文化は地域を越えて伝播していきます。日本も例外ではなく中国から朝鮮半島を経由して伝播した文化が今でもたくさん残っています。その最たるものは漢字ですが、それ以外にも今話題の元号もそうです。あとは食事で使用する箸も中国から伝わってきました。仏教もです。
中国から渡来した最新文化は東方向は日本が終着点となります。その先は海ですから当然ですね。人も文化も日本で留まるか、折り返して帰るかどちらかです。逆に、中国文化を取り入れつつも通過してその先まで行くことが出来る、朝鮮半島やインドシナ半島では、漢字や元号が無くなりつつあります。ベトナムは漢字文化圏でしたが今では使用されていません。20世紀途中から使用されなくなりました。朝鮮半島ではこれも20世紀からハングルの使用を大幅に増やし、最近の若い世代は漢字を読み書き出来ないとも聞きます。どちらも国策的な要因が大きいのだと思いますが、中国文化の終着点ではなく通過点ということもあるような気がします。元号も同じですね。20世紀に朝鮮でもベトナムでも元号が使われなくなりました。一方漢字も元号も日本では使用されており、当面なくなりそうもありません。
全ての中国文化が通過点ではなくなるわけではありません。箸を使って食事を取る文化は東アジアから東南アジアにかけて今も広く存在し続けています。漢字・元号と箸の伝播や存続の違いについて誰か研究しているんですかね。寡聞にして知らないですが、何か本でも見つけたら読みたいです。また、逆に東や南方向では無く、西方向に中国文化が広がって定着しなかった理由も知りたいですね。高度に発達していたイスラム文化が阻んだのかもしれませんが、モンゴルによるロシア支配、いわゆる「タタールのくびき」において広がってもおかしくない気もしないでもないんですが、キリスト教文化が阻んだのでしょうか。
漢字・元号・箸の中で、最初になくなってしまうのは果たしてどれでしょうか? おそらくは元号だとは思いますが、食生活が大幅に変われば箸、情報伝達手段が大幅に変われば漢字もどうなるか分かりませんね。
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