水谷元通訳を巡る事件は、もはや大谷選手を巡る事件になりつつあります。違法賭博の胴元に金を振り込んだのは、水谷氏なのか大谷選手なのか。ここが一番の問題で、大谷選手自身が立て替えるために行っていたら、厳しい処分はまぬがれないでしょう。
高額のトップクラスの弁護士を雇うでしょうから、どれだけ上手に弁解するかというところになるのでしょうが、もはや日本にいる一般人には計り知れない範疇です。
個人的にはやはり、
「お人好しは悪事を誘発してしまう」
のだなあと改めて思いました。お人好しというのは、肩代わりにしろ盗まれたにしろ、どちらにせよ公私ともにしていた人への甘い対応だったということですが。
以前にも似たようなことは書きましたが、
https://hrsgmb.com/n/n8c863a1b3cae
はっきり言ってしまえば、語弊があるかも知れませんが、お人好しは悪事を誘発するという点で罪悪でもあります。自分がだけが被害を受けるのではありません。相手に悪事を働かせるほどのお人好しはある意味両方を傷つける存在でもあります。
もちろん、大谷選手に道義的・倫理的な罪があるとは思いません。浪花節的には友人の苦境を助けるためにやったこととして賞賛されるくらいでしょうが、法的特にアメリカ連邦法やMLBのルール上ではあってはならないことになります。
例え双方の主張通り、盗まれたものだったとしても、違法賭博の胴元に多額の資金が渡っている時点で大問題であり、多額の現金がある口座の管理を自由にさせていることが問題だったとも言えます。
せめて、多額の借金が判明した時点ですぐに第三者的な弁護士を入れて、ただドライに対応してしまえばここまでこじれなかったでしょう。その場合は、水谷氏がアメリカで生活できないどころか、闇で狙われるくらいになっていたかも知れませんが。
身近な人間を守り助けるのが儒教、特に孟子の説いた「仁」ではあるのですが、中国にはそれより以前に、「大義親を滅す」という言葉があります。
君主を殺して国を乗っ取った者と親密であった息子を、その父が二人まとめて葬り去った故事に由来する言葉ですが、何が一番大事か、ということを常に判断するのは難しいですね。
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