一部報道やソーシャルメディアでの投稿でいろいろと騒ぎになりつつありますが、大阪第三のJリーグクラブであるFC大阪のスタジアムに関して、結構深刻な問題が起きているようです。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20241122-OYO1T50072/
こちらの記事はYahoo!ニュースにも転載されていましたが、今(2024年11月30日)時点では削除されています。何かあったんですかね?
ともかく、FC大阪と東大阪市の間で隙間風が吹いていることは間違いないようです。YouTubeなどでは結構過激な文言でメチャクチャな状態になっているとも言われていますが、東大阪市やFC大阪の公式な発表がないうちは、それには触れないことにします。
まず、東大阪市とFC大阪の関係を整理してみます。
東大阪市の公式HPにあるように、
https://www.city.higashiosaka.lg.jp/category/21-14-0-0-0-0-0-0-0-0.html
東大阪市は自ら「ラグビーのまち」を公言して、ラグビーの聖地としての花園がある事を誇りにしています。
しかし、2019年、東大阪市はFC大阪と連携協定を結びました。
https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000024055.html
東大阪市としては数十億円をかけて整備してきた花園のスタジアムとその周辺について、ラグビーだけの利用では多額の税金の使途としては不足しているという考えがあったのでしょう。Jリーグ入りを目指すFC大阪が花園を利用するのは2月から11月。ラグビーシーズンとはあまり重ならないため、FC大阪が利用することにより、1年中、花園近辺に人が訪れることを期待していたと思います。
その辺のことは、日経新聞の
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58236890Y0A410C2000000/
こちらの記事に詳しいです。ちなみに、記事中の「株式会社東大阪スタジアム」は2020年、「HOS株式会社」に社名変更しています。
指定管理者としてFC大阪とHOS株式会社が連合して落札したわけですが、冒頭の読売新聞の記事及びソーシャルメディアでの動画では、HOS株式会社のことは出てきません。これも何でなんでしょうね? スポーツ施設の運営のノウハウがある地元企業であり、FC大阪の「Jリーグ入りを目指す」看板を使って落札したはずなんですが・・・。
ともかく、Jリーグの本来の理念としての、自治体との連携や協力に関しては、今のFC大阪は結構危険水域が近付いています。
FC大阪を引っ張っていた社長が2021年に急逝したことも影響しているのかも知れませんが、そもそも元々のFC大阪自体がいわゆるジプシークラブみたいな、ホームタウン・ホームグラウンドを持たないチームでした。旧万博スタジアムでも試合していたことがありましたね。他にも長居第二とか服部緑地とかも使っていた気がします。
地域リーグ・JFLと勝ち上がりJ3リーグ入りしたものの、元々根ざした地域が存在しなかったFC大阪と、ラグビー以外の利用を増やしたかった東大阪市がお互いに納得した上での連携だったはずです。東大阪市としては、
https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000040296.html
このように関西学生アメフトリーグにも利用させていますし、別にサッカーに限らなくても良いのですよね。有料の観客という点では厳しいでしょうけど、FC大阪も言わば「余所から来たクラブ」に過ぎません。松本山雅FCなんかとは真逆の存在でしょう。
花園を追い出されたらもちろん、追い出されなくても屋根などのJリーグスタジアム規程によって利用が難しくなるわけで、そうなるとまさかのJリーグクラブのジプシー化です。プロスポーツでは往年のロッテオリオンズ以来ということになります。
そうなると、万博記念公園陸上競技場や長居スタジアムを間借りすることになるんでしょうか。それはそれでガンバやセレッソにしてみたら、鬱陶しいというと言い過ぎかも知れませんが、いろいろ思うところはあります。
そうかと言って、ガンバ・セレッソのホームタウン以外の自治体を探してみても、J規格のスタジアムはないはずです。FC大阪とHOS株式会社が必死になって金主を見つけてきて花園を自主的に改修・増築するしかないような気がするのですが、どうなるんでしょうね。
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