寄付の強要も非難もあってはならない

ガンバ大阪の30周年記念クラウドファンディングが少し前まで行われていました。私は30年記念誌への氏名掲載の権利だけ購入しましたが、この度、それぞれの商品・サービスに関して氏名公開を認めていた人の一覧が発表されました。

https://www2.gamba-osaka.net/crowdfunding/index.html

2016年から使用されている、ガンバのスタジアムにも建設資金の寄付を行って、スタジアム内に名前が掲載されているので、ガンバ大阪の歴史にサポーターとして名を残す二つ目の寄付となりました。

さらに先日、予約受付が開始された30周年記念オフィシャルBlu-rayについても、ネームロールに名前が載る特典付きで購入したので、ある意味サポーター冥利に尽きるお金の使い方をしています。

特典付き商品購入にしろ寄付にしろ、あるいはクラウドファンディングにしろ、商品・サービスの対価だけを求める通常の商行為とは異なります。通常の購入は、ジュースと買う場合はお金と引き換えにジュースを手に入れるだけですので、いっちゃえばそれで終わりです。

一般的な商行為とは異なる金銭のやり取りは、文化形成には欠かせないものです。無くても成り立たないわけではありませんが、危機的状況ではどうしたって売買だけではやっていけません。まさにそれが今のコロナ禍で明らかになっています。

昔は特定のパトロンが文化の担い手であることが多かったですが、現代社会ではその文化のファンが広く浅く形成されています。広く浅く形成されていることやあるいは文化継続の必要性から、公的資金いわゆる税金で文化を支えることも当たり前になりました。

国も自治体も財政難で苦しんでくると、文化に出すお金を減らします。減らした分を誰かが担わなければやっていけないわけですが、インターネットを使ったクラウドファンディングは新しい時代の文化形成・継続にとっても大きな役割を持つことになりました。

そう言えば、先日この夏の高校野球が無観客で行われるための売上減をカバーするクラウドファンディングも発表されました。

https://a-port.asahi.com/projects/koshien2021/

あれほど国民に浸透しているはずの高校野球の割に、まだまだ支援者も金額も十分とは言えませんが、さすがに名前掲載と手紙だけだと厳しいのではないでしょうか?

高校野球では、一部の学校で甲子園出場が決まったらOBらに寄付の話が来るということもあるそうですが、寄付だろうとクラウドファンディングだろうと、強制されると問題ですよね。

寄付はあくまで自発的でないと寄付とは言いませんし、寄付が当然という空気になったとしても、寄付しない権利は尊重されるべきです。毎年高校野球を観戦して楽しんでいた人であっても、寄付するかどうかはその人の善意によります。

逆に、寄付した人に対して、売名行為だの偽善者だの自己満足だのと言ったくだらない非難もあってはならないことです。

強要でもなく、非難もされない寄付による文化形成が、もっと一般的になれば、ひいては税金での文化継続の負担も減るでしょうし、寄付する人も寄付を受ける人ももっと気楽に生きていけるはずです。

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