今回のアジアカップのグループリーグの最大のサプライズと言えば、東南アジア諸国の躍進でしょう。
事前のFIFAランクやこれまでの実績から見て、決勝トーナメントに残ると思われた国々はほぼ通過しましたが、唯一失敗したと言えるのはグループFのオマーンであり、そのオマーンを抑えて2位通過したのは、日本人である石井監督の指揮するタイ代表でした。サウジアラビア含め対戦3ヶ国全てを無失点に抑えての勝ち点5を奪っての堂々の無敗通過です。
その他、日本のいるグループDではベトナムが日本を一時逆転したことや、インドネシアがベトナムから奪った勝ち点3によりグループリーグ突破を果たしました。
また、グループEでは2敗していたマレーシアが最終戦で韓国相手にシーソーゲームの末、3-3の引き分けに持ち込みました。
その一方で、東アジア勢があまり良くなかったと言えるグループリーグでもありました。
日本はイラクに敗戦、韓国はヨルダンとマレーシアに引き分けてしまい、共に2位通過に終わりました。中国は2分1敗で3位、香港は3連敗の4位でした。台湾(チャイニーズタイペイ)はどうしたのかと思い調べてみたら、アジアカップ3次予選に進むプレーオフでインドネシアに負けていたようです。北朝鮮はアジアカップ予選を兼ねていた、ワールドカップアジア予選も辞退していましたね。
2007年アジアカップを四ヶ国共催した頃から、、東南アジアはいずれ強くなるとは言われていましたが、日本・韓国の指導者を継続的に呼んできたことも一因でしょうか。特にタイ代表の石井監督は、日本でも鹿島を率いて優勝した人ですし、タイのプロリーグではブリーラムで2年連続3冠という誰もケチを付けられない実績での就任ですね。
まあ2019年のアジアカップでもタイ・ベトナムがグループリーグ突破をしていますので、まだ前回以上という成績になったわけではありませんが、2大会続けて2ヶ国が突破したのは、東南アジア勢の実力が安定してきた証拠でもあるでしょう。
前述したとおり、東アジア勢の方が日本・韓国以外は突破ならずで、中国の弱体化は目に見えて明らかです。将来中国は強くなるといっていた人は何だったのか。共産党支配による締め付けや弊害、超級リーグの衰退といった事情がある中国よりも、むしろインドの方が可能性があるかも知れませんが、インドはインドで色々事情もあるでしょうからねえ・・・。
中東勢も大きな変動はありませんが、パレスチナがラウンド16に残ったのは、恵まれた環境さえあれば強くなるわけではないことを逆に証明している事実だと思います。
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