システム障害はなぜ三度起きたか

今年の2月から3月にかけて発生した、みずほ銀行のシステム障害については、その時にこんなことを書きました。

https://hrsgmb.com/n/nf002d2d844e2

あの時の報道からするに、数年前に移行した、完全一元化して生まれ変わったみずほ銀行のシステム自体には問題が無いけれど、運用において問題があったために起きた障害だった、という認識だったのですが、先日の関係者の処分やみずほ銀行の特別調査委員会による調査報告書によると、どうやらそんな単純な問題でもなくて、運用そのものを軽視していたとも言えますし、そもそものシステムにもやっぱり問題があったみたいです。

https://www.mizuho-fg.co.jp/release/20210615release_jp.html

システム設計や運用について素人なので何とも言えませんが、過去のシステム障害時にも言われていた、みずほ銀行の企業風土・体質の問題というのは永遠に解決出来ない問題なんでしょうかね。

ただ、個人的に気になるのは、システム開発では多数の人的リソースを割いて、今度こそ大規模障害など起きないシステムを作ろう、と意気込んでいたはずですが、いざシステムが出来上がった後は運用部門の人的リソースを大幅に減らしたらしいんですよね。異動によってシステム全容を理解する人が減り、ブラックボックス化していたというのは驚きます。なんで数年でブラックボックス化するねん、とツッコミたくなりますが、出来上がったシステムに余計な人件費は掛けたくなかったのでしょうかね。

システムは作って終わりではなくて、作った後もずっとメンテナンスとアップデートが必要なはずで、開発に当たった専門家の人たちも分かっていたでしょうし、経営陣には言っていたと思うんですけどねえ……。

多分、みずほ銀行内でシステム開発に当たった人たちは優秀な人で、開発が完了したシステム部門に置いておくのはもったいない、と判断して別部門に回したのかも知れません。

今の時代ではシステム部門は昔からある部門(経理や営業)などと同レベルの重要性があると判断するかしないかでは大違いですよね。

問題は、過去に大規模なシステム障害を起こして金融庁からもお叱りをもらっていてもこの対応、ということになると思います。

無責任な赤の他人から見たら、もしかしたらまた数年後にやらかすんじゃないかと邪推しています。もう、システム部門の叩き上げの人間が経営トップにならない限りは信用されないんじゃないですかね。

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