最近読んだ3つの地下鉄に関する記事が気になりました。
まず1つ目は、日本に来た外国人観光客が、地下鉄の運賃に困惑しているという話。
日本以外の国では、地下鉄は距離や移動駅数に関わらず同一運賃のところが多いそうです。そのため、日本の地下鉄が距離(区間)に応じて料金が上がっていくことが理解できず、困惑している人も多いとのことでした。日本人的にはむしろ同一運賃の方が驚きですが、一部市街地を走っているバスなんかは同一運賃で乗れますし、一定距離まで初乗りと同じ、というケースは多いので、地下鉄もそれと同じと考えればまだ理解はしやすいでしょうか。
とは言え、1駅乗る場合も、路線の最初から最後まで乗る場合も同じ料金となると、長く乗ったほうが得だ!と考える人も多いでしょう。実際には行きたいところに行くだけなのですから、損も得もないはずなのですが、日本で導入したら「ずるい!」という人はいそうです。
2つ目の記事は、ニューヨークの地下鉄では無賃乗車がとんでもない状態になっていて、多額の損失を出しているが、わざわざ捕まえるのも大変なのと、貧困は社会の問題だということで実質野放しになっているというものでした。
これもまた、日本人的には目ん玉飛び出るような話ですが、ロスだかどこかの都市では少額の窃盗はいちいち捕まえないような国(州ごとに法律は異なりますが)なので、地下鉄無賃乗車もNY市民的にはどうでもいい犯罪なのでしょう。個人的な被害があるわけでもないですし。
ただ単にそれ以上のヤバイ犯罪が横行しまくっているから無賃乗車ごときに関わっていられない社会というのは、それはそれでどうなんだと思いますが、市営地下鉄なのであれば最終的には税金で損失をカバーすることになるわけで、これもまた日本では「ずるい!」という批判が出そうです。
3つ目は、東京の地下鉄でタッチレス決済として、ポケットやカバンに入っているようなスマホとBluetooth通信によって改札を通過して、料金を引き落とす実証実験をするという記事でした。
交通系ICカードだけではなくて、QRコードやクレカタッチ決済を使った改札通過方法が増えてきた昨今ですが、ついにここまで来た感がありますね。スマホのBluetoothでの決済処理にかかる時間が、通勤ラッシュ時の猛スピードに追いつけるのかが心配です。不正乗車になったりしないでしょうか。まあ乗る時に処理に失敗した場合は、降りる時にガタン!と閉じられますし、降りる時に失敗した場合は、次に乗る時にエラーになるのですけれど、乗降のどちらも処理できなかったらガッツリ突破した不正乗車になっちゃいますね。
もしこの仕組みをNY地下鉄に導入したら不正乗車が減るかも?と思ったりもしますが、そういう人たちは絶対素直に払わんだろうから、ハックして無料で乗り放題になるスマホアプリとか使うんじゃないかなあ。
それと、将来的に普及させる場合には定期券か普通乗車券かの区別も付けたり、他社線の乗り入れの精算なんかも大丈夫なんでしょうかね。高速で処理される代わりにセキュリティがそこそこな交通系ICも、技術的には曲がり角に来ています。SUICAは中央処理に移行しましたし。いっそのこと、1つ目の話みたいに同一運賃にしますか?
結局のところ、これまでの日本の地下鉄を含む鉄道料金・改札システムは、現在そして未来の日本の環境とは違う前提で作られていたのだなあと思います。もちろん、今後の日本において同一料金への変更や無賃乗車を甘く見ることなどを求めるつもりはありません。ただ、外国人観光客の殺到や、移民の増加によって何らかの変化は生まれるかも知れません。
まあ、それ以前に関西だと京都や神戸の大赤字の地下鉄線自体どうすんねんという問題もあるのですけれどね。
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