2025年シーズンのサッカー界では、JFLで2位になったレイラック滋賀が、J3最下位のアスルクラロ沼津との入替戦を制してJ3参入が決定しました。これにより、「J無し県」だった滋賀県が「J有り県」に変更となり、残る「J無し県」は岩手・福井・三重・和歌山・島根の5県のみです。岩手県も「現在は」Jリーグクラブが存在しないのですが、一応、過去に岩手はグルージャ盛岡が過去にJ3に所属していましたので、過去の経験も含めると残りは4県です。
J1からJ3までで60クラブあるので、47都道府県全てがJリーグクラブ有りになることは可能なのですけれど、実際には複数のJクラブが同一都道府県内に存在していますので、J無し県が存在していることにもなります。
ちなみに、複数のJクラブが存在する都道府県は、
福島県:2(福島、いわき)
栃木県:2(栃木SC、栃木C)
茨城県:2(鹿島、水戸)
千葉県:2(千葉、柏)
埼玉県:2(浦和、大宮)
東京都:3(FC東京、東京V、町田)
神奈川県:5(川崎、横浜FM、横浜FC、湘南、相模原)
静岡県:3(清水、磐田、藤枝)
長野県:2(長野、松本)
大阪府:3(ガンバ、セレッソ、FC大阪)
愛媛県:2(今治、愛媛)
福岡県:2(北九州、鳥栖)
以上、12都府県ですね。
岩手県はグルージャ盛岡が有りますが、他のJ無し県の状況はと言うと・・・
・福井県
前身のサウルコス福井時代を含めて、現在の福井ユナイテッドが何度も北信越1部リーグを制して地域決勝・地域CLに挑んでいますが、JFLには昇格できず。どこかでJFL入り出来ていたらJ3にも行っていたかも・・・。
・三重県
JFLにヴィアティン三重、アトレチコ鈴鹿を擁していましたが、鈴鹿が東海リーグに降格となってしまいました。東海1部には四中工三羽烏の中田一三が設立に関わり、小倉隆史が監督、次いで理事長になっているFC.ISE-SHIMAもあります。
・和歌山県
16年連続の天皇杯和歌山県代表であるアルテリーヴォ和歌山の一強体制が長く続いています。関西1部リーグでの優勝も何度もあるのですが、やはり地域決勝・地域CLの壁に阻まれています。
・島根県
松江シティFCが2021年にJFL5位という好成績を収めたものの、名称を変更し、FC神楽しまねとして挑んだ翌2022年に、経営難で最終的には解散することになりました。ベルガロッソいわみというクラブが中国リーグで戦っています。
現在、地域リーグにいるクラブは、地域チャンピオンズリーグの過酷な戦いを勝ち上がらないとJFLに行けないわけで、さらにそこでHondaFCを上回って優勝するか、2位でJ3クラブとの入替戦を勝つかしないといけません。JFL自体も厳しいですが、地域CLが本当にキツい。ここをスルッと上がれるクラブもあれば、何度も阻まれるクラブもあります。
JFLにまで上がってくると、いよいよJリーグが目前になるわけですが、成績だけではなく経営状況や練習場、クラブハウス、観客数も問われますし、何よりスタジアムの問題が出てきます。
昨今は各クラブと地方自治体の間でスタジアムをめぐる問題がニュースになることが多く、リーグ側としても何らかの方針転換は必要なんじゃないかと個人的には思います。
球技専用スタジアム、屋根付き、交通至便といった要望はあって当然といば当然ですが、それが叶わぬときにどうするか。かつての陸スタばかりの時代に比べれば、専スタが増えたJリーグではありますが、ぶっちゃけ、人口の少ない地方のクラブに厳しいスタジアム要件を課すのは無理があると言わざるを得ません。とどのつまりは誰が金払うねんということです。
国体がある限り、そして陸上競技を行う中高生とアマチュア選手がいる限り、全国の都道府県に陸スタは存在し続けます。それもそれなりの収容人数がある陸スタです。
どうしても専スタが良いなら、鳥取のYAJINスタジアムや今治の里山スタジアムのように、安く建てられて、現地の現状に合わせたそこそこの規模でも問題なしとすべきでしょう。
その代わり、ACLE/ACL2には出場できない、J1リーグにも昇格できないということで良いんじゃないですかね。
そうなってくるといよいよ、J1リーグとそれ以外という区分けになってきて、Jのプレミアリーグ構想が復活してきますね。
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