年を取ってくると食べるものの嗜好が変わってきます。こってりしたものもたまには食べたくなるものの、そんなに量も要りません。それこそ若い頃は味が濃くて量が多ければ満足したものですが、中年になると量も味の濃さもそんなに求めなくなります。
子どもの頃、若い頃はいわゆる「幕の内弁当」を喜んで食べることはありませんでした。それよりも肉・揚げ物が単純に多い方が嬉しいものです。多分大半の人にとっても同じではないでしょうか。
最近になって、弁当を買うときにそういった揚げ物や肉がたくさん入った弁当よりも幕の内弁当のような複数の種類のおかずが少しずつ入った弁当でいいや、と思って選ぶことが増えてきました。
カロリーや量の観点から言えば、幕の内弁当もトンカツ弁当も大差ないことが多いです。幕の内弁当にも揚げ物や肉が入っていますし、ご飯の量もそれなりにあります。それでも幕の内弁当につい手を伸ばしてしまう理由を自分なりに探ってみましたが、リスク分散という考えに思いつきました。
先述の通り、若い頃はとにかく量重視なので選んだおかずが少々美味しくなくても大して気にせずそれなりの満足感を得られます。しかし年を取ると量重視ではない食べ方になるので、かえって美味しくないおかずに出会うとテンションが下がるだけではなく、全部食べきるのが難しくなります。
例えばおかずのほとんどがトンカツであるトンカツ弁当で肝心のトンカツが好みの味ではなかった場合、食べきるのが大変です。しかし、幕の内弁当であれば入っている小さなトンカツが例えまずくても他のおかずがあります。
つまり、幕の内弁当であれば何か一つのおかずが美味しくなくても、全てのおかずが美味しくない可能性はかなり低くなります。もちろん全部まずい可能性もありますが、それはさすがに可能性としては低いでしょうし、もしそんなものに出くわしたら犬に噛まれたと思って諦めましょう。
幕の内弁当を選ぶ理由としてはこのような、おかずがまずい時のリスク分散的思考が絡んでいるのではないでしょうか? 本当にどうでもいい話ではありますが。
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