平繁無忙の何でも書くブログ

  • Yahoo!ニュースの功罪

    昨日のYahoo!ニュースで、こんな記事がありました。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/9f5213a50b2b5b5beb22f132d62d68497200be6c

    この記事がいつまで配信されているか分かりませんのでざっくり書くと、
    「日本ではeスポーツが海外ほど普及していないようだが、海外との違いは何か」
    といった話です。

    そしてここがYahoo!ニュースの真骨頂でしょうけれど、その記事のすぐ下にコメント欄があります。このコメント欄でいまは「エキスパート」と表示される専門家諸氏のコメントがまず上位表示されています。

    その上二つで、日本では海外よりも盛り上がっていると書かれたコメントがあり、記事のタイトルや中身と食い違っている格好になりました。

    Yahoo!自体が記事の信憑性を判断することはないとしても、専門家のコメントによってその記事の中身を否定あるいは疑問を呈したり、逆に記事内容を補強したりするシステムを構築しているのは、Yahoo!というプラットフォームにおけるマスメディア引用の良い点だと思います。この点に関しては、引用されたメディアの大元のサイトでは出来ておらず、明らかにYahoo!ニュースが優れている点です。

    その一方で、記事によっては本当に酷いコメントや愚にも付かないコメントだらけの場合もあります。よくあるのが、
    「こんな記事に意味が無い」
    「なんでこんなことをニュースにしているのか」
    「他に大事なニュースがあるだろう」
    といったコメントです。まさにブーメランとして、
    「こんなコメントに意味が無い」
    「なんでこんなことにコメントしているのか」
    「他の大事なニュースにコメントすればいいのに」
    ということになるのですが、好き勝手にコメントを書けるからこそ、Yahoo!ニュースのビュー数が多くなり、賑わっている面があるので、痛し痒しなのでしょう。

    今では問題のあるコメントなどは閉鎖・削除されているのでまだマシにはなっていますが、Yahoo!ニュースには良い面と悪い面があるのは確かですね。使い方を誤らなければ、非常に使い勝手の良いメディアだとは思うのですが。

  • アジアカップでの東南アジア諸国の躍進

    今回のアジアカップのグループリーグの最大のサプライズと言えば、東南アジア諸国の躍進でしょう。

    事前のFIFAランクやこれまでの実績から見て、決勝トーナメントに残ると思われた国々はほぼ通過しましたが、唯一失敗したと言えるのはグループFのオマーンであり、そのオマーンを抑えて2位通過したのは、日本人である石井監督の指揮するタイ代表でした。サウジアラビア含め対戦3ヶ国全てを無失点に抑えての勝ち点5を奪っての堂々の無敗通過です。

    その他、日本のいるグループDではベトナムが日本を一時逆転したことや、インドネシアがベトナムから奪った勝ち点3によりグループリーグ突破を果たしました。

    また、グループEでは2敗していたマレーシアが最終戦で韓国相手にシーソーゲームの末、3-3の引き分けに持ち込みました。

    その一方で、東アジア勢があまり良くなかったと言えるグループリーグでもありました。

    日本はイラクに敗戦、韓国はヨルダンとマレーシアに引き分けてしまい、共に2位通過に終わりました。中国は2分1敗で3位、香港は3連敗の4位でした。台湾(チャイニーズタイペイ)はどうしたのかと思い調べてみたら、アジアカップ3次予選に進むプレーオフでインドネシアに負けていたようです。北朝鮮はアジアカップ予選を兼ねていた、ワールドカップアジア予選も辞退していましたね。

    2007年アジアカップを四ヶ国共催した頃から、、東南アジアはいずれ強くなるとは言われていましたが、日本・韓国の指導者を継続的に呼んできたことも一因でしょうか。特にタイ代表の石井監督は、日本でも鹿島を率いて優勝した人ですし、タイのプロリーグではブリーラムで2年連続3冠という誰もケチを付けられない実績での就任ですね。

    まあ2019年のアジアカップでもタイ・ベトナムがグループリーグ突破をしていますので、まだ前回以上という成績になったわけではありませんが、2大会続けて2ヶ国が突破したのは、東南アジア勢の実力が安定してきた証拠でもあるでしょう。

    前述したとおり、東アジア勢の方が日本・韓国以外は突破ならずで、中国の弱体化は目に見えて明らかです。将来中国は強くなるといっていた人は何だったのか。共産党支配による締め付けや弊害、超級リーグの衰退といった事情がある中国よりも、むしろインドの方が可能性があるかも知れませんが、インドはインドで色々事情もあるでしょうからねえ・・・。

    中東勢も大きな変動はありませんが、パレスチナがラウンド16に残ったのは、恵まれた環境さえあれば強くなるわけではないことを逆に証明している事実だと思います。

  • アラフィフの親知らず抜歯

    47歳にもなって親知らずを抜くことになりました。

    これまで一度も、いずれの親知らずも抜いたこともなく、痛くなったことも無かったのですが、先週くらいから何だか左上の歯と歯茎全体がジンワリと圧迫されているような感触があり、痛いと言うほどではないけれど、不快というよりはちょっと上のレベルの感覚がありました。

    痛み止めを飲むと一応は治まるのですが、ちゃんと診てもらおうと思い、職場近くの歯科に行くと、おそらくは親知らずが原因で、内部で虫歯になっているとのこと。

    いきなり抜くわけにもいかず、翌週の昼に抜くことになり、それまでは痛みが気になったら痛み止めを飲むということになりました。

    そしていざ、抜歯の時。

    歯科医の腕が良かったのか、生え方がややこしくなかったのか、処置自体は30分も掛からずに終了しました。後は抗生物質を飲み続け、痛くなったらロキソニン、という状態です。

    ちなみに、痛み止めの薬は胃の粘膜を傷つける可能性があるので、出来れば食事後がベストですが、今回の抜歯の時に麻酔が切れてから食事してくださいね、と言われました。

    この論理パズルを解くと、

    麻酔が切れる→食事をする→痛み止めを飲む

    という流れになるので、痛みに耐えながら食事をすることになります。さすがにそれは無理なので、麻酔が切れて痛みを感じ始めたところで、少しだけゼリーを口にして、すぐに薬を飲みました。

    中年になるまでにさっさと親知らずを抜いておくべきだったのかも知れませんが、ずっと埋没していて別にいいやと思っていたのが良くなかったですかね。

  • 支持政党無しの意味と、内部批判の重要性

    共同通信の調査における自民党の支持率が急落し、過去最低になった模様です。自民党の支持率と内閣支持率には一定の相関性があるのでしょうけれど、今回は内閣ではなく自民党ということで、安倍派を始めとする派閥ぐるみの不正政治資金問題が強烈に影響している模様です。

    とは言え、じゃあ自民党以外の政党の支持率が上昇したのかというとそういう訳でもなく、ただ単に政治不信が拡大して支持政党無しが増えただけの話です。

    ただ、個人的には「支持政党無しイコール政治に無関心」ではないと思っています。

    支持政党無しの人は、選挙時には浮動票扱いされ、その投票が政権を左右しますが、そもそも、その時その時ごとに政治に対して評価を下して投票先を決める「支持政党無し」こそが重要なんじゃないでしょうか。

    逆に言うと、支持政党ありの人はその支持政党が問題を起こした時でも離れないわけで、それはその政党の自浄作用を阻害していることにならないでしょうか?

    もちろん、内部にあってその問題に対して批判する人は必要で、そういう言動をとっているのであれば、支持政党があってしかるべきだと思いますが、何も考えずにとにかくひたすら特定の政党、あるいは政治家個人を何があっても支持し続けるのは、政治ではなくカルト宗教でしょう。

    だいたい、人間なんて別の人間と100%あらゆる分野において意見が一致することはありません。何かしらは意見の違いや衝突があれど、より重要な点について考えが一致するからこそ付き合えます。それは個々人の人間関係だけではなく政治についても同じです。

    というよりも、政治とは何か、と聞かれたら「妥協」そのものだと私は答えます。意見をぶつけ合うのは良いとしても、どこかで何かを重視して妥協することで人間社会は成り立ちます。ただひたすら争い続けるのは政治ではなく戦争でしょう。

    政治家が政党を組むのも同じことです。細かいところでは意見が合わないけれど、より大きな問題、大義においては一致する人たちが大同小異で集まるのが政党です。

    投票するのも同じこと。細かい政策には不満があれど、この政治家、この政党がより重視する点においては納得が出来る人や政党に投票するのです。特定の政党や政治家の言うこと全てを起き上がりこぼしのようにウンウンうなずいて認めてしまうのは、有権者ではなく信奉者です。

    例え自分が投票した政党や政治家であっても批判的にみるべきであり、直接にしろ間接にしろ、すわ何かあれば反論や反対の意見を出すべきです。それでこそ自浄作用が働きます。

    政治家も政党に参加したとしてもその政党の100パーセント言いなりになるのではなく、内部で批判の声を上げるべきであり、この点に関して「だけ」は自民党は最も優れています。他の点は知りません。

    逆に自民党以外は内部批判というのはあまりありません。一時期の民主党はありましたが。

    ちょうど先日、日本共産党のトップが入れ替わりましたが、その初日でいきなり民主集中制が必要な共産党らしいしぐさを見せたのはまさに悪い意味で共産党の真骨頂でした。

    共産党はもちろん、維新やれいわなどもこの点は明らかに自民党に劣ります。

    岸田総裁の派閥解消に関する発言がどれだけ信憑性があるか分かりませんが、総裁の発言に対して反発し、派閥解消を骨抜きにしようとしている議員が早くも出ていることは、良くも悪くも自民党らしさを表しています。支持率には影響しないでしょうけれど。

    ともかく、国政選挙も統一地方選も無い年の支持率にはあまり意味はありません。ただ単に批判の種が増えただけです。
    ただ、今年は自民党総裁選がありますので、そこでの影響はあるでしょうが、安倍派が瓦解して、なおかつ各派閥がグチャグチャになっていれば、岸田総裁の再選がより容易になるはずで、昨今の永田町の動きは岸田首相の思惑から大きくは外れていないのではないでしょうか。

  • 労働生産性と残業・給与の関係性

    ニューズウィークにこんな記事がありました。

    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/01/post-103449.php

    日本の学力の高さと、労働生産性の低さを取り上げていますが、学力が高いから労働生産性も高くなるとは限りません。日本の労働生産性が低いのは、職場・現場において労働生産性を高める動きが無いか、高める動きが潰されるか、高める動きをしても意味が無いかのいずれかです。

    個人なりグループなりで労働生産性を高めるような改善を行ったとて、そこで空いた時間の分だけ早く帰宅出来るわけでもないですし、その分の給与・報酬が増えるわけもありません。むしろ空いた時間にまた別の仕事を放り込まれて、さらに忙しくなるだけのような企業も多いでしょう。

    また、既存の労働生産性の低い作業手順、業務内容、労働慣行を変えようとしても、現場で今まさにその手順・内容・慣行で働いている従業員が反発するケースもあります。労働生産性が高くなることで自分にデメリットがあると思われれば、労働者がその動きをするわけがありません。

    あるいは、日本の労働生産性の低さは日々ニュースで見かけるけれど、それは自分の職場には関係が無いと思っている人も多いでしょう。今の状況で充分で、これ以上は高めたら自分や他人がクビになったり、人員補充がされなくなって手間も面倒も増えると思えば、それ以上労働生産性が高まるわけもありません。

    また、残業を含む長時間労働を良しとする文化も労働生産性の低さに一役を買っているはずです。残業して頑張る人の方が、効率よく業務改善して定時で帰る人よりも評価される、いわゆる「古い」企業も少なくありません。最近はJTC(Japanese Traditional Company)と言われますが、人事評価が構造的・機能的になっていないところだと、残業して当然という考えがまだあるでしょう。

    結局のところ、労働生産性を良くするメリットよりもデメリットの方を、従業員が実感したり恐れたりしているうちは、絶対に変わらないでしょう。労働生産性が低い理由として、IT技術の導入や活用が足りないと言われることが良くありますが、経営者側が労働生産性を高めたときのメリットを増やし、周知させることの方が先です。

    労働生産性が高くなり、売上利益が増えたら十分に報酬で報い、また休みも増えるなどの具体的な利益が労働者側にもあるのなら、その方向に動くと思うのですけどね。

    労働生産性を高めたらむしろデメリットが増えると思われている状況がこのままなら、ずっと労働生産性の低さもこのままです。

    年功序列・終身雇用の時代なら、労働生産性を高めて会社の売上利益が増えることが、労働者にとっては今でなくとも将来の自分の利益になることが目に見えますが、ひたすら人件費を削り続けている企業において、労働者自身が労働生産性を高めるメリットが無いことが一番の問題なんじゃないでしょうか。

  • 2024年1月24日アジアカップ日本対インドネシア戦DAZN観戦の感想

    イラク戦ではまさかの敗戦を喫し、今日のインドネシア戦では本当に最低でも引き分け以上が絶対条件となった日本代表ですが、色々メンバーは弄ってきました。

    久保・堂安・中村・旗手の同時起用は初めてなんじゃないでしょうか? ワントップの上田も含め、シュートを決めきる選手で構成した感じにも見えます。

    今大会のレギュレーションでは3位でもラウンド16進出の可能性はありますが、他グループの成績を見るに、勝ち点4は必要で、勝ち点3の3位で突破する可能性はまずありません。本当に最低でも引き分けで、やはり勝たねばならない試合であることは間違いありません。

    対するインドネシアは第2戦で日本が苦戦したベトナムを破ってきています。監督は日本サッカーファンにもお馴染みのシンテヨンなんですね。ACLでガンバが負けた時のことを思い出します。

    試合開始から日本がボールを保持し、開始3分、上田がエリア内で相手DFに抱きつかれて倒されましたがファウルになりませんでしたが、VARでのビデオチェックによってPK獲得。むしろあれが最初ノーファウルになったことが驚きですが。

    そのPKを倒された上田綺世がきっちり決めて先制。早い時間でリードできたのは良い流れですが、ベトナム戦のことを考えると早く追加点が欲しいところです。

    その後も実力差通りのポゼッション率とはなりましたが、なかなか決定機も生まれず、敵陣でボールを持つもラストパスの精度を欠く状態が続きます。

    チャンス未満のボールを早く回しすぎてミスしているようにも見えますが、誰か落ち着かせる役割を持つ選手がいないものなんですかね。

    ゴールを奪えないとカウンターから相手の決定機まで生まれることになり、30分には中山のクリアでなんとか事なきを得ます。

    35分、波状攻撃から最後は中村敬斗のシュートがゴールポストに当たって跳ね返り決められず。PK後の最大の決定機まで30分掛かったのは攻撃が上手く行っていない証拠でしょう。

    44分にも毎熊の折り返しから上田のシュートもブロックされ得点には至らず。前半のラスト10分は相手の守備の息切れもあってか、いくつかチャンスは生まれました。

    ただ、結局前半は1-0。結果も内容も満足できるものではなかったと思います。

    ハーフタイムでの交代は無し。まあ選手代えてバランス崩れる危険を考えると、このままなんとか2点目取るまでは維持したい感じはします。

    それが実を結び、52分、堂安が中央で持ち上がり左の中村敬斗から返しを受けてセンタリングを入れると上田がファーで合わせて2点目ゲット。前半同様、早い時間帯での得点が生まれ、これで2-0となりました。

    直後に堂安がゴール前で放ったシュートは枠を外れるも、ようやく本来の攻撃力が出てきました。

    展開、内容から言って3点目を取れば試合は終わります。堂安には締めくくりのゴールを決めてほしいのですがね。

    62分、堂安がロングボールを収めてのループシュートも枠を外れ、64分のヘディングシュートも相手にクリアされます。今日の堂安はこういう日なんでしょうかね。

    68分、中村・旗手に代えて前田大然と南野をピッチに入れます。何が何でも3点目を奪うというより、相手の吶喊攻撃に対しての守備も考えての交代要員でしょう。この二人の前線の守備には期待できます。

    81分、久保と富安を下げ、佐野と渡辺を投入。中盤とDFラインのリフレッシュですかね。いずれにしてもこのまま逃げ切るというメッセージになります。

    86分、堂安から伊東にスイッチして交代枠を使い切りました。

    入った直後の伊東がいつも通りに右サイドを突破して中央に入れ、上田が受けてシュートを放つと相手DFの足に当たってゴールに入り、3-0。オウンゴールか上田のハットトリックになったのか分かりませんでしたが、今日の上田は十分及第点でしょう。

    しかし91分、インドネシアのロングスローに対処しきれずシュートを決められ失点。3試合連続での失点となり、攻撃にも守備にも不安が残る試合となってしまいました。

    勝てたは良いけど・・・、と言うしかない試合でしたね。

    次はラウンド16の試合であり、ここで調子に乗れば一気に決勝まで行ける気はします。何の根拠もないですが。

  • 司法書士試験記述配点変更と、行政書士試験の今後について

    昨年12月に、法務省から司法書士試験の記述問題の配点が変更になり、従来の70点から140点となることが発表されました。

    色々その件についての見解などをネットで見ましたが、記述問題での採点の柔軟性を付けることで、より適切な合格者を選抜することが目的なのかと思われます。

    たいていの資格試験、特に国家資格に関しては、参考書や過去問題集などのテキストは充実していますし、各種資格試験予備校も配信中心になった現在、激しい競争を行っています。そのため、ほとんどの試験では合格率が上がるか、合格率を上げないために問題を難しくしているかどちらかの対策を取っています。

    そうなると、あまりに難しい問題で合否が決まるようになってしまいますので、それは試験の主旨とも異なります。特に択一式と呼ばれる、4つ5つの選択肢から正答を選ぶ問題では、試験範囲(出題元の法令)が決まっている以上、過去問対策を十分に行うことで点数を稼ぐことが可能です。後は難易度と他の受験者との相対比較になりますが、他の受験者も同様に勉強していれば、難易度調整において難しくしていくしか、試験の主催者の対策はありません。

    司法書士試験で言えば、択一式の問題を難しくしていって合格基準点の調整をするよりも、受験者の回答の幅の大きい記述式問題の方で採点基準を調整する方が楽なのは間違いありません。

    択一問題の配点について変わらないのであれば、記述の重要性が2倍になるということで、次年度以降の司法書士試験受験者にとってはなおさら、記述対策が重要になってきます。記述問題の対象である商業登記も不動産登記も司法書士なら当然必要なので、そのことに否定的な人はまずいないでしょうけれど。

    まあ、2年連続で社労士試験を受ける予定の私にとっては関係の無い話なのですけれどね。社労士試験も記述問題復活して良いから、選択式を易化させるか足切りを無くしてくれませんかね。

    そう言えば、行政書士試験も次の令和6年度から一部の問題が変わります。そのことについては以前にnoteに書いたこともありましたが、一般知識の問題で内容が変わるようです(ただし、行政書士試験研究センターの正式な発表では、「試験の内容及び出題範囲を変更するものではありません」と明記されていて、あくまで試験範囲は変わらないが、問題の出題について詳細に書きましたよ、ということらしいです)。

    私自身は合格した令和4年度試験で、一般知識の14問中13問(52点)で正解して、合計184点のうち3割弱を一般知識が占めることになり、法令科目の得点がかなり少ない合格者になってしまい、自慢できる試験結果ではありませんでした。

    行政書士試験にも記述問題はあり、300満点中60点を占めています。行政書士試験でも記述問題で採点基準を色々アレコレして、合格率の調整をしているのではないかという見方はずっと前からありました。行政書士試験は300点中180点以上で合格という、他の受験者との相対評価が無いため、なおさら難易度調整は難しくなっています。

    いっそのこと、行政書士試験でも記述問題の配点を増やしちゃえば、択一式の問題の難易度調整に苦しまないでしょうに。

    ただ、司法書士試験は法務省が実施している試験ですが、行政書士試験は総務大臣の指定を受けた一般財団法人行政書士試験研究センターが、各都道府県知事の委任の元に実施しているものですので、そう単純な話でもないかも。

  • 労働市場の流動性と、企業の不正との関係性

    ダイハツの不正検査問題は結構後まで尾を引きそうな感じですが、人の命に関わりかねない自動車とは言え、実際にそれで具体的な被害が出ているわけでもなく、数年も経てば人の口には上らぬ状態になるでしょう。

    東芝やオリンパスだってとてつもないレベルの不正会計処理をしていましたけれど倒産したわけではないですし、ビッグモーターやそのグルだった保険会社各社も、すぐに潰れることもありません。

    会社ぐるみの不正や犯罪のほとんどの原因は、結局は経営陣からの過剰なノルマ、売上、利益の強制によるものです。真面目な日本人労働者は、上からのお達しに対して萎縮し、忖度し、謹んで承ってひたすら不正にいそしむわけです。

    悪事を強要してくる上役に対して、なにもそんなにかしこまって言うとおりにしなければいいのに、と思うのは、部外者だからこその感想なのかも知れません。ただ、個人的には大企業であればあるほど、その大企業からドロップアウトしたくない心理も、不正に手を染める理由の一端になっている気がします。

    不正行為や極端なノルマを強制してくる経営陣、幹部、上司に対して、
    「うっさいんじゃボケ!」
    と啖呵を切って退職する労働者が多数であれば、数々の不正・犯罪もそうそう起きなかったでしょう。無理を言ってもどうせこいつらは会社を辞めない、と経営層に甘く見下されている労働者側も、それなりの対抗手段を持つべきでしょう。

    転職経験のある人と無い人で、こういう不正に反発するかどうかに有意差があるのか分かりませんが、誰か統計とっていないでしょうかね。

    無茶振りをこなせば出世するのは昭和の価値観に過ぎず、現代社会では無茶振りをこなしても良いポジションには行けません。ずっと無茶振りされるポジションに居続けさせられます。

    転職に対して敷居を高くしてしまう日本人労働市場の流動性の無さが、多少なりとも柔改善されてくれば、労働力不足の昨今において、従業員が辞めかねない不正を課してくるブラック企業も減るはずと思うのですが、どうでしょうね。

  • 囲碁・将棋チャンネルの棋譜利用問題

    昨日今日と第73期ALSOK杯王将戦の第2局が行われています。1日目からいきなり大きく形勢が傾く展開となり驚いていますが、菅井八段がどこまで粘って逆転の芽を残し続けるか、という勝負になるでしょうか。

    そんな将棋界の周辺において結構大きな影響を残しそうな、囲碁・将棋チャンネルの棋譜利用問題に関する地裁判決がありました。

    詳細については各種メディアでの記事に任せるとして、大まかに言えば、YouTuberが囲碁・将棋チャンネルで放送されている対局の棋譜を利用した動画配信について、著作権侵害として削除されたのは不当であり、囲碁・将棋チャンネルがそのYouTuberに損害賠償の支払いを命じた、という判決内容です。

    まだ地裁ですので、おそらく囲碁・将棋チャンネルの運営会社は高裁に控訴するでしょう。そこでの判決が下されたとしても、さらに上告まで行きそうな気もします。著作権・知的財産権に関する権利や利用について憲法上の判断を求めることになれば最高裁で争うのも妥当でしょう。

    個人的な感想から言えば、棋譜の利用が著しく制限されるのは問題かなとは思います。その程度が争われているわけですが。

    ただ、棋譜を元にアレコレ語ることまで規制されるべきなのかと言えば、その辺まで規制するのは難しいのかなとも思います。

    例えば、野球やサッカーなどのスポーツが有料放送・配信でのみ見ることが出来る状態で、それについてSNSや掲示板で実況することについて、どこまで規制されるのか。Xで「~~チームの誰々がホームラン打った!」という書き込みが駄目なわけないですし。

    かつての2ちゃんねるの実況板でも、実況する内容についてはスレ住民内での自主規制みたいなものはありましたが、この辺も裁判での争いにまで及んでいたら、結構自由が認められていたのかも知れません。

    音楽教室とJASRACとの裁判も数年前にありましたが、知的財産や著作権を巡るビジネスに関して、利用料を課す権利と自由に使用する権利とのせめぎ合いは、今後も頻発すると思います。特に今は誰でも簡単にネットで発信できる時代であり、その発信がビジネスになるのであれば、裁判所の決定に委ねるしかないケースが増えるはずです。

    ただ、ネットが絡まない音楽教室の演奏はJASRAC側の勝訴に終わり、棋譜のネット上配信ビジネスについては囲碁・将棋チャンネル側の敗訴(まだ地裁判決ですが)になったのは、今のネット全盛時代だからこそなのでしょうかね?

  • 北朝鮮の兵器による世界的脅威

    北朝鮮がロシアに提供したミサイルがウクライナ戦争に使用されました。

    ロシアにしてみたら、ウクライナに欧米やその同盟国の日韓などが協力しているのだから、これくらいは当然だと思っているのかも知れませんが、北朝鮮が極東にのみ脅威を与えていた時代から、欧州に対しても公然と敵対的な存在になったという点で、一つの歴史的転換点になるかも知れません。

    端的に言うと、欧州が北朝鮮の被害に遭う時代になったのです。

    北朝鮮による核兵器やミサイル開発に関しては、日米韓は重視して、時には飴と鞭を使いながらなんとか食い止めようとしたものの全く功をなさず、結局は北朝鮮のしたい放題となってしまいました。ロシア・中国も含めた北朝鮮周辺の六ヶ国協議についても有効性はなく、さらに北朝鮮自身が求めていたアメリカとの二国間協議についても、トランプ政権時代にトランプ・金正恩会談まで行ったものの、役には立ちませんでした。

    結局のところ、平和裡には北朝鮮を止める手段はこの世には存在していなかったのでしょう。

    そして、この北朝鮮の軍事的脅威に関して注目していたのは極東に利害がある前述の六ヶ国のみであり、欧州はもちろん、アメリカ以外の南北アメリカ各国や、アフリカ、他のアジアの国々もどうでもいいものでした。国連安保理ではたびたび取り上げられてはいますが、ハッキリ言うと被害を受ける可能性があるのが日米韓だけです。韓国は左派政権が出来れば腰砕けになりますので、常に北朝鮮に厳しい姿勢を見せていたのは日米だけでした。

    そう考えると、北朝鮮が局地的な軍事的脅威であっても、世界的には無関心の対象だったのはしょうがないのですが、このウクライナ戦争への武器供与を通じて欧州における戦争に参加してきたことは、北朝鮮が世界に悪い意味で関わり始めたことを意味します。

    ウクライナ戦争にしても、欧州の端における局所的なものであり、世界大戦のような地球を二分する争いではありませんが、実際に武力行使に至っていなかった北朝鮮核開発問題と比べれば、世界的な影響力ははるかに大きいものです。

    ロシア・北朝鮮・中国+αと、欧米日+αの対立であることを、このウクライナ戦争は改めて意識させます。20世紀の冷戦のような、完全に分裂した世界にはならないにしても、グローバル化に逆行する軍事的政治的ブロック化は避けられないでしょう。

  • 2024年1月19日アジアカップ日本対イラク戦のTVとDAZN観戦の感想

    初戦ベトナム戦は先制するも逆転され、前半の内に再逆転してなんとか4-2と振り切った勝利となりました。

    思ってもみない展開でしたが、アジアカップは何が起こるか分かりません。

    2戦目はグループ最大のライバルのイラクが相手です。日本は浅野・久保を入れてきました。

    しかし2戦目も日本は苦しみます。

    試合開始から前掛かりにガンガンくるイラクに対して、一時的ではあれど防戦一方になってしまった日本は、自陣でのミスパスからミドルを打たれ、これは鈴木彩艶が弾くもその後もイラクの攻撃が続き、クロスを鈴木が弾いたところを押し込まれて失点。

    ザイオンが2回続けて、ぶっちゃけて言うとパンチングでのプレーに問題がありました。特に失点シーンはゴール前に弾くのでは無く、ライン際の方にそのまま弾いてほしかったです。

    その後もイラクの攻勢は続き、日本の攻撃はなかなか実を結びません。

    キーパーの鈴木は他のプレーでも少し自信を失っているようにも見えます。ベトナム戦での失点シーンでのミスを帳消しにするために今日の試合に出ていることを思うと、この試合でこそ真骨頂を見せなければなりません。チームを救えるGKになってほしい。

    攻撃の方ではサイドアタックとロングボールでチャンスは作れていますが、決定機で決めきるところまでは行きません。攻撃のセットは後半から代えてくるでしょう。

    しかし前半アディショナルタイムにカウンターから追加点を奪われて0-2とさらに苦しくなります。

    開始直後と終了間際に失点という悪い時間帯での失点が続きましたが、これはチーム全体の問題でしょう。どこで何をするかという準備と共通理解が不足していたかも知れません。

    ハーフタイムに入り、森保監督が動きましたが谷口→富安だけの変更のみ。守備にテコ入れしただけですが、攻撃面はこのままで良いということでしょうか。

    私も気分を入れ替えるために、観戦媒体をテレビからDAZNに変更します。

    今日は左の伊藤洋輝も結構目立つ気がしますが、CBもSBもこなせる伊藤は良いものの、左サイドバック専門で研ぎ澄まされたエキスパートのようなスカッドタイプの選手も見てみたいものです。今の日本にいるかな。

    56分、左サイドを伊東が突破したところ、中央で浅野が倒されてPK獲得と思いきや、VARの結果取り消しに。

    今日の日本はツキがあるかないかで言えば間違いなく無い方ですが、それでも跳ね返す実力が無いと優勝は出来ません。

    61分にようやく浅野・久保に代わり上田と堂安を投入。これはちょっと遅すぎかも。

    堂安が気迫のこもったプレーを続け、守備でも貢献するもゴールには結びつかず。

    74分には伊東・守田を下げて前田・旗手を投入。

    93分、左からのコーナーキックを旗手が絶妙のボールを入れ、遠藤が頭で合わせてようやく1点を返しこれで1-2。

    1992年大会から続いていた、アジアカップでのグループリーグ無敗記録も途絶えました。記録なんていつかは途切れるものですのでそれは別に良いのですが、富安や堂安、あるいは初戦で良かった中村敬斗をスタメンで出さなかった采配については結構批判されるでしょう。

    グループリーグ2試合目の試合に臨む森保監督の考え方にも色々批判は集まると思います。ワールドカップに続いての失敗になるので当然ですが、今回に関してはメンバーを大きく変えずに勝ちに行っての敗戦ですので、もっと問題です。

    まあ、今大会のグループリーグは上2チームプラス、成績上位の3位もラウンド16にいけますので、GL敗退危機とまではならないのが救いです。次のインドネシア戦に負けたら駄目ですが、インドネシアに負ける時点で優勝どころではないので関係ないですね。

    今の日本代表にとってやるべきことは敗戦の糾弾よりも適切なスタメン選出と時間帯に合わせた守備を徹底することだと思います。次戦のインドネシア戦でそのテストが出来るかどうかは分かりませんが、優勝するためには次戦から全て勝つ必要がある以上、監督としては厳しい選択もせざるを得ないでしょう。

  • 食べるべきものを指定される時代?

    年末年始にスーパーのチラシを見ていたら、
    「年越しそば」
    「年明けうどん」
    「三日とろろ」
    とあり目を引きました。年越しそばは江戸時代からの風習として良いものの、年明けうどんは最近言い始めたなあと思っていたのですが、三日とろろなんてものもあるのですね。一部地域の風習らしいですが。うどんの方は完全にうどん業界の仕掛けによるものなので、無理っぽさが先に立ちます。

    日本人なら正月はおせち料理ということになりますが、今では元日はともかく二日三日は通常通りか、家族も集まるのでいつもよりご馳走になってしまいます。

    1月7日には「七草がゆ」もありますし、2月に入れば節分の恵方巻きのような、完全に商業ベースに乗った習慣があります。恵方巻きについてはフードロスも気になりますし、そもそも節分は豆と鰯でええやんと思うのですが、そんなに巻き寿司食べたいですかね?

    バレンタインデーのチョコレートなんかはまだかわいいもので、夏になれば土用の丑の日のウナギまみれの日本になります。

    本来、時期によって食べるものが変わるのは、それぞれ魚も野菜も旬があるからだったのですが、養殖とハウス栽培、それに冷蔵・冷凍技術の進歩と流通網の確立によって、値段と鮮度を気にしなければ全国どこでもいつでもなんでも食べられるようになりました。

    そんな時代に、特定の日に特定のものを一億人以上が食べようとすれば、食品・食材の極端な需要供給の偏りが生まれて当然で、その成れの果てがゴミとして捨てられるフードロス問題になります。

    長期間保存が利いたり、使い回しが出来るような食べ物ならまだマシですが、調理され店頭に並んだものは売れなければゴミになります。

    誰がいつどこで何を食べようと勝手です。年中行事や流行りに乗りたい人は乗れば良いと思いますが、程度が酷ければやはり問題でしょうね。