2021年6月25日〜26日AFCチャンピオンズリーグGL第1節タンピネス・ローバーズFC対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

6月半ばになっても今シーズンのACL(AFCチャンピオンズリーグ)の日本国内での放映が決まらず、参加チームのサポーターはやきもきしていました。もしかしたら今年はテキストでの速報しか無いかも……、と覚悟も決め始めたところに、DAZNがACLの日本国内独占放映権を取得したと発表がありました。しかも8年間!

それまでは日テレ、それより前はテレ朝がBSやCSを使って放送してくれていましたが、多分大した利益にならないというか赤字だったのでしょうね。DAZNの英断はJリーグサポーターにとって大きな助けとなりましたし、また来シーズン以降はやきもきする必要も無くなって、DAZN契約者にとっては万々歳の結果となりました。

そのACLの東地区は、タイとウズベキスタンの2箇所に分けての集中開催となりましたが、オーストラリア勢が感染のリスクのために辞退したこともあり、チームの組み分けが元の予定とは変わりました。

ガンバは韓国の全北現代、シンガポールのタンピネスローバーズ、タイのチェンライが入るグループHであり、この組は遠いウズベクの地での試合となりました。

既に名古屋のいるグループGやセレッソのいるグループJは試合が始まっていますが、ガンバは日本時間6月25日23時から初戦となりました。

日付をまたいで行われるACLの試合の思い出となると、2008年の準々決勝アル・カラマ戦です。地中海に面する国とのアジア内での試合という、極東の人間からすると「ちょっと何言っているか分からない」状態になりますが、本当に広い地域です。

その時でもシリアは以前の内戦の余波があって危険な状態でしたが、その後のもっと激しい内戦と諸国介入、ISの侵攻によって、2008年がまだマシな状態だったと思えるくらいの状況となってしまいました。

そういった色々な思いもあるACLにようやくガンバが復帰しました。

スタメンには高尾と藤春が戻った4バックになりました。リーグ戦では3バックに戻してようやく勝てるようになったところですが、本来のサイドバックが戻ってきたのでこのフォーメーションは納得出来ます。

まずはキックオフ直後から前からプレスをかけていき、1分過ぎに早くも宇佐美がシュート。リーグ戦で溜まっているであろう鬱憤を晴らす試合にもなってほしいものです。

3分にも前で奪った流れからパトリックのシュートが相手に当たってポスト。

その後は落ち着いたというか、タンピネスローバーズの守備ブロックを崩せず、むしろ相手がボールを持つ時間も増えました。

13分には高い位置で奪って最後は宇佐美が打つもDFのブロックに遭います。

決定機はいくつかありますが得点は奪えず。タンピネスローバーズの攻撃は昌子を中心にアタッキングサードでは自由にさせていないので怖さは感じません。

21分には小野瀬がクロスに見せかけたシュートを狙いますがこれも惜しくもバーに弾かれます。

タンピネスローバーズはGKから細かくつないで中盤から一気に裏を狙ってくるので気が抜けません。ロングボールをひたすら蹴り込んでくるのも怖いのですが。

と思っていたら、26分に左サイドで藤春が一度抜けなくても粘って抜いて上げたセンタリングをパトリックが頭で合わせてようやく先制できました。ガンバとしても久し振りのヘディングでのゴールとなりました。

30分〜34分にはタンピネスローバーズの波状攻撃が続きました。一気にここで劣勢になってきました。失点したら前掛かりにするというプランが元からあったのではと思ってしまうくらいに状況が急変しています。

受けて立ってしまったガンバですが、最後にはクロスを東口がキャッチして何とか流れを切りました。

しかし良い場面はたまにあれど、良い時間帯がほぼありません。相手のブロックがしっかりしているのもあります。ただ、大外で藤春や高尾が裏を取る動きをした時に良いタイミングで中盤からボールが出ればビッグチャンスになりそう。なりそう止まりなのですが、ここが一発通れば綺麗に決まるはずです。

結局1点リードで前半終了。悪くはないですがさして良くもない前半でした。ただ決定的なシュートはいくつかあり、枠に阻まれたのも2回ありましたので、チャンスの数自体はそれなりにあったので、最後の攻撃は良いです。むしろアタッキングサードに持っていくところまでの展開が問題でしょう。

守備は30分過ぎの押し込まれ続けた場面でしのげたのが大きかったです。あそこ以外はそれほど問題はないですが、昌子の守備能力にかなり負うところが大きいのが気になります。

後半開始では選手交代無し。1−0の展開は怖いので早くに追加点が欲しい状況です。開始直後から前半同様ガンバの攻勢で、CKからパトリックのシュート、その後に井手口のシュート、CK、CKと続きましたが得点にはならず。

ずっと前から思っていますが、セットプレーの第一キッカーが宇佐美はあまり良くないというか、あんまり合わない気がするのですけれどどうなんでしょうか。こぼれ球を一発で決められるシュート力も宇佐美は持っているのですから、キッカーは矢島で良いと思うのですが。

51分に小野瀬がフリーのパトリックに合わせますがヘディングシュートは右に外れてしまいました。

61分には相手の危険なヘディングシュートもありましたし。1−0でずっと続くのは良くないですねえ。攻撃の人数は足りていて、シュートチャンスもあるのですから後は最後の質の問題です。

66分には高い位置で井手口が奪ってダイレクトでパトリックに入れるも、パトリックは触っただけでGKがキャッチ。後半のパトリックは惜しいと言うより勿体ないと言う感じ。その直後に宇佐美のシュートのこぼれ球をパトリックが押し込むもオフサイド。

71分にも宇佐美が左から巻いたシュートを打つもポストに三度阻まれます。今日のガンバはツキはないですね。

74分に矢島と小野瀬を下げて、小野と奥野を入れました。奥野で中盤の守備を強化子、小野で前線の攻撃の種類を変える意図でしょうかね。

81分にパトリックと藤春に代えてレアンドロ・ペレイラと黒川が入りました。藤春はまだコンディションが100%ではないのかも知れません。

後半は選手間の共通意識がちょっと食い違うシーンが前半より多いように思えます。チャンスはあるのですけれど、相手との単純な選手個々の質の違いで作った決定機とも言えます。

88分についに、倉田の左サイドからのクロスにレアンドロ・ペレイラがドンピシャで頭で決めました。

これで2−0。あとは時間を使いながら試合を終わらせることを第一に考えつつ、前線の選手だけで得点出来れば尚良し、という状況になりました。

91分に倉田からウェリントン・シウバにスイッチ。もう少し早く倉田を下げて次の試合のことを考えたかったですが、そんな試合展開ではなかったので仕方ないですね。

試合はこのまま2−0のガンバの勝利で終了。危なげないわけではありませんでしたが、終わってみれば相手の危険なシュートというのはわずかでしたし、ゴールの枠に当たったシュートも三度もあったのですから、ボール支配率ほど良くない試合だったとも言えません。

むしろ、いつでもタンピネスローバーズの細かくつないでくる攻撃が一番の驚きでこの試合のトピックでした。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは決めづらいですが、見事なクロスで先制点を生んだ藤春とします。久々の先発でしたし。倉田藤春が元気な左サイドは良いものです。昌子のすごい守備は毎度のことなのでだんだん麻痺してきているような気もします。

ともかく、大事な初戦でしっかり失点せずに勝てたことを喜びましょう。

次は日本時間で29日午前1時の全北現代戦です。やはり、国際試合、ACLは緊張しますが勝てた時の満足感はいいですね。次も勝ってグループリーグ突破を視野に入れられるよう期待します。

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