2022年2月12日富士フイルムスーパーカップテレビ観戦の感想

昨年のスーパーカップは川崎対ガンバというカードとなり、ガンバ大阪として久し振りの出場でしたが、今年はガンバに取っては全く無縁で部外者感が半端ないですが、ただのJリーグファンとしてのテレビ観戦です。

もちろん、ガンバが2週間後のリーグ第2節で対戦する浦和レッズと、4週間後の第3節で対戦する川崎フロンターレの仕上がり具合を見る重要な一戦ではありますが、スーパーカップでの内容がそのままリーグ戦につながるとは限らないのですよね。まさに昨年、王者川崎に3−2と敗れながらも攻め合いになったガンバが、リーグ開幕するとずっと得点出来なかったですし。

さて、今日のスーパーカップは、富士フイルムがゼロックスとの合弁を解消したためにこれまでの「ゼロックススーパーカップ」から「富士フイルムスーパーカップ」と名前を変えることになりました。これはヤマザキがナビスコのライセンス契約を終えたために、「ナビスコカップ」が「ルヴァンカップ」に名称変更したのと同じ経緯ですね。

川崎フロンターレは直前に選手・スタッフ数人に新型コロナ陽性が出て、おそらく大変な状況ですが、2月5日の京都サンガ対ガンバ大阪のプレシーズンマッチとは異なり、このスーパーカップは中止にはなりませんでした。恨み言になってしまいますが、数名程度ならクラスター扱いされずに試合は出来るのですね。

快晴の日産スタジアムで開始されましたが、対戦カードとしては面白い2チームになりました。ロドリゲス監督が攻守で川崎にどう対応していくのか、攻め合いになるのか。

と思っていたらまだ様子見のような時間帯である前半7分、酒井が中に入れて江坂がダイレクトで合わせていきなり浦和が先制。

守備で言えば前線、特にサイドで人を集めてボールを奪い、奪ったら少ない手数でシュート。遅攻でも手数は増えてもシュートまでの時間は短く、今年のJリーグでもチーム全体でも個人プレーでも速さが重視されるという潮流は、より一層強くなった気がします。それでいて後ろから単純に放り込むのではなく、両チームともグラウンダーでの中短距離のパスは他チームよりも多いはずです。

どちらもアバウトなパスが少ないのですよね。確実性が高い選択肢を選んでいて、それを実現するにはボールに対する選手を正しく配置するポジショナルプレーが必要です。

前半10分過ぎからずっと川崎がポゼッションして攻め続けていますが、浦和も最後の守備が破綻せず、危険な場面は作られていません。それに対して川崎もロングボールも織り交ぜながら崩そうとしていますが、ここまでを見るに浦和の方が予定通りのサッカーを出来ているはずです。

川崎は得点王・MVPのレアンドロダミアンにフィニッシュを任せすぎにも思えます。三苫が抜け、旗手も抜けたらそりゃそうなのですが、前線で家長がキープしてフィニッシュがダミアンというワンパターンは、ある一定以上の守備が出来るJ1チームなら意外と防げるかも知れません。

30分過ぎからは浦和のペースのまま前半終了。川崎より決定機は多く作れていて、前半は浦和のものだったと言えます。

後半、川崎はシミッチをマルシーニョに変えました。やはり前半の駒が足りないのは明らかでしたね。チャナティップもまだ上手く使えていないようにも思えます。

後半も浦和の守備の出来の良さが目立ちますが、ジワジワと川崎の攻撃の圧力が増してきました。浦和のボール奪取ラインが下がってきています。

脇坂→瀬古、ダミアン→知念と代えてさらに前線での活力を増した川崎が攻め続けます。昨季までの川崎の対戦相手はこの辺りから苦しくなり、最後の小林悠でトドメを刺されたわけですが、その直前にDFラインの裏に抜け出した浦和の明本がファウルっぽく倒されましたがノーファウルの判定。

それでも36分に同じように抜け出した明本が今度は前でボールを収めて、上がってきた江坂が受け取って少し左に持ち出してから完璧なシュートを決めて2−0。時間帯を考えるとこれで勝負有りでしょうね。

江坂は言うまでもなくこの試合のMOMになるでしょうが、明本が素晴らしい。ユンカー抜きでもこの内容はちょっとショッキングです。

川崎はさらに特攻を仕掛けて2点取らねばなりませんが、39分の知念のシュートは惜しくも枠を外れました。結局これが最後の惜しいシーンとなり、このまま試合終了。

浦和としては100点の出来だったのではないでしょうか。思っていたサッカーが出来たかどうかの差で言えば浦和と川崎には相当に大きな差があったと思います。

これを見て来週川崎と対戦するFC東京のスタッフは色々考えるでしょう。浦和の対戦相手である京都も同様でしょうね。さてガンバはその次に浦和と対戦ですが、その前のリーグ初戦の鹿島戦、ルヴァンカップ初戦のセレッソ戦が重要なのは当然なのですが、去年のガンバではこの出来の浦和とは戦いたくないですね。片野坂さんがどれだけチームを変えてくれたかに期待しましょう。

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