高年齢化するIT製品利用者のために

年を取ると目が悪くなります。私個人は別にパソコンやスマホの文字や画像、アイコンが見づらいと感じることはありませんが、症状は少しずつ進んでいくでしょうから、パソコンやスマホのインターフェイスが変わらない限りはいずれ、目を細めて見ないといけなくなるでしょう。

現時点で既に目が悪い人は現時点で対策を立てなければいけません。パソコンやITガジェットに詳しい人は色々対策を立てていると思いますが、個人的にはあまりアクセシビリティに関しての情報が出回っていない気がします。

それは、パソコンで言えばWindowsを出しているマイクロソフトや、スマホで言えばiPhoneを出しているアップル、Androidを出しているグーグルが怠慢というわけではなくて、メディア業界があまり積極ではないか、もしくはあまり理解していないというのが原因かも知れません。

Windowsでは

パソコンを使いにくいと感じる世代の方の場合
https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/guides/tips.aspx
▼ 画面の文字やアイコンが小さすぎる
▼ 画面がぼやけて見えづらい
▼ カーソルやマウスポインタがどこにあるか見つけにくい
▼ マウスを操作するのが難しい
▼ 複数のキーを同時に押すのが難しい
▼ 違うキーを押してしまう
▼ 画面が薄暗かったり、まぶしすぎたりする

こういう情報がマイクロソフトのホームページ内で公開されています。ただ、パソコンに不慣れな人はこのページにたどり着くことも難しいかも知れません。だったら紙媒体でパンフレットになっているようなものがあれば一番良いのですが、探してみるとこれもマイクロソフトのページにありました。

Windowsのアクセシビリティガイドブック
https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/products/guidebook.aspx

これをダウンロードして印刷したものを持っていれば結構便利なのではないでしょうか。ひょっとすると量販店などでサービスで年配の方向けに渡しているかも知れませんね。

iPhoneですと

アクセシビリティ
https://www.apple.com/jp/accessibility/iphone/

視覚・聴覚・身体機能・学習というカテゴリ別に説明されています。iPhoneでもWindowsガイドブックのようなものが無いかなと思ってざっと探してみましたが見つかりませんでした。ただ、iPhoneは書店に行けば使い方を説明している書籍が山ほどありますので、アクセシビリティについて説明が載っている本を買えば済むでしょう。

Androidスマートフォンのアクセシビリティの設定はこちらです。

Android ユーザー補助機能の概要
https://support.google.com/accessibility/android/answer/6006564?hl=ja
ユーザー補助機能の設定やアプリを使用して Android 端末をカスタマイズできます。
注: この手順の一部は、Android 7.0 以降でのみ動作します。お使いの Android のバージョンをご確認ください。

Androidの問題点は、使用している人が持っているAndroidバージョンに差異が大きいことでしょう。バージョンのフラグメンテーションといいますが、誰もが最新のAndroidを使用しているわけではないので、上記のような注意書きが必要となってきますし、またメーカー独自の設定やアプリが入っている場合にも使用感が変わってくる可能性もあります。

Androidの場合もガイドブック的にまとまっているものはありませんが、GalaxyやXperiaなどのメジャーな製品についての解説本が出版されていますので、一部の機種であればそういう出版物を片手に設定することもできるでしょう。

パソコンやスマートフォンを利用しての連絡やキャッシュレス決済、緊急速報などが整備されていく中で、ITに疎い人やデフォルトだと使いづらい人も使わざるを得ない社会になりつつあります。そういう人達にも使いやすくできる設定があるということを周知するのは、メーカー・キャリア・販売店に加えて、メディアや各種団体など協力していくべきでしょうし、そうすることで利用者が増えれば結果的には各企業も恩恵を受けるはずです。

テクノロジーの進歩によって逆に不便を感じる人が増えたら本末転倒です。テクノロジーは困難を克服するためにあるのですから。

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