青春18きっぷ改悪を受けて思うこと

先日発表された、この冬の「青春18きっぷ」のルール変更について大きな反響がありました。

ぶっちゃけ、事実上の改悪でありJRグループ各社への不満や悪口や批判が巻き起こり、撤回要求の運動まで起きています。

私自身、学生の頃にほぼ毎シーズンお世話になった青春18きっぷですので、今回の改変は衝撃的でした。

詳細については各種報道や、JR各社のニュースリリースを読んでいただければと思いますが、簡潔に言いますと、

(旧ルール)
・5回分セットを1日ずつ別個に使うことが出来た

(新ルール)
・3日分or5日分を使用初日から連続して3日間or5日間使用しないといけない

この点が最も大きな改悪点です。使用したことがない人はピンとこないかも知れませんが、旧ルールでは、
12月28日:1日分使用
12月29日:使用せず
12月30日;使用せず
12月31日:1日分使用
1月1日:使用せず
1月2日:使用せず
1月3日:1日分使用
という使い方が出来て、なおかつ残り2回分を例えば人に譲るとか、金券ショップに売ったりすることも出来ました。

しかし新ルールでは上記の例では12月28日に使用し始めたら、1月1日までの5日間が使用可能で、それで終わりです。

旧ルールでは例えば、学生が帰省する際に、行きと帰りで1日や2日ずつ使って1週間実家で過ごせましたが、今回の新ルールではそうもいきません。

かなりの変更度合いですので、18キッパー界隈では絶望度合いが半端ないでしょうけれど、昨今の旅行スタイルではあまり影響がないような気がします。学生の帰省も安く済ませる場合は夜行バスが大半でしょうし、そもそも経済的に苦しいために実家に帰らない学生もいるでしょうし、少々遠くても実家から通う学生も増えました。

青春18きっぷはもうその役目を終えたのでしょうか?

登場から鉄道ファンの圧倒的な支持を得ていたキップではありますが、昔から「いつかはなくなるかも知れない」と思われていたキップでもありました。

ちょうど私が学生になった頃に一回目の改悪があり、1回分ずつ切り離して使えたのが5回分セットになりました。その形式で時々値上げしながらも30年近く続いてきましたが、遂に今回、大幅に変更になったという経緯になります。

さして利益を生まない青春18きっぷを、JRはだいぶ我慢して継続してきたという見方も出来ます。まあ消費者がそこまで気を配ることもないのかも知れませんが、国鉄ではない民間企業にとっては売上・利益こそが正義である以上、しょうがない時代の流れなのでしょう。

そもそも時代の流れということであれば、長距離列車・夜行列車がなくなってしまった現在において、青春18きっぷの使い勝手も決して良いものではありません。昔は夜行に乗って寝ている間に遠距離移動が出来たのですが、今は昼間に起きている状態で何本も乗り継いでようやく遠方にまで到達します。

鈍行夜行がなくなれば、18きっぷの行く末もある程度は決まっていたはずです。

長距離の特急・急行列車が無くなり、周遊券も改悪されて周遊きっぷも無くなったのと、今回の鈍行夜行が無くなって青春18きっぷも改悪されたのは同じルートに乗っている気がします。

数年後と断言は出来ませんが、そう遠くない未来に青春18きっぷも無くなるでしょうね。

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