
コンピュータ、ソフトウェア、AIが発達してくるとチェス、囲碁、将棋で人間が勝てなくなる(既にチェスは負けましたが)と言われています。ハードウェアもソフトウェアも向上していけば、時期はともかくいずれは必ずそうなるのは間違いないでしょう。
それは間違いないのでしょうけれど、それでその競技がなくなるかというとそんなわけもありません。そもそも人間同士が戦うから、その様子を人間が見て楽しい、というのが本来の魅力のはずです。
AIに限らず、機械が進歩したことで人間同士争うことがなくなるわけでもありません。例えばピッチングマシーンが野球のボールを時速180kmで投げるから、人間が160kmで投げても意味がない、という野球関係者・ファンなど一人も居ません。機械は、ボールが耐えうる限り200kmでも300kmでも速い球を投げることが出来ますが、プロ野球のマウンドに立つわけではありません。あくまで人間同士の戦いです。練習で200kmのボールを打つ練習をすることで打者の技術は向上するでしょうけれど、それはこれまでと変わりません。
囲碁将棋だってAIが強くなっても同じことです。対局は人間同士で、練習ではAIに鍛えられる、という流れに変わるだけでしょう。
eスポーツも同様でしょう。それこそゲームなんてAIにさせれば、他の競技以上に適性があるでしょうし、人間対AIではかなわない時代があっという間に来るでしょうけれど、そのことによってeスポーツを面白くないと思うわけではありません。
人間同士の戦いを人間が見ることでエンターテインメントとして成立するわけです。もちろん、異種格闘技戦みたいな人間対AI、人間対ロボットというものもあり得ますが、多分今後もスポーツにしろボードゲームにしろeスポーツにしろ、人間対人間での競技が続くはずです。
それでは、人間が人間対人間の戦いを見て楽しめる、ということであれば、コンピュータがコンピュータ対コンピュータの戦いを見て楽しむ、ということもあり得るのでしょうか?
そもそもAIが楽しい、面白いという感情を持つかどうかという問題がありますが、自分が何かをして楽しむということは、例えば動物でもイルカや犬は遊びを行うと言われています。自分がする分には遊びというものを楽しむのは人間だけではないでしょうけれど、他者が遊んでいるのを自分が見て楽しむ、という行動は人間特有のものでしょうか?
AI対AIの試合・遊びを他のAIが見て楽しむことにそもそも人間として意味があるのかという大問題がありますが、それをさらに人間が見ることもあるのでしょうか。機械内だけで行われていたら全く見ることは出来ませんが、なにかモニタリング出来るようにしておけば可能ですかね。
本当にそもそもの問題として、AIがそこまで発展するのかどうか分かりませんが。
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