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  • 資源が豊かさをもたらすのではない

    日本は資源の少ない国、無い国とよく言われます。実際にはかつては炭鉱や金山・銀山が至る所にありましたし、また今でも石灰のように完全に自給できる鉱物資源もありますので、ものによるとしか言えないのですが、それでも国際的に高値で売れて外貨を稼げる炭化水素資源(石油・天然ガス)や鉱物資源(鉄・銅・金・レアメタル)などはほぼ産出しません。

    そういった資源で稼いだ外貨で悠々自適に暮らしている国家を見ると羨ましくなるのは人の常ではありますが、実際のところ、資源が多い国の国民全てが豊かになるとは限りません。

    資源の利益を独裁者が独占したり、資源を巡って内戦が起きたりすることを考えると、資源が豊富なことの良し悪しは考えざるを得ません。

    中東・アフリカなどの地域に限ったことでもなく、20世紀後半になって北海油田で外貨が大量に流れ込んだイギリス・オランダ・北欧諸国がそのお金でみんな豊かになれたかというとそうでもありません。オランダ病・資源の呪いなど言われますが、天然資源で貿易黒字が生まれ、通貨高になって他の輸出品が売れなくなって製造業が衰退していきます。

    そのような資源だけが資源ではなく、実際にはその国や地域が置かれている環境による、気候や地形も資源と言えます。

    例えば、気温が高く水資源が豊かな国では、食料生産には困りません。インドシナ半島では古来から稲作が行われていましたが、他地域に比べて大した労力をかけなくても、二期作や二毛作が容易です。

    その結果、多くの人口を養えますが、農業生産の技術革新もなく、それ以上に農業のための集団化や組織化が遅れて、国家形成が遅れます。東南アジアほど簡単に米生産が出来ない中国・インド・日本の方が大きな国家形成が早かったわけです。

    資源はどこにでもあります。それを活用して効率よく組織や個人に割り振れるかどうかの方が重要なのでしょう。

    資源があれば大丈夫、と考える方が危険です。今の豊かさが後の豊かさを担保しない、むしろ成長発展の妨げにもなり得るというのは、感覚的には理解しやすいはずです。国家レベルよりも個人レベルに置き換えれば理解しやすいはずです。

    例えば、親からの膨大な資産を相続した人が、無為徒食に過ごして財産を食い潰していけば、いつかは終わりが来ます。財産が多ければその人の代は無事に過ごせても、その次の世代も同じく何もせずに過ごしていればそのうち素寒貧になるはずです。

    そんな卑近な例と、天下国家を同じに考えるのは不毛かも知れませんが、資源は無いよりはあった方がいいくらいであって、資源さえあれば何もしなくていいわけではありません。

    イギリスからの独立を主張するスコットランドでは、北海油田の取り分をよこせ、あるいは北海油田は自分たちのものだという主張もあります。独立による経済力の低下を北海油田で補うつもりなのでしょうけれど、石油メジャーに買い叩かれたり、開発インフラの整備に手間も資金も取られたりして大して儲からないと思います。皮算用は皮算用に過ぎず、予定が予定通りに行くことはめったにありません。

    日本でも日本周辺の海の下に、レアメタルなどの希少な天然資源があると言われていますが、掘り出して売ってウハウハなんて未来は多分来ません。周辺諸国との厳しく醜い争いに巻き込まれる未来の方が容易に想像できますし、それを確保できたとしても稼いだ利益が国民みんなに行き渡る差配を、お偉い方がやってくれるでしょうかね。

  • 自主性とマスクと校則と学校

    昨年からコロナ禍のため、マスクを着用したまま運動を行ったことによる悲劇が学校現場で何度も起きています。屋外で適切な距離を空けていればマスクが無くても感染リスクはかなり低くなるのに、なんでマスクを着けた状態で運動させるのでしょうね。学校のグラウンドなんて、街中の商店街や繁華街に比べると相当に開けた場所で風も流れてウイルスが滞留することもないはずなのに。

    もちろん、全ての学校や教員がそんな融通聞かずという人ではないでしょうけれど、だからといって犠牲になった生徒が現実に存在しているのですから、放置していいことでもありません。

    普段は校則やらルールやらで生徒の自由にはさせていないのに、運動の際だけ生徒の自主性を重んじてマスクを着けたままにさせておく、というのはおかしな話です。

    極論を言えば、子どもは物事の判断の是非が大人よりも未熟だから、側にいる大人が注意監督するのです。マスクを着けたままの運動は危険だから外しなさい、という指示・命令を出すのは大人の権利と言うよりは義務に近いものです。保護は監視を兼ねるのであって、放置と保護は両立しません。

    何でもかんでも子どもの自主性に任せています、ということならそもそも校則なんてものもあり得ないはずです。法律や条例に違反しないように指導すればいいだけです。

    校則についてもブラック校則との揶揄や批判を浴びていますが、法律に抵触しかねない校則が存在するのも疑問です。イジメの問題や部活動のしごきなども学校がどこまで生徒に関わるべきか、というのは微妙な問題でしょうけれど、事件や事故が発生した時には自主性を重んじて、普段は厳しい校則で縛っているのでしょうか?

  • ビットコインに思い出すeeePC

    ビットコインを始めとする仮想通貨・暗号資産の価格が乱高下していますが、そもそもここ数年は安定している方が珍しいのかも知れませんので、ある意味いつも通りとも言えます。原因の何パーセントかはテスラのイーロン・マスクだとは思いますが。

    中国政府が始めようとしている政府あるいは中央銀行発行のデジタル通貨については、価値は国家が保証しているので、通貨の信用は国家や政府の信用とほぼ同じです。

    ビットコインなどの民間発行のデジタル通貨は、政府や中央銀行に支配されず自由な通貨(資産)であり、政府や法定通貨の信用が無い国の人々でも自由に使えて取引手数料も激安な素晴らしい新時代の通貨、という触れ込みでした。

    しかしまあ、現状を見る限りは作った人・最初に普及させようとした人たちの思いとは裏腹に、先進国の投資家(もどきも含む)の投機的な取引の材料になってしまっています。

    もちろん、元になった技術の一つであるブロックチェーンとか、国際的な資金移動が安く行えることなどは重要なものですが、本体の民間発行の仮想通貨は、通貨にしろ資産にしろ今後もずっと利用され続けるものとして存在できるかどうかは難しいところでしょう。

    発掘自体も個人でどうこうできるレベルでは無くなりました。高騰したために多額の費用をかけてマイニング装置を準備出来る組織でないと、設備投資やランニングコストを賄える保証はありません。

    最初は崇高というか高邁というか、立派な理念の元に作り出されたのに、結局は金持ちがより金持ちになるためのツールになってしまった一つの例として、後世に記憶されることになるのでしょうか?

    ITガジェット好きとしては、十数年前に台湾のASUS社が出したeeePCというパソコンを思い出します。

    eeePCは、途上国や先進国の低所得層がコンピュータに触れるハードルを下げて、貧困からの脱出をサポートする、という目的があり、安く製作・販売されたのですが、どうなったかというと、発表直後から先進国のPCリテラシーの高い人たちの需要を巻き起こしました。

    教育向けというよりはサブPC、モバイルPCとして市場に受け入れられ、ミニPCというジャンルすら出来上がってしまいました。それまでにも東芝のLibrettoやIBMのPalm Top PCとかはありましたが、なかなか高額で気軽に購入出来る値段ではありませんでした。

    IntelのAtomチップが大量に出回ったこともあって、PCメーカー各社が6インチ〜8インチくらいの液晶サイズのミニPCを販売するようになり、結局は世界的に見て低所得な人たちが手軽にコンピュータに触れる、という目的ではなく、先進国のガジェットオタクが気軽に持ち運べるミニPCというジャンルを作ったという結果となりました。

    商品やサービスが作られた時の目的とは異なる使い方で普及する、ということはよくある話なのだと思いますが、ビットコインなどもその一つの例になりそうです。少なくとも、価格の乱高下は通貨としての安定性を欠く一方で、価格が安定していたら資産目的での売買が行われません。

    現物の金(マネーではなくゴールド)は、他の投資対象の値動きが不安定な時やリスク分散のために購入されますが、金も採掘による供給と、市場での需要によって価格が決まります。その点は仮想通貨と同じですが、数年間で値段が100倍になることなどはあり得ません。市場参加者がある程度の同じ認識、コンセンサスを持っているからですが、仮想通貨の場合は資産というよりはバブルのような値動きで、リスク分散のために買う人は少ないです。

    ビットコインにしろドージコインにしろ、市場参加者のコンセンサスが価格の乱高下の方にある以上は、まだまだ落ち着かないでしょうね。

  • 学歴とエンターテインメント

    東大〜〜とか、高学歴〜〜といったキャッチフレーズでのテレビ番組、テレビタレントをよく見るようになりました。

    東大・京大あるいは高学歴が売りになっているとしても、やっていることは難しいクイズがほとんどですので、テレビ関係者も視聴者も学歴に対する見方が偏っているような気がしないでもないですが、情報をインプットしてアウトプットする入学試験とクイズは親和性が高いのでしょうね。

    高学歴な人がそれを売りにしてテレビに出るようになった原因というか理由というか、その辺はよく分かりませんが、個人的には制作側にも高学歴な人が流れてきているのではないかと邪推しています。

    エンターテインメントに学歴というかインテリというか、イマジネーション・クリエイティビティ・バイタリティと直結しない属性の人たちが入ってくることについては、モヤモヤするものがありますが、単に時代の変化と言って良いのでしょうか?

    芸能界・エンタメ業界だけではなくて、そもそも世間一般的に大学進学率自体が右肩上がりで長期間増え続けているのですから、学歴が高い人が世間に溢れてくるのは当然のことです。

    そのような時代になったとしても、日本国内において学歴が役に立つ仕事の総量なんて、大学進学率に比例して増え続けるかというとそんなわけはありません。

    学歴なんか関係なく、重要な仕事もたくさんあります。そうなってくると必然的に学歴はあるけれどそれを生かせる仕事がない人が出てきます。

    ヨーロッパみたいに少し移動すれば別の国で働ける地域であれば、学歴を生かした仕事を探しやすいかも知れませんが、島国・日本語・閉鎖的という日本の特殊性を考えるとそうもいきません。

    かつては大学卒業者が就いていた仕事にあぶれた人たちが、学歴が必要ない業界に進出していくのは目に見えています。多分、テレビの現状もその一つではないかと思っています。

    ちなみに、演劇の分野に関しては昔から高学歴な人との親和性はありました。欧米文学演劇の翻訳が近代になってから始まったこともあって、文学部での演劇論や、サークル活動を通しての大学という場での演劇活動があり、インテリと演劇は結びつきやすいものでした。

    そのように理由があっての学歴であれば分からなくはないですが、東大生がテレビで難しいクイズに答えているのはエンターテインメントというよりも、スポーツ感覚・アスリート感覚なんでしょうかね。

  • 今さらながらiPhone 12 miniとApple Watch 6を購入した話(2)

    さて、Apple Watch 6を新型発売直前の値引きで購入したのですが、個人的には昨年春まで使用していた、Apple Watch 4以来の利用となります。5や6で進化した新機能が楽しみです。

    開封してiPhoneを接続するセットアップを実施。言うまでもありませんが、Apple製品同士のペアリング・接続の簡易さは素晴らしいですね。他社製品同士でももちろん、接続して同等の機能が使えることが多いとはいえ、こういう便利さは一社提供による故でしょう。

    セットアップ完了後、心電図アプリを使ってみるといきなり判定不能に。

    なぜ? ヤバいのか? と焦ってしまいましたが、そもそも測定時の姿勢が立ったまま足つぼマットで足裏を刺激しながらでしたので、心臓にも影響があったのでしょう。

    落ち着いて座って深呼吸してから実行したら洞調律と判定されて一安心。

    もう一つの目玉のヘルスケア機能である、血中酸素ウェルネスの方は100%でした。

    あとはモバイルSuicaの移行をRakuten Handから行って引き継ぎ、睡眠監視のためのAutoSleepアプリをインストールしてひとまず完了。

    睡眠管理はiOS・WatchOSの標準機能でも存在していますが、まだAutoSleepアプリの方が優秀ですね。そのうちAppleが買収してOSにそのまま組み込むのではないかと思っていましたが、まだ独立していますね。

    Apple Watchとしては4→6への移行なので、使い方としては変わらず特に戸惑うこともありませんでした。4の時には無かった、画面常時表示機能が便利です。すごく便利です。

    もっと薄く暗い状態で常時表示されるのかと勝手に想像していましたが、はっきり視認出来るレベルでの表示なので驚きました。これでそれなりにバッテリーが持つのですから、リフレッシュレートを下げるというアイデアを出した人、実現させた技術者は金一封ものでしょう。

    Apple Watchは出始めた頃、何のためにあるのだと酷評されていました。製品として全然ブラッシュアップされていなくて、批判も当然のものでしたが、3あたりでようやくまともに使用出来るレベルにはなりました。だからこそ、今でもAppleはApple Watch 3を一番安いモデルとして売り続けています。

    その後も製品とOSのバージョンアップを重ねる中で、どんどんヘルスケア方面にシフトしていって、それなりの地位を確立してきました。SamsungやHUAWEI、Xiaomiなども自社スマホと連携するスマートウォッチを出していますし、GarminやFitbitなどのApple Watchよりも歴史のある製品も存在していますが、ことiPhoneと連携させることを考えるとApple Watchが最初の選択肢になり、結局iPhoneにつられてそれなりのシェアを確保出来ています。

    最初はダメでも結局その分野でトップになるというのはiPadも同じですね。最初は巨大なiPhone・iPod Touchとしか思われていませんでしたが、毎年新製品を出し続けた結果、タブレット分野ではシェア的に他の追随を許さない状況です。タブレット市場そのものの伸びが鈍化していた時期もありましたが、コロナ禍によってテレワーク・教育のための利用が増えています。タブレット市場でライバルになり得るのは、マイクロソフトのSurfaceがWindowsタブレットとしてそれなりに使われているくらいです。ただそれも、あくまで持ち運びやすいWindowsパソコンとして使用されているので、タブレットそのものとしてはiPadとそれ以外となっています。

    Apple Watchはスマートウォッチ業界ではそこまでの独占的地位を占めているわけではありませんが、iPhone利用者なら最初の選択肢になる以上、iPhoneが売れていればApple Watchも継続して売れるはずです。

    逆に言うと、iPhoneが消費者からそっぽを向かれると、それに合わせてApple Watchも、ついでにiPadも、そしてMacも没落していく可能性もあると思いますが、iPhoneは消費者を満足させ続けることが出来るでしょうか?

    とりあえず、9月の新iPhone・新Apple Watchがその一つの答えになります。

  • 今さらながらiPhone 12 miniとApple Watch 6を購入した話(1)

    昨年から使っているFOSSILのハイブリッドスマートウォッチの文字盤が非常に薄くなってきました。電子ペーパーなのが特徴でしたが、肝心のそれが読みづらくなり、屋外ではほぼ視認出来なくなり困りました。修理に出そうか迷っているところに、Apple Watch 6が割引販売されているのを知りました。7がおそらく来月に出るからでしょうけれど、種々のリーク情報によると、7はそれほど機能追加されるわけではないみたいですので、6を買ってしまうか、それに合わせてスマホもiPhoneに戻すことに決めました。

    iPhoneの方も、SE2か8の中古品をとりあえず購入して、来年出るであろうSE3を待つつもりでしたが、中古ショップでの未使用品も安くなっていましたのでそれを購入。人生初の5G端末です。楽天モバイルだと使える場所が非常に限られますが。

    Rakuten HandからiPhone12miniへの移行をする必要がありますが、nanoSIMカードではなくeSIMを使っているため、少し面倒です。eSIMは郵送のやり取り無しで済むとは言え、初回は認証のための書類(バーコード)が送られてきましたので、やり取りがなくなったわけではないですし、それ以降の機種変更時には物理SIMカードの方が圧倒的に手っ取り早いです。eSIMの普及はまだまだでしょうね。サブとして使う程度ならそれでも良いのでしょうけれど。

    さて、開封して持った感じの最初の印象は、「硬くて軽い」でした。

    これまで使っていたRakutenHandとほぼ同じ大きさ、重さなので持ち歩くには非常に優れた端末です。並べてみるとわずかに表示エリアはiPhone12miniの方が広いですね。

    画像1

    側面がフラットな、iPhone5Sや初代SEのようなデザインですが、それらほどはエッジが際立っていないですね。5Sはボタン配置が右側に集中していたので、左側を床に合わせれば立てることすら可能でしたが、iPhone12では左右にボタンがあるので無理ですね。

    電源が入らずに焦りましたが単なるバッテリー不足。未使用品はもしかしたら販売開始時期からずっとあったかも知れませんね。

    iPhoneの設定自体はiPadがあるのでさっさと終了。新しく設定したのはFaceIDの登録くらいです。むしろiOS 14.7.1のアップデートに時間がかかりました。

    アプリのインストール後、いよいよ本題の楽天モバイルのeSIM移行ですが、

    https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001406/

    こちらに従い、eSIMの再発行手続きを行います。現在は交換手数料が0円なのでありがたいですね。当然と言えば当然なのでしょうけれど。

    再発行申請した直後から、RakutenHandのモバイル通信が出来なくなりました。

    iPhoneのmy楽天モバイルアプリにて、申込履歴の中に準備中になっている申込番号をタップ
    開通手続きへ進む
    をタップ
    あとは画面の指示に従って数回タップすれば完了です。

    その他、SuicaとかLINEとか引き継ぎが必要な各種アプリの設定を行って終了。iPhone同士の機種変更なら簡単に設定などをコピーできて簡単なんですけどね。Android同士でも楽ですが、iPhone・Androidを行き来すると面倒ではあります。

    Apple Watchの設定は次で。

  • 2021年8月13日J1リーグ第24節清水エスパルス対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

    火曜の徳島戦で痛恨の敗戦を喫し、マリノス戦に続いての連敗となってしまいましたが、依然として順位は13位をキープしているガンバですが、今日の対戦相手は14位の清水エスパルスです。勝ち点差も2しか離れていないため、負けると順位・勝ち点共に逆転されてしまいます。

    その清水には神戸から藤本が加入することが発表されました。ボージャン・武藤・大迫が加わるというエグい補強をした神戸から追い出される形になった藤本ですが、今日のベンチ入りはありませんでした。

    ガンバも一美が完全で徳島に移籍することが決まりました。クラブも本人もサポーターも色々言いたいことがあるはずですが、ともかくガンバ戦以外で活躍してほしいものです。今年のリーグ戦は既に終わりましたが。

    さて、ガンバの今日のスタメンは藤春復帰! そして新加入の柳澤もスタメンです。三浦昌子ヨングォンの3人がいるので3バックなのは間違いないですが、右が柳澤、左に藤春、中央に倉田矢島山本の3人、レアンドロ・ペレイラと宇佐美の2トップとなります。1トップ2シャドー気味でしょうか。そしてベンチには強化指定になったばかりの山見大登が入りました。

    キックオフ後からほぼガンバがボールを持って清水サイドに押し込む時間が続きます。相手ボールになった時の守備の切替や、ルーズボールへの出足が早く、徳島戦の失敗を反省して、かなり準備してきたようにも思えます。

    7分には柳澤のクロスをペレイラが頭で合わせますが惜しくも枠に阻まれました。フィニッシュが決まらない以外はかなり理想的に出来ています。こういう時に得点出来ないと後でしっぺ返しをくらうのですが……。

    そう思っていると、16分には清水のCKからポスト直撃のピンチを招きます。この時間帯は清水ペースになっています。清水がガンバのプレスをかいくぐれるようになりました。

    飲水タイム後は状況を整理できたのか、またガンバが押し戻して五分五分の展開になりました。ただ、アタッキングサードエリアでのラストパスの精度を欠くため、そもそもシュートまで持っていけません。

    今日の主審はフィジカルコンタクトによるファウルをほとんど取らないので、まとわりつかれる宇佐美がやりづらそうですが、こういう時にパトリックがいないのはもったいないというか間が悪いというか。

    ガンバも清水も決め手を欠くまま時間が過ぎていき、47分にガンバゴール前でクリア出来ずに打たれたシュートはバーの上で助かりました。

    前半通じての判定なら6:4で清水の方がマシでしたが、多分、どっちも満足も納得も出来ない前半でした。内容の悪いガンバも、押し込む時間も多かった清水もピリッとしない45分となりました。

    雨が続く中、後半は選手変更無く開始。

    55分、清水サンタナにCKから決められたかと思いきやガッツリハンドでノーゴール。というか警告当然のハンドでした。サンタナが嘘でも喜ぶ素振りすら見せなかったのはちょっと面白かったですが、前半にもCKから決定機を与えたのはガンバとしてはいただけません。

    今度は57分にレアンドロ・ペレイラが強引にDFの前でシュートを打つと惜しくもポストに当たり、跳ね返りも決められず。両チームともチャンスは出来てきました。

    五分五分のハイボールをマイボールに出来るパトリックがいないのは、確実に攻め手が減っているのですが、その分を地上戦でカバーするならドリブル突破出来るシウバや川﨑が必要なはずなのですが、二人ともベンチ外なのですよね。チアゴ・アウベスや山見でも出来るのでしょうけれど。

    その後もガンバよりも清水の方がチャンスは多いまま0−0で進み、70分の飲水タイム時に小野と黒川を入れて藤春と矢島を下げます。続けて75分には倉田・柳澤に代えて山見・奥野を投入。

    そしてその山見が78分にいきなりシュートを放って良いプレーから試合に入ることが出来て、ゴールを予感させます。

    そしてその予感が現実になったのが82分。山見がロングボールを右サイドでキープしてエリア内に侵入し、左足でここしか無いというゴール左上隅に決めました。

    これで先制したガンバは守備を第一に考えつつ、出来れば追加点を、という展開になりました。ただ今のガンバの調子だと2点目を決めるよりもひたすら必死に守り続けることになりそうです。

    そして88分に宇佐美に代えてチアゴ・アウベスを入れて5人全員交代完了です。宇佐美は今日も消化不良のゲームとなってしまいました。

    アディショナルタイムは5分。今のガンバには長い5分でしたが、敵陣でボールをキープする時間を長くして試合終了。全体的には押されながらも山見のゴールを守り切って3試合振りの勝利となりました。

    これで暫定で12位に浮上。勝ち点も24試合で29まで伸ばしました。

    今日のマン・オブ・ザ・マッチは誰もが納得で山見でしょう。山見は自分が強化指定選手としてガンバでプレーしている理由を、わずか数分で証明して見せました。

    獲得した強化部、起用した松波監督の判断も正しかったことになりました。あくまで結果論ではありますが、まだ結果を最優先せざるを得ない状況です。

    ともかく、今日の試合、今日のガンバは山見に尽きます。

    次は8月18日(水)、松本山雅FCとの天皇杯3回戦です。山見の先発出場も十分あり得るのではないでしょうか?

  • 君主制における藩屏的存在が無くなると……。

    江戸時代における徳川御三家では、一般的に知名度が最も高いのは水戸徳川家でしょう。水戸黄門の時代劇の影響が一番大きいでしょうけれど、幕末の動乱期における水戸斉昭やそれ以前から続く水戸学派の系譜などが貢献しているはずです。

    残る御三家の紀伊と尾張の存在感は後世の人にとってはそれほどではありませんが、当時としては当然ながら幕府・将軍家にとっては重要な藩屏でした。親藩や有力な譜代大名ももちろん、幕府を守る為に存在していましたが、近世以前・中世までの「国王=King」という最高権力者には古今東西どこでも守る為の藩屏的存在がありました。

    貴族とか大名とか、時代や地域によっての呼び名は異なりますが、密接につながり時には反乱もあり、それでも互助的に必要とする関係性でした。

    近代になり、君主制が憲法に基づく政治制度に組み込まれてからも、藩屏的存在は必要でした。ヨーロッパの国王で言えば貴族がそれに当たり、李氏朝鮮では両班、清帝国では八旗、日本の明治時代で言えば華族が該当します。

    そのような存在は、急進的・過激な変革を求める反体制派から国王・皇帝・天皇を守る役割を持ちます。ただ、単に守るだけではなく取って代わりはしないまでも批判的な立場を取ることで、君主の無茶から民衆を守る場合もありました。

    将軍に近い立場ながら幕府批判も行う水戸藩や、フランス革命時に暴動を起こした民衆をかくまったオルレアン公のような存在は、稀ではありましたがいなかったわけではありません。

    王の周りにいる貴族は、王の味方でもありますが、敵とは言わないまでも批判的立場・進言する役目を持っていました。また婚姻を通じて血縁関係を王室・貴族内で完結させることで王の正統性を永続化させる役割もありました。

    絶対君主化すると貴族がお飾り化して無能になるわけですが、その先に待っているのは君主の絶対化の否定です。フランス革命ではギロチンによって否定され、太平洋戦争では天皇の人間宣言によって否定されました。

    今のイギリス王室でも貴族は存在していますが、大半は最近爵位を受けた新興貴族だそうで、近代の立憲化する前からの国王を支える貴族なんてほぼいません。日本で言えば家族制度は無くなって久しく、また宮家も増えず存続も厳しい状況です。

    日英の君主制が現在でも続きつつも、婚姻にまつわる問題を抱えるのは婚姻相手が周囲の貴族(華族)からではなく民間から、個人同士の関係性で決まるようになったことと無縁ではないでしょう。

    藩屏たる貴族にしてみれば、君主を守ることで自らの存在も守られます。君主制を脅かすようなことはするわけがないのですが、もし拗れたとしても妥協点が見つかります。しかし個人間での婚姻による関係性ですと、間に入る存在もいませんし、拗れた側にしてみたら君主制を守る義務も理屈もありません。

    現代化した君主制の全てで民間人との婚姻が問題になるわけではありませんし、昔は問題が起きなかったわけでもありません。日本でも戦前に宮中某重大事件のような政界まで巻き込んだ騒動もありました。それでも、問題になったときの落としどころを見つけづらい点は、君主制における藩屏的存在が無いところにも原因があるでしょうし、無為徒食の貴族など養っていられない現代民主主義国家では、君主制の在り方は今の状態が長くは続かないでしょう。

  • 悪い時に良いことを考えておく

    悪い時には悪いことが重なります。だからと言って、良い時に良いことが重なるのかというとそうはならず、良い時は短いものです。理不尽極まりないですが、世の中はそういうものですから仕方ありません。

    それでも、悪い時に悪いことが重ならなければ、それほど悪い状況には陥りません。

    心掛けるべきは、悪い時に悪い方向に向かわないことです。

    卑近な例を出すと、自転車に乗っていて、ちょっとバランスを崩してふらついた際に、視界に電柱が入ってしまい、
    「あの電柱にはぶつかっちゃダメだ」
    と強く思い過ぎると、その電柱の方に図らずも吸い寄せられてしまい、ぶつかることになります。

    人生も似たようなところはあって、悪い状況に陥ったときに、悪い予想ばかりしてしまうとロクなことにはなりません。意識を意図的に良い方向に向けないと脱出は難しいのです。

    もちろん、何も考えずに都合の良いことばかりを夢想しても悪い結末が待っているだけですが、悪い方に進まないための対策と、良い方に進むための準備を整えることが大事です。

    また自転車を例に出すと、夢想するのはふらついた時に急にスピードを出したり、ハンドルから手を離したりするようなものです。単なる無謀・蛮勇であって、失敗がさらに大きくなってしまいます。

    逆に、良い状態の時に悪くなった時の備えをしておくのは、自転車に乗っているときに周囲の状況に目を配り、濡れているマンホール、車の影から飛び出す子ども、後ろから来る自動車などに対して意識を向けるようなものです。

    良い時に良いことが続かなくても、ちゃんと備えが出来ていれば、また次の良い時のチャンスを掴まえやすくなります。

    チャンスの神様には前髪しかないとは言います。チャンスは来たときにすぐに掴まえないと、通り過ぎてからは掴まえられないという意味ですが、悪い時に悪いことばかり考えていたらチャンスの神様の姿すら見逃してしまうでしょうし、良い時にも視野が狭ければ同様に前髪に手を伸ばせないでしょう。

    実践するのは難しかろうと、心掛けとしてたまに思い出すくらいでも役には立つと思います。

  • 座りっぱなし仕事を無くすには

    文化や社会によって違いはあるかも知れませんが、立ち仕事より座り仕事の方が人気があります。ただ単純に立ち仕事は疲れる、大変、ということもありますが、その分だけ収入が多いのならともかく、むしろ逆に座り仕事・デスクワークの方が高収入なことも多いです。立ち仕事は派遣・パート・アルバイトなどの非正規型の仕事もあります。

    収入にしろ人気にしろ、あるいは社会的地位にしろ、座って出来る業務は立って行う業務に比べて、望ましく思われてきたのですが、デスクワークもひたすら座り続けての仕事となると健康に悪いという研究結果がよくいわれるようになってきました。

    さらに日本では正規職の長時間労働の問題もあります。肉体労働ですとそもそも長時間の残業は物理的・体力的に難しいですが、デスクワークだと生産性・効率性を無視すれば残業を長くすることは出来てしまいます。

    加えて、このコロナ禍でのテレワーク・在宅勤務によって、さらに座りっぱなし・長時間労働が増える代わりに、通勤時の歩き時間が無くなり運動不足になるという状況になりました。もはやデスクワークで座り続ける仕事は収入面はともかく、楽な仕事とも言えなくなってきました。

    立ちっぱなしでもなく、座りっぱなしでもなく、立ったり座ったりを好き勝手に出来る仕事が今は一番望ましいかも知れません。とは言っても、全てのデスクワーカーが自宅にも会社にもスタンディングデスクを導入するのは無理でしょう。

    スマートウォッチでは1時間座り続けていると警告やアラームで知らせてくれますが、今のデスクワーカーにとっては欠かせない機能です。

    スタンディングデスクが無くても、1時間のうちで少なくとも数分は、立って何かの書類を取りに行ったり、来客対応したり、別の部署に行ったり、あるいは休憩できるような仕事が一番理想的でしょうね。

    そうなると在宅勤務自体が出来ないわけですが、むしろ家で座り続けるのが大変だから出勤したい、という人もいるんじゃないでしょうか。

    とは言っても、もちろん体力的には立ち続ける仕事が一番大変です。前にスーパーのレジ係も座ってもいいじゃないかとnoteに書いたことがありますが、

    https://hrsgmb.com/n/n9e48f2bd5bfb

    普段は立ち仕事の人も、座り仕事の人も、立ったり座ったり出来る環境が許されるような世の中になってくれれば、もうちょっとは生きやすくなるんじゃないですかね。

    例えば、立ち仕事の人のために目立たないような腰掛けを用意したり、デスクワーカーのためにスタンディングデスクを用意した企業に助成金や補助金を出すとか。

    タバコの健康被害を減らすために厚生労働省や自治体が法律や条例での規制をかけたりしていますが、働いている状態(立ち続け・座り続け)を改善するところにも、公的な支援があっても良いと思います。

  • ビッグイベントの放映権仲介ビジネスの曲がり角

    今回の東京オリンピックは、始めから準備していたのか無観客試合が増えたからなのか、基本的に全ての競技でインターネットでのライブ中継が行われました。日本語の字幕や実況・解説が無いものがほとんどでしたが、そのスポーツに詳しい人ならそれらが無くても、映像だけでも楽しめるものです。

    その一方、これまでの五輪同様でNHKと民放各局での放送もありましたが、視聴率が必要とされる以上、どうしても
    「日本選手この後登場!」
    という煽りで画面を持たせる時間が長くなってしまいます。

    バラエティ番組でそんな焦らしをされるくらいなら気にしませんが、生放送のスポーツ中継やニュース番組などで、もはやテクニックとも言えないそんな手法を使われると観る方は不満を抱えながらも観ることになります。

    それでも観てもらえるなら万々歳、ということだったのでしょうけれど、既にネットでのライブ中継がある以上、ネットで観たいものだけ観ようと思った人はテレビを観なくなります。

    むしろ、ネットで観ることが出来るリテラシーの持ち主は、既存テレビ局のターゲットから外れているのかも知れません。ネットよりもテレビが第一選択肢となる視聴者だけが顧客と見なしているのであれば、次のパリ五輪の時にはテレビでの五輪中継はどうなっているでしょうか。

    スポーツのビッグイベントは3年後のパリ五輪よりも、来年のカタールワールドカップの方が先に来ます。そのカタールワールドカップでは、放映権購入の交渉がまとまっていないそうです。

    放映権料が日本が初めて出た98年大会の数十倍にも膨らんでいるとのことですが、無料放送のテレビ中継ではもはやどう転んでも赤字になります。仲介している電通も悩みどころでしょうけれど、FIFAが強欲さを捨てるとも思えません。ギリギリまで交渉が続くのか、誰かが折れて妥結するのか。出場が決まった後だとさらにぼったくってくるような気もします。

    もし日本国内でのテレビ放映権が獲得できなければ、日本のサッカーファンがワールドカップを観ることが出来なくなります。そうなった場合、大半の人は文句を言いつつ諦めるでしょうけれど、なんとしても観たい人は非合法というかルールを逸脱した形で、海外のネット中継を観ようとなんとか工夫するでしょう。

    それを推奨するわけにはいきませんが、もしその方法でしのげたとしたら、次の放映権料は下がるはずです。あるいは、DAZNのような有料ネット媒体で買うかも知れません。そうなった場合も、既存のテレビ放送の時よりは視聴者数は激減しますが、サッカーファンなら観るでしょう。

    国民的ビッグイベントだから、五輪でもワールドカップでも放映権料を吊り上げられるだけ吊り上げる、と言うやり方は、いずれ廃れるでしょう。多額のお金を払える先進国はどこの国でも人口が頭打ちで、テレビ局はネットに視聴者の時間を奪われ、広告の売上も苦しんでいます。どこかでテレビでの無料放送が当たり前では無くなる時代が来るはずです。

    さしあたっての問題は来年のカタールワールドカップですが、今回の東京オリンピックでいっぱい稼いだはずの電通さんが自腹を切ってくれても良いんですけどね。

  • 8月4日に2回目のワクチン接種しました

    先日の8月4日(水)に、モデルナの新型コロナウイルスワクチンの接種2回目を済ませたので、私個人に起きた副反応の状況について日記がてら残します。

    ちなみに1回目の状況はこんな感じ

    https://hrsgmb.com/n/n50c0defd4044

    今回も、大阪南港はインテックス大阪に向かいました。前回よりも2本くらい早めの電車だったために8時45分の開場前に到着してしまい、5分ほど待ってから入場。サクサク進んで9時13分に接種完了。特に気分も悪くならずに会場を出ると、梅田行きのシャトルバスがあったのでそれに乗ったら高速で渋滞に捕まってしまい、地下鉄で帰った方が確実に早かったですね。

    さて、副反応としてスマホのメモで時系列的に残したものを元に再構成すると以下の通りです。

    8月4日(水)
    09:13 二回目のワクチン接種
    昼くらいから接種部位の筋肉痛を感じる
    18:30 夕食後、わずかに熱っぽい感じ
    20:10 体温測定で37.5℃。つま先に寒気を感じる。タオルケットをかける。
    21:15 体温38.4℃。室温28℃でもあまり暑く感じない。体がだるい。
    21:40 少しお菓子を食べてから解熱剤を服用。
    22:35 体温38.8℃。鎖骨辺りのだるさがくる。少し汗をかく。

    8月5日(木)
    01:10 寒気で震えて目が覚める。体温38.8℃。タオルケットに膝掛けとダウンコートを引っ張り出して、さらに冬のパジャマを着ても寒くて震えながら再度寝る。
    02:50 大量に汗をかく。パジャマを脱ぐ。体温38.7℃。ミカンゼリーを食べて解熱剤を服用。
    07:00 汗をかいて起きる。体温38.4℃。体のだるさはマシになった。一応朝食としてパンだけ食べる。
    09:08 体温38.0℃。寝過ぎで頭が痛い。
    11:58 体温38.7℃。昼食後に解熱剤を服用。
    12:35 
    16:10 体温38.0℃
    18:00 体温37.6℃
    21:29 体温38.4℃。お菓子を食べて解熱剤を服用。

    8月6日(金)
    00:29 体温37.5℃
    03:48 体温36.8℃
    08:50 体温37.1℃
    09:25 体温36.8℃
    10:06 体温36.6℃

    36度台まで下がってくると、当たり前ですが普段と変わらぬ状態に戻りました。それでも接種部位が熱を持っていましたが、数日経つと無くなりました。

    治ってみると何ともないですが、やはり寒すぎて目が覚めた時がビビりましたね。事前にネットで、冬用布団を用意しておくべき、というのを読んでいたのですが、甘く見ていました。

    もし、モデルナでも3回目のブースター接種が推奨される状況になれば、冬用布団も必須ですね。そもそも、冬頃になりそうではありますが。そして実際に真冬の寒い時期に副反応で寒気を感じたらとんでもないことになりそうで、今から震えてしまいます。