年代前半までほぼ安定した政治状況となっていました。

    これは国内政治、経済的な要望、あるいは国際関係にも規定されてのことでしたが、そもそも日本の有権者が政治的に安定していることを望んで、自民党が勝つことを55年体制以降のほとんどの期間で認めてきました。

    見方を変えると、自民党は革新勢力に政権を取らせないために作り出された政党であり、存在意義の第一はそこにあります。

    通常の政党は、政治思想や政治的主張に基づいた政策を実現させるために存在し、政権を取ることでその政策を実現させようとします。

    しかし、自由民主党は政権を取るための政党であり、目的と手段が一致している政党です。

    歴史的な経緯だけではなく、その後の自民党の歴史を見ても、政権を取るために集まった政治家たちが作っている政党です。

    だからこそ、改憲が党是であっても数十年間進みません。改憲反対の人もいるからです。経済政策、財政政策も保守を掲げていながら、どリベラルなバラマキが基本なのも、政治思想や政治的主張が元となった政党ではないからです。

    内部での派閥抗争は激しかったですが、派閥ごとまとめて党を割って出ることはありませんでした。分裂が行われた93年は結果的に政権を失ったという事例は、自民党は結集していることが強みであることの証左です。

    戦後の大半の時期において、政党同士の抗争が激しくならないのは、大政党である自民党が政策そのものでの政争は行っていないからではないでしょうか。

    これは、戦前のデモクラシーが激しい政党間の抗争が、有権者から見放され、かつ軍部の台頭を招くという、痛恨の結果を招いたことが、無意識的に作り上げた事例なのかも知れません。

    100年後や200年後の歴史学者から、20世紀後半から21世紀にかけて日本の政治で圧倒的に強かった自民党体制は、20世紀前半の激しい党争を再現させないために、自民党が常に勝つことで政治上の安定をもたらすために存在していた、と評されるかも知れません。

    だからこそ、自民党には様々な思想の議員たちが存在しています。共産主義思想以外は全てあると言っても過言ではありません。安保・軍事的にも平和主義から再軍備を目指す人もいますし、経済政策でも緊縮財政からバラマキ主義まで取りそろえてきました。だからこそ、時代の変化に柔軟に対応出来て、ずっと政権を取り続けて来られたとも言えると思います。

    93年や2009年に自民党が政権を失ったのは、思想的に敗れたからではありません。

    野党側が、
    「一度、自民党以外の政権を試してみませんか?」
    と有権者に問いかけたからです。そこに思想や政策課題はありません。

    もちろん、その直前の数年間に自民党政権が有権者の支持を失うような失策をしてきたからではありますが、政策転換のために政権交代が行われたわけではありませんでした。野党側が結集して、自民党政権を倒すことで一致した状況を作り、自民党の失敗によって政権が交代となりました。

    自民党は安定している状況を作ることが勝つ要素の第一です。93年の交代劇は、冷戦崩壊・バブル崩壊など国際的・経済的な不安定な状況を対処に失敗したからです。

    民主党政権が実現したのも、小泉政権下での郵政選挙において、自民党内に敵を作って切り捨てたが故に、その後に不安定な状況を招きました。政策で自民党にいるべき・出るべきを決めるという、党成立の「根本」から離れたが故に起きた下野だったと言えます。

    つまり、自民党を分裂させれば野党の勝ち、分裂できなければ自民党の勝ち、という選挙が65年間続いてきたのです。

    複数ある野党が結集して一致団結した選挙戦略を取るのは、自民党から政権を奪うためには必要な方策であることは確かですが、それだけでは変わりません。自民党を分裂させることが出来るかどうかにかかってくるのですが、自民党全体を非難対象としている内は、ずっと自公政権が続くでしょうね。

  • 新しいGmailのファビコンが見づらい

    少し前にGmailのファビコンがリニューアルしました。

    そしてリニューアル後のファビコンが個人的には超絶見づらいものとなっていて、不満たらたらなのですが、Gmailのような、ブラウザで開きっぱなしになっているようなサービスは、ブラウザ上でタブを固定しているのさらに見づらくなりました。

    スクリーンショット 2020-11-05 23.00.18

    未読メールの「1」が、「M」の右端の緑色にちょうど重なって非常に分かりづらいです。

    高解像度のディスプレイで表示させると小さく見えますので尚更です。多分、解像度が低くて大きな表示になるデバイスであればそれほど見づらくないのでしょう。ちなみに未読メールがゼロの場合が左ですが、少し遠目に見たら区別が付きません。

    固定しない場合はこんな感じなので、文字のところで未読メール数が分かるのでまだマシです。

    スクリーンショット 2020-11-05 23.01.59

    しかしそもそも見づらい・分かりづらいファビコン・アイコンというのはその機能を果たしていません。お前は何のために存在しているのだと言いたい。

    Gmail以外のGoogleのサービスもカラフルに変更されました。赤青緑黄で彩られていますが、Gmailほどの改悪はありません。通知の数字が表示されるのがGmailくらいだという理由もあるでしょう。Gmailのアイコンを作り直した人は、多分Gmailをあまり使ってないのではないかとすら思ってしまいます。

    黒い数字で未読メール数を表示するなら、その数字の背景色の部分だけ白色に変化させてくれればいいのですが、なんで緑色に重なるように表示させているんでしょうね。

    デザインは芸術性と利便性の両方の特性があるはずですが、芸術性の良否はともかく利便性はこのアイコンには存在しません。

    批判は世界中で殺到しているはずなので、そのうちまた見やすい形に変わるのではないかと推測していますが、実際にどうなるかは分かりません。元のデザインに戻すChrome拡張機能もあるみたいですが、そこまでしてという気もします。

    早く改善してほしいものです。

  • 今年の大阪ダービーが終わって

    先日の大阪ダービーは1−1の引き分けでした。私は仕事のためにリアルタイムではDAZN観戦出来なかったのですが、先制した直後に失点したのはもったいなかったですね。ただ、試合を通しての決定機の数ではセレッソの方が上でしたので、引き分けで得をしたのはガンバの方でしょう。しかしヨングォンが怪我をしたので助かった引き分けとも言い切れません。三浦の復帰がギリギリ間に合ったのが救いでした。ここに来て4番手のセンターバックだった菅沼の存在が非常にありがたくなってきました。

    大阪ダービーのたびに、このカードはリーグ戦ではスコアレスにはならないというニュースが出ますが、今回も相変わらずスコアレスドローにはなりませんでした。まあ、なるわけがないですね。

    ただ、ダービーとなると勝手にヒートアップして盛り上がると言うよりも悪ノリする人が出てきます。悪ノリ程度ならまだマシですが、ガンバでは先年のフラッグ問題もありましたし、罵声をひたすら口にするような人もスタジアムには現れます。

    そもそも、Jリーグ各クラブ間、そのホームタウン間では憎しみ合っている構造というのはほとんど存在しません。幕末・明治維新のことがあって、萩と会津は仲が悪いというような話もありますが、過去のものになりつつあります。あるいは、長野県内にある松本山雅FCとAC長野パルセイロのような、県内における主導権争いは明治時代から続くものですが、Jリーグ内でのダービーマッチの中では珍しいケースと言えます。

    スペインのバルセロナやバスク地方の独立問題など、歴史上の内戦や併合を元にした遺恨がある場合もありますし、アルゼンチンのボカジュニアーズとリーベルプレートのスーペルクラシコのような、昔からの所得層・階級間の端を発するいがみ合いも世界にはあります。

    ただ、日本のJリーグに関してはそのようなものはありませんので、ダービーマッチと言ってもあくまでその試合を盛り上げるためだけに存在しています。

    大阪ダービーでも、もともと別に憎しみ合っているような関係ではないのですが、とにかく相手を下に見ようとする人が見受けられます。

    私はガンバサポなのでその視点から考えてみるに、長い間成績が上回っていたことが相手を見下す思考回路を作り出しているのかなと思ってしまいます。

    2000年シーズンは、1stステージでセレッソが川崎に延長の末Vゴールで敗れて優勝を逃し、2ndステージではガンバが第14節の鹿島戦で敗れて優勝の夢を絶たれました。その頃の時点では両チームに大きな差は無かったのですが、セレッソはそこから2002年がJ2、2004年も低迷、2005年は歴史的な大混戦の中、最後の最後で今野のゴールにより優勝がセレッソからガンバに移りました。2007年から3年J2暮らしとなり、2010年にJ1復帰後は成績を上げて2012年シーズンで久し振りにガンバを順位でセレッソが上回りました。しかし2014年はガンバがJ1復帰後即三冠の一方でセレッソはJ2に3度目の降格をしてしまいます。

    ここまでのところでガンバが2015年までで九冠、セレッソが無冠ということもあり、ガンバサポの中でもセレッソを見下す人がいましたが、その後はガンバのチーム力が落ちていったこともあり、J1に三度復帰したセレッソがユンジョンファン・ロティーナと他クラブの名将を連れてきたことと合わせて、2018年・2019年とセレッソの方が順位で上回っています。ユンジョンファン時代には二冠も達成しています。

    今シーズンでは首位の川崎にはかなり話されていますが、ガンバもセレッソも近い成績で2位争い中ですし、現時点でのチーム力についてはガンバが追いついてきたようにも思います。

    かつてのガンバは西野監督時代の10年間で安定した好成績を収めた一方で、セレッソが監督を毎年のように変えていったこともあって低迷する時期が続きました。一度ガンバはJ2に落ちましたがその後の長谷川監督に5年任せました。今のガンバは宮本監督で2年半続いています。

    基本的に監督選びで成功するか失敗するかということが大きいようにも思えます。もちろん試合は監督だけではなく選手の影響が大きいですが、そもそも監督選びに失敗する強化方針の下では選手獲得・育成の方針も怪しいものです。

    おそらくガンバもセレッソも来シーズンも同じ監督のまま迎えるでしょう。今後も低いレベルの罵り合いではなく、高いレベルでの好ダービーマッチと好成績を見たいものです。