マスク着用者全員が同じではない

新型コロナウイルスの感染者が11月からまたもや増えてきましたが、大規模な規制(という名のお願い)は政府や自治体もほぼしなくなりました。それでも民間レベルでは一応は屋内でマスクを着けるという習慣は変わらず、外出時でも着用している人はまだまだ結構います。

そういう、この3年変わらずマスクを着用している人に対して、マスクに関して否定的な見解を持っている人が、日本人の同調圧力がどうのこうのとか、マスク脳・コロナ脳といった形で批判・非難する意見を目にすることも多くなりました。

かつての新型コロナウイルスの特性などがまだまだ分からなかったときや、感染力・症状が強かったとき、あるいはワクチンも集団免疫もまだほど遠かったときに比べたら、現時点で屋外でマスクを着用するメリットはかなり減っています。ですので、批判する気持ちも分からなくはないですが、現在マスクを屋外・屋内問わず着用している人が全て、一様に新型コロナへの感染が怖くて着けているとか、周囲の目を恐れる同調圧力的思考に侵されている、と断じてしまうのは偏見に過ぎるでしょう。

私自身は外をそれなりに長く歩く時は外していますが、屋内と屋外を交互に移動するような時で、外を歩く時間が1,2分しかないようであれば、マスクを着脱する面倒もあるので着けたままにしています。そういう、連続した着脱が面倒という人だって私以外にもいるでしょう。

また、そもそもマスクを着けるという習慣が新型コロナから全員に発生したわけでもありません。冬場であればインフルエンザ予防のため、あるいは冷たく乾燥した空気による風邪や扁桃腺炎などの予防のためという人だって新型コロナウイルスの発生以前から日本ではそれなりに存在しています。

そして、春であれば花粉症対策によるマスク着用はもはや日本の風物詩です。こういったコロナ流行以前からマスクを着けることが多かったため、日本人のマスク着用への心理的障害が少なかったという面は間違いなくあるはずです。

マスク否定派の人たちは、マスクに関しての同調圧力だのマスク脳だの言う批判を掲げるに当たっては、これら「元々マスク着用を習慣化していた人」の数を、現在においてマスク着用している人の数から差し引いて考えるべきでしょう。

今、自分が目にしているマスク着用の風景画、全て同じと考えるのは、それこそ「マスク否定脳」と言われても仕方ないんじゃないですかね。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA