2021年7月8日AFCアジアチャンピオンズリーグGL第5節ガンバ大阪対タンピネス・ローバーズDAZN観戦の感想

チェンライ・ユナイテッド相手に2試合続けての引き分けに終わった結果が、ガンバは残り2つ勝ったとしても勝ち点は12。グループ2位の5チーム内で上位3つに入るにしても他力本願の状況となりました。

日本時間の昨日夜の試合で、グループGの名古屋グランパスが浦項スティーラーズと引き分けたため、浦項の6試合終えての勝ち点は11となり、ガンバが12になれば上回れます。後はグループJの2位はおそらく傑志ですが、最終戦でセレッソが負けなければ傑志の勝ち点も11止まり。

こんな皮算用も残り2戦をガンバが勝てなければ何の意味もありません。まずは現状勝ち点ゼロのタンピネスローバーズにしっかり勝って最終戦に挑む状況を作る必要があります。

逆に言うと、今日勝っても次節に全北現代に勝てなければ同じく意味がありません。そういうことも考えてのメンバー構成になったでしょう。スタメンにはGKに石川、DFに佐藤、MFに福田、FWに一美、川﨑と出場機会の少ない選手を入れてきました。東口、三浦、奥野、矢島、小野瀬、パトリックが事実上の温存です。ただ、今日もスタメンの宇佐美には全北戦のためにも復活してもらわねばなりません。

日本時間23時にキックオフ。

いつも苦しむ試合の入りですが、最初の攻撃で左サイドでパスを回して最後は倉田のシュート。右に外れましたが悪くはありません。

このスタメンなら4バックだろう、と思いきやどうやら福田が左に入っての4バック。前節のロングボールに対応出来なかった対策でしょうか。

8分には川﨑が自陣から長いドリブルを見せて最後は一美のシュート。これも枠を外れました。川﨑はそれでこそ川﨑です。

第1節の試合とは違い、タンピネスが細かくパスを回す時間は少なめです。13分、CKのこぼれ球を井手口が打つもこれも枠の右。

相手が自陣で持っている時のプレスも第1節よりは上手く出来ています。怖いのはカウンターくらいであり、全般的にはガンバペースなのは間違いありません。

21分、ついに均衡が破れます。ミドルレンジの浮き球をエリア内で一美が落として、倉田がワントラップで絵に描いたようなドライブシュートを決めて先制。

次いで25分、ボールを受けた川﨑が相手のブロックをかいくぐってドリブルからシュートを決めて追加点。これこそ川﨑ですよ。ようやく、去年のU23での試合以来の「らしい」プレーを見ることが出来ました。

しかし直後の相手CKからシュートを浴び続けて、結局失点。これで2−1。タンピネスローバーズはこのACLで初得点です。この時間帯、相手が一気に出てきたところを防ぎきれなかったのは、この後の時間の苦戦を予感させます。

と思いきや、28分に今度も川﨑が右サイドでドリブル突破からのクロスで一美がどフリーで決めて3−1。8分で4ゴールが生まれる混戦になりましたが、四の五の言っても別のチームに生まれ変わるわけがありません。こうなったら失点しても得点する戦いで勝つのみです。

右サイドで川﨑が躍動しているのは見ていて楽しいですし、左SBに入った福田も及第点の働きはしています。黒川には悪いですが、藤春がいない時の左サイドは今の戦い方なら福田の方が向いているかも知れません。

38分にはドリブルで切り込んだ宇佐美が倒されてPKゲット。しかし宇佐美が止められ、フォローした井手口のシュートも阻まれます。このACLでの不調を示すような宇佐美の失敗となってしまいました。

そして3−1で前半終了。PK失敗がもったいないと思える前半でした。逆に言うと、それ以外は失点シーンを除いて悪い時間帯も無く、イメージ通り、プラン通りのサッカーだったと思います。

ハーフタイムに松波監督が動き、井手口に代えてウェリントン・シウバが入りました。今日のタンピネスなら山本のワンボランチ、もしくは山本倉田のコンビでも大丈夫と判断したのでしょうか。シウバは左MFに入りました。

50分、タンピネスのFKからガッツリ頭でシュートされましたが石川の正面で助かりました。

53分に中央で受けた一美のシュートのこぼれ球を川﨑がきっちり決めて2ゴール目。試合は4−1となりました。

後半最初のゴールを奪ったことで有利な試合展開になりました。直後にも宇佐美のクロスに川﨑がボレーを打ちますが盛大に外しました。

タンピネスの攻撃も結構際どいものが多く、決して安心できませんが、それ以上のチャンスがガンバにもありますので、往年の西野ガンバサッカーのような得点経過になりそうです。

61分にはロングボールの折り返しに飛び込んだ川﨑が倒されてPKを得ます。今度はシウバがキッカーとなり、再び相手GKのセーブに防がれました。

PK2本失敗してもリードしているのはそれはそれですごいですが、次にチャンスがあれば川﨑に蹴らせてあげてください。このタイミングで福田と宇佐美を下げて黒川とパトリックが入りました。

しかしウェリントン・シウバが未だにチームに馴染めていないというか、他の選手と呼吸が合わないのは気になります。今のシウバがこのチームで生きるプレーが単騎突破なのはもったいないですね。

68分にもパトリックのシュートのこぼれ球を一美が豪快に上に外しました。

第1節では枠に3つも当たりましたが、この試合ではPK2本以外にも決定機を大量に外しています。勝利の次に得失点差が必要な試合なんですけどねえ。

71分になぜかヨングォンに代えて三浦が入りました。コンディション調整のためか何か分かりませんが、試合の行方はほぼ決まりましたので、後は得失点差の問題です。

75分には大きなサイドチェンジを受けた黒川がエリア内に侵入して、戻したパスをシウバが決めて5−1。

最後の交代枠は一美からレアンドロ・ペレイラでした。代わった直後にカメラが追っていないところで、パトリック→ペレイラ→パトリックで決まって6−1。

直後の倉田のシュートはポストに当たりましたが、その後の攻撃で川﨑が見事に決めてハットトリック達成です。7−1となりました。

87分には倉田のスルーパスに抜け出したパトリックが角度のないところから流し込んで8−1。

個人的マン・オブ・ザ・マッチはもちろん川﨑修平です。3ゴール1アシスト、PKゲットもありました。今日フル出場の川﨑が中2日の全北現代戦で先発するのは難しいですが、こうなると使いたくなってきます。敵陣でドリブルしてこその川﨑ですよ。

山本も本来のプレーを取り戻したように見えましたし、福田も計算できるメンバーとして戻ってきました。

相手との力量差ではもちろん違いがあるにせよ、今日のガンバは結果も内容も良かったと思います。1失点は余計ですし、2つのPKも決めてほしかったですが、しょうがないですね。

8−1という、ガンバとしては公式戦で久し振りの大差での勝利となりました。

ガンバ大阪はこれで5試合終わって勝ち点9、得失点差7です。全北現代に勝って勝ち点12になれば2位通過の可能性が高まりますが、次節引き分けで勝ち点10でも一応は現段階では他グループ2位が勝ち点10以下になる可能性もありますので、この得失点差は貴重でもあります。

そんな皮算用はともかく、次も勝つだけです。

この5試合でグループ最弱のタンピネスにしか勝っていないということとか、全北現代が1位通過を決めていたとしてもガンバ相手に手を抜くとは思えないこととか、宇佐美も井手口も本調子にならないままビッグゲームに臨まざるを得ないこととか、藤春が戻ってきてくれるのか分からないこととか、いくらでも不安要素はありますが、ともかく、次も勝つだけです。

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