テレビとラジオの地方局の存在理由と今後

ラジオをインターネット経由で聴取できるサービスであるradikoで、民放ラジオ局全てを利用出来るようになりました。

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https://www.oricon.co.jp/news/2170249/full/

設立10年を前に、ネットさえあれば、いつでもどこでも過去1週間のラジオ放送を聞くことが出来、さらには有料プランを利用すれば、所在地にかかわらず全国の民放ラジオを聞くことが出来るようになりました。

個人的にテレビもラジオもリアルタイムではほぼ利用していません。ネット上、SNS上で話題になっている番組を後から視聴・聴取することも増えてきましたが、ラジオはタイムフリーで簡単に聞くことが出来ます。別の地方のラジオ局の番組でも、有料のエリアフリー機能を使えば聞けます。

しかし、テレビ番組の方は簡単ではありません。録画していないテレビ番組が話題になっていて、それを後から見ようと思っても、テレビの通常放送で再放送を待つのは運を天に任せるようなものです。NHKスペシャルのように再放送があることが間違いない番組ならいいですが、ほぼ全ての番組はいつ再放送があるか分かりません。

TVer、Huluなど見逃し配信サービスはいくつもあります。

どれが便利なのか?「見逃し配信」動画配信アプリ9種類を徹底検証
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ただ、各局が全ての番組を配信しているわけではありません。話題になっている見たい番組がちゃんと配信されているかどうかも、結局は運次第というかテレビ局次第です。権利関係など複雑な事情があるのだと思いますが、ラジオに出来ていることがテレビで出来ていないということに法律の問題ではなくて別の問題なのかなと思ってしまいます。

また、見逃し問題だけではなく、住んでいる地域によって見ることが出来る番組が異なるという問題もあります。当然ながら首都圏に住んでいる人は東京キー局の番組とそこでの地方局の番組を全て見ることが出来ますが、首都圏以外に住んでいる人は見られる番組が減ります。

私が住んでいる大阪は地方の中では相当マシな方だと思います。テレビ局の数も多く、ほとんどの東京キー局の番組も見られますし、逆に大阪の放送局で作られている番組もたくさんありますので、地方感はあまりありませんが、それでもネット上で話題になっているのに見られない番組はちょくちょくあります。

人口や経済規模がもっと少ない地方になると、民放テレビ局の数も少なく、キー局の番組のうちどれが見られるかどうかはその地方局の選択任せになってしまいます。

東京一極集中の弊害や、地方分権・地方振興が重要だと訴える人はたくさんいますが、東京と地方のテレビにおける情報格差がとてつもなく存在していることは問題視しなくてもいいのでしょうか?

有料あるいは無料のウェブサービスを使えば、地方在住でも東京の番組をある程度は見ることが出来るようになりました。放送波の送出、地方の需要に合わせた番組編成、ローカルなニュースなど地方局の存在意義はあると思いますが、こういったウェブサービスによって地方局の存在価値が減っていくことになります。

もちろん、全てをネット配信になるわけがありませんし、ネット回線の障害が発生すれば視聴できません。放送波によるテレビ・ラジオの必要性は変わりません。ただ、テレビ放送を見やすく、あるいは見られない人を無くすという方向にもっと進んでいって欲しいと思います。

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