DAZNの「J.ZONE PLUS」を懐かしみつつ、Netflixの不正利用問題を思う

スポーツ配信サービスであるDAZNには、かつて「J.ZONE PLUS」というチャンネルというかサービスがありました。

画面を4分割して、J1やJ2の同時刻開催の試合を3つ流し、残りの1画面で実況・解説・ゲストが好き放題に喋る面白い企画だったのですが、なぜかいつの間にか無くなってしまいました。

私個人は非常に楽しんでいたのですが、人気がなかったのでしょうか。DAZNは1アカウントで同時に2デバイスで視聴可能ですので、贔屓チーム(私ならガンバ大阪)の試合はタブレットで見つつ、パソコン画面で「J.ZONE PLUS」を映して同時に4試合の映像を見ることが出来ました。

単純に視聴数が少なくて需要が無いと判断されてしまったのであればしょうがないのですが、もしそれ以外の理由があるならそれはそれで残念です。

JリーグがDAZNとの大型契約を締結する前は、スカパー!が全試合放送していました。テレビの他にオンデマンド配信もあり、スカパー!オンデマンドは同時視聴デバイス数の制限は無かったので、テレビ・パソコン・タブレット・スマホと4試合同時視聴も出来ましたし、デバイスさえあればもっと可能でしたが、人間の視力や脳内処理の方がそもそも追いつきません。

ともかく、今のDAZNでは同時に2試合しか見ることが出来ません。NHK BSなどでのテレビ中継がある場合は、それを含めて3試合は可能ですが、それでもかつてのスカパー!時代や「J.ZONE PLUS」があった頃よりは減ってしまいます。

同時視聴デバイス数の制限を緩和してくれるのなら別に良いのですけれど、Netflixにおける同一アカウント不正利用問題を考えると、DAZNが緩和してくれるとも思えません。

私はNetflixは利用していないので、いまいちアカウントと同時視聴可能数の関係を分かっていませんが、少し前に家族共有用のプランを、家族以外の人と共有する不正利用が結構あり、その不正を防ぐためにNetflix側も色々対策しているそうです。

そもそもログインした時のIPアドレスで国が異なっていたら片方のログインや視聴をブロックしてしまえば良いのでは?と思ったのですが、その場合、国外にいる家族と共有出来ないとか、契約者本人が外国旅行したときに視聴できないようになってしまうのでダメなのでしょう。

そう言えば、DAZNは国ごとに視聴可能コンテンツが異なるはずですが、Netflixは多分、全世界的に同じですよね。

Netflixは世界中で同じコンテンツを見られるからこそ、コンテンツを購入・制作する強大なパワーを持つことが出来るので、利用するアカウントを国ごとに細かく視聴可能コンテンツを分ける方が、総合的に見ると売上利益が減ってしまう、と考えているのかも知れません。

ただ、不正利用対策のために不正利用罰金的な料金を課すという新たな取り組みは、さらに不正利用を招きかねないと思うのですがどうなんでしょうか。

そう考えると、民放テレビの広告料金だけで賄って視聴者は無料でコンテンツを楽しめる、というビジネスモデルは非常に良く出来たものだと思ってしまいます。それを破壊しつつあるストリーミングサービスが、ビジネスモデルの維持に苦しんでいるというのは皮肉な話ですが、これはさらに新たなビジネスモデルの創出につながるのでしょうか。

そのモデルにおいて、制作側・配信側・視聴側の誰もが納得出来る仕組みになっていれば良いのですが。

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