学歴とエンターテインメント

東大〜〜とか、高学歴〜〜といったキャッチフレーズでのテレビ番組、テレビタレントをよく見るようになりました。

東大・京大あるいは高学歴が売りになっているとしても、やっていることは難しいクイズがほとんどですので、テレビ関係者も視聴者も学歴に対する見方が偏っているような気がしないでもないですが、情報をインプットしてアウトプットする入学試験とクイズは親和性が高いのでしょうね。

高学歴な人がそれを売りにしてテレビに出るようになった原因というか理由というか、その辺はよく分かりませんが、個人的には制作側にも高学歴な人が流れてきているのではないかと邪推しています。

エンターテインメントに学歴というかインテリというか、イマジネーション・クリエイティビティ・バイタリティと直結しない属性の人たちが入ってくることについては、モヤモヤするものがありますが、単に時代の変化と言って良いのでしょうか?

芸能界・エンタメ業界だけではなくて、そもそも世間一般的に大学進学率自体が右肩上がりで長期間増え続けているのですから、学歴が高い人が世間に溢れてくるのは当然のことです。

そのような時代になったとしても、日本国内において学歴が役に立つ仕事の総量なんて、大学進学率に比例して増え続けるかというとそんなわけはありません。

学歴なんか関係なく、重要な仕事もたくさんあります。そうなってくると必然的に学歴はあるけれどそれを生かせる仕事がない人が出てきます。

ヨーロッパみたいに少し移動すれば別の国で働ける地域であれば、学歴を生かした仕事を探しやすいかも知れませんが、島国・日本語・閉鎖的という日本の特殊性を考えるとそうもいきません。

かつては大学卒業者が就いていた仕事にあぶれた人たちが、学歴が必要ない業界に進出していくのは目に見えています。多分、テレビの現状もその一つではないかと思っています。

ちなみに、演劇の分野に関しては昔から高学歴な人との親和性はありました。欧米文学演劇の翻訳が近代になってから始まったこともあって、文学部での演劇論や、サークル活動を通しての大学という場での演劇活動があり、インテリと演劇は結びつきやすいものでした。

そのように理由があっての学歴であれば分からなくはないですが、東大生がテレビで難しいクイズに答えているのはエンターテインメントというよりも、スポーツ感覚・アスリート感覚なんでしょうかね。

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