ふと思ったのですが、化学調味料(味の素)や添加物などを嫌悪したり、あるいはプラスチックなどの石油由来製品を否定したりしている人たちって、どうやって歯を磨いているのでしょうか?
そういう人って、化学薬品てんこ盛りの歯磨き粉を、プラスチック製の歯ブラシに付けて歯を磨いていないはずなのですが、だとすると天然成分だけの歯磨き粉を使っているのでしょう。ただ、フッ素が入っていないので虫歯予防的にはかなり不利なはずです。大変ですね。
また、プラスチック製の歯ブラシを使わないのであれば、天然素材だけの歯ブラシを使っているのでしょう。木の枝の先端をほぐして粗塩をすり込むような江戸時代までさかのぼる歯磨きをしている人もいるかも知れませんが。
風邪や怪我、あるいはもっと重病・重症になったときも化学合成された薬品は使わないのでしょうか? いまいち、判断基準が分からないのですが、使わないと言っているなら使わないのでしょう。風邪を引いたらネギを喉に巻き、怪我をしたらヨモギの葉を磨り潰して塗っているのかも知れませんし。知らんけど。
個人の思想信条を否定するつもりはないですし、こちらに影響がない限りは勝手にやってもらって結構ですが、ただ、天然物っていうだけで無条件で安全安心と考えるのはどうかなあと思います。
小林製薬の紅麹由来のサプリメントの問題がまさにそうですが、化学工場で計算された上で作られるものと比べて、天然素材・天然成分に関しては紛れや予測し得ないものが混ざり込んでしまう可能性は否めません。
「何が入っているか分からない」
というのは、化学物質や添加物を否定する際によく使われる言葉ではありますが、むしろ天然物の方が何が入っているか分かりません。
自然にある物だから人間に優しい、なんてことがあり得ないことは、紅麹問題ではっきり分かるはずです。適切な管理をしていればあんな問題は起きないのは確かですし、化学工場だって危険性があるのも確かですが、天然由来ではこの世の中にある全てのものが混入の危険性がある対象であり、ともすれば毒物・危険物の特定出来ない可能性もあります。何が危険か分からなければ管理も排除も出来ません。
天然物にもある程度の危険性はあると理解した上で使用するのならいいですが、無条件で安全だと判断してしまうのは、何も考えていないのと同じだと思うのですよね。
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