議院内閣制か大統領直接選挙制か?

自民党の総裁選が慌ただしくなってきました。各陣営ともになんやかんやとやらかしていて、揚げ足取りみたいにも思えますが、陣営同士の足の引っ張り合いとも言えますし、それだけ世間的な興味関心が高いとも言えます。

この自民党総裁選は、当然ながら自民党内部だけの選出過程であり、憲法や法律で定められた選挙ではありません。同じく当然ながら、関わるのは自民党議員と各都道府県連及び、自民党員・サポーターのみです。いわゆる自民党関係者以外は蚊帳の外ですが、それに対してちょくちょく異議を唱える人も見受けられます。

曰く、総理大臣を決める重大な総裁選に国民が関われないのはおかしい、云々といった感じの文句ですが、そもそも議院内閣制というものはそういうものであって、国政選挙、特に衆議院において第一党となった政党のトップが首相になるのが普通です。それ以外の、例えば細川内閣時のような第一党の自民党以外の政党が結集して他の候補を首相に選出するほうがイレギュラーであり、戦前からの常識たる「憲政の常道」からは外れているのです。

第一党の自民党の総裁が総理大臣になること、及びその自民党総裁が自民党内から選ばれることに異議を唱えるのであれば、議院内閣制を否定するようなものであり、もうそれは憲法改正して大統領公選制を導入しろという主張に等しいでしょう。

でも、自民党総裁選に文句を言うような人たちって、たいてい憲法改正には反対のような気がするのですが、どうなんでしょうね。

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