現代の若者層には韓国文化や芸能人が憧れの的となり、日常的に接するものになりました。冷戦時代、特に軍事政権時代の韓国が頭の中にある中高年にとっては思いも寄らぬことかも知れません。
そんな若者に対して、韓国批判をする人もそれなりにいますけれど、韓国好きイコール日本嫌いのレッテル貼りをするのはいかがなものか。
だいたい、いつの時代でも若い世代は伝統文化よりも外国文化に憧れるものです。戦後からしばらくの間は、その対象がアメリカを始めとする西洋文化だったのです。
それら欧米の文化が「その当時の若者」によって取り入れられ、伝統的な文化と混ざり合い、調和し、違和感も感じられなくなった現代にとって、若者から見たら欧米は憧れの存在ではなく、むしろ批判的に見る伝統文化と近しいものになっているのかも知れません。
そう考えれば、日本の伝統文化とも欧米文化とも異なり、隣国で情報が多くなってきた韓国の文化が身近で憧れの対象になってきたのは当然とも言えます。
もちろん、陰謀論とまではいかなくとも、韓国政府による積極的な施策やキャンペーンによる部分も大きいでしょう。日本だって欧米に対してクールジャパン戦略を実行していますし、20世紀においてはアメリカ合衆国が西側諸国全体に文化的影響力を強烈に行使していたのですから、今さら目くじら立てることでもないでしょう。
数年後か数十年後か分かりませんが、いずれは若者世代の韓国熱も冷めるでしょう。といっても伝統文化に若者が回帰するのではなく、また新たな外国文化に夢中になっているはずです。その対象としては東南アジアあたりでしょうかね。
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