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  • 検索される権利

    いつから実装されているのか知りませんが、Chromeで「j」と検索するだけで、J1リーグの速報結果がトップに表示されます。さらに映像をクリックすると、DAZNの得点シーンが編集されて縦長の画面で再生されます。

    前から速報表示には気が付いていましたが、得点シーンも見られるとは思っていませんでしたので、速報を見るときはブックマークからたどるか、「j」で検索した後にJリーグホームページの本日の速報一覧ページに入っていました。

    開催中の試合展開やハイライトも、YouTubeにアップされてから見るか、DAZNの試合そのものを見るかどちらかでしたが、Google検索結果で一通り済んでしまうことになります。

    「Jリーグ」「J1リーグ」というキーワードでなくても求めるものが表示されるのは助かりますが、逆に他の「j」から始まるキーワードで検索したい人が不便になる可能性もあるはずです。

    検索したいキーワードの誤入力や文字の欠落があっても、検索サービス側で予測類推して補って「正しい」検索結果を表示してくれるのはもちろんありがたいですが、何を持って「正しい」とするかが問題となります。

    いい加減な言葉で検索しても、【もしかして:〜〜〜】という形で出してくれて、そのままで検索するか、類推して正しいであろう言葉で検索するかを選べるので、問題と言うほどではないかもしれませんが、一発で見つからないのは現代のウェブ全盛時代ではストレスにもなりますし、企業名・商品名、あるいは芸能人の名前などが一発で検索結果に表示されなければ、ビジネス的にマイナスでしょう。

    元々ある言葉、ことわざ、あるいは人名などの固有名詞をもじった商品名・芸名で新発売・デビューすると、その名前そのもので検索されても、
    【もしかして:〜〜〜】
    でもっと有名な、大元の名前の方が表示されてしまうこともあります。

    そういう、何かをもじった名前は、本来であればエスプリの効いた名前になるはずですが、今の時代では検索した人が戸惑う結果が表示されてしまいます。

    「忘れられる権利」というものは、「表現の自由」「知る権利」とせめぎ合いながらも今後は認められていくでしょう。これはプライバシー権を延長したもので、「検索されない権利」「検索結果に表示されない権利」とも言えますが。

    その一方で、「検索される権利」も今後は重要になっていくかも知れません。

  • 2年振りのサッカー観戦

    ガンバ大阪にとっては既にJ1残留を決めた後のリーグ戦が完全に消化試合モードになっていますが、最終節で対戦する湘南ベルマーレは前節の徳島との直接対決でのショッキングな敗戦により、同勝ち点で並んだ徳島、3ポイント上の清水との残留争いが残っています。

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    そんな中、約2年振りにパナソニックスタジアム吹田での最終節を見に行ってきました。久し振り過ぎてパナスタはペットボトルOKなのに紙パックの飲み物を持参したり、駅に着く時間とスタジアムまでの到着時間を勘違いしていたり、LEDブレスはデイゲームで使ったかどうか覚えていなかったりしましたが、ともかくは試合観戦を楽しんできました。

    試合内容は宇佐美のバー直撃のシュートと東口の毎度のビッグセーブ以外には特に語るべきものもなく、ハーフタイム時点で徳島が広島相手に大差でリードされていたので湘南の残留もハラハラドキドキすることもなく、0−0での結果と合わせて何も起きなかった試合でした。

    この2年DAZN観戦ばかりだったことで気が付かなかったのが、試合中の前後半それぞれの半ば頃にある飲水タイムが、現地の観客にとってもトイレタイムでもあることですね。これは現地で始めて実感しました。DAZNだといつでも一時停止して用を足して、戻ってきて再生して、ハーフタイムや飲水タイムでライブに追いつけますから。

    試合後、徳島の敗戦によりJ1残留が決まった湘南ベルマーレに対して、会場全体から拍手できたのは良かったですね。山口智監督、GK谷晃生というつながりがガンバとはあるからこそ素直に喜べたガンバサポも多いでしょう。その二人も最後にガンバゴール側に来て挨拶してくれましたし。

    ホーム最終戦でもあるので、恒例のセレモニーもありました。日刊スポーツ黄金の脚賞は宇佐美という選出に、本人すら首をかしげていましたが、その後に発表されたチームの年間MVPが東口とパトリックが同時受賞だったことも一因なんでしょうかね。黄金の脚賞を東口かパトリックにすると、MVPを2人受賞とした意味が減ってしまいますので、じゃあその二人以外なら誰だ、数少ないホーム戦勝利の決勝ゴールを決めてきた宇佐美で良いじゃないか、という大人の事情っぽさも感じます。

    それから、三浦キャプテン、松波監督のこちらも恒例の言葉もありましたが、監督が、来年は新体制で挑むことになると思いますが、といった発言も各種報道の裏付けになりましたね。本当に片野坂さんが戻ってくるのかどうかはともかく。

    最後に、こちらも恒例のフラッグを持っての選手・スタッフの場内一周。

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    契約満了でチームを離れると既にリリースされたキム・ヨングォン、小野裕二、チアゴアウベス、同じく退任でチームを離れる松代直樹GKコーチ、宮原裕司コーチ、依田光正コーチらとのお別れです。ヨングォンは記念撮影後にゴール裏まで来て、ファンとの交流していましたし、ファン・ウィジョ同様愛された選手でした。それを思うと、オ・ジェソクとの綺麗な別れ方が出来なかったことがやはり思い出されてしまいますが。

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    ともかく、今年のガンバ大阪はこれで終わり。次は2月の開幕戦ですが、どのような監督・コーチ・選手で構成されるのか。楽しさや嬉しさが少なかった2021年とは違う、2022年になってほしいものです。

  • 寄付は見せびらかした方が良いのかもしれない

    世界的にも日本国内でも、貧富の格差は広がっています。かつては共産主義圏への対抗と、国内での社会主義勢力の伸長のために、たいていの西側諸国では第二次世界大戦後に福祉政策は続けられてきました。

    それも東西冷戦崩壊までで、以降は資本主義と自由主義の権化たるアメリカ合衆国が唯一の超大国になったことが象徴するかのように、新自由主義に基づいて、格差解消よりもトリクルダウン的な考えが優先されるようになりました。

    上が儲ければ下もおこぼれがもらえるという理屈ですが、当然ながら格差は広がります。富裕層が資産を増やしていくスピードと割合の方が、貧困層よりも上回るのは当然でしょう。

    ともかく、富裕層が超富裕層になっていく一方で、超富裕層に集まる富の再分配が政府には求められます。そうでないと社会が不安定化します。

    ただ、自由主義・小さな政府的価値観を持っているお金持ちは、政府による富の再分配は認めません。政府が富の再分配をするには、富裕層から富を奪わなければならないからです。

    とは言っても、自分の元に富が集まる一方で一切吐き出さないというのも、特にアメリカのような国では批判を浴びます。だからこそ、超お金持ちの人たちは、チャリティーや慈善団体を通じて自分が蓄えた富の一部を社会に還元していきます。

    そしてその慈善活動は大々的に発表され、マスメディアなりインターネットなりで人々に知られるようになりますが、その辺は日本人的な感覚とは異なります。日本ですと、寄付を大々的に公表すれば、売名行為とか偽善だとか言う批判が先に立ってしまいます。

    しかし、実際に富裕層による個人的な寄付によって再分配される金額は、それほどでもありません。億単位の人が年単位で収入増になるほどの寄付などあるわけがないので、人知れず寄付をしたとしても社会全体の不公平感は減りません。

    人知れず寄付をすることは善徳ではありますが、知られなければ社会の安定化には寄与しないという面があります。

    大っぴらに寄付や慈善活動をやった方が、富裕層がひたすら金を抱え込んでいるという印象は少しは減るはずです。実際には吐き出した以上に毎年稼いでいるとしてもです。

    社会貢献する基金を立ち上げました、ホームレス数十万人に衣服や食事を提供しました、といったニュースが報じられて知る人が増える方が、ひっそりと善徳を積むよりも社会に役立つのかも知れません。

    何ともモヤモヤするものがなくはないですが、陰徳あれば陽報ありとも言います。誰にも知られず良いことをするのが悪いわけではないので、ゴチャゴチャ考えずに多額だろうと少額だろうと、寄付したい人は気軽に寄付できる社会になった方が、多分良いんでしょうね。

  • 国家は好き嫌いを選別してはいけない

    ポーランド・ベラルーシ間の移民(というか難民)問題がロシアからヨーロッパへの天然ガス供給に飛び火したり、中国がオーストラリアの石炭輸入ストップが韓国の尿素水供給にしたり、2国間の関係が当事国以外にも影響、それも悪影響を与えることはよくあります。

    それぞれすぐには関係改善することはなさそうですが、だからと言って永遠に断絶するということもまずありません。本来は不倶戴天の敵であったはずのイスラエルとその周辺諸国間でも、先年にUAE・バーレーン・モロッコ・スーダンと相次いで国交正常化に至りました。アルメニアとアゼルバイジャンのように紛争進行中の国だとそんな先のことまで考えていられないでしょうけれど、中国とロシア(ソ連)のように国境紛争があっても50年後には反米で協力する関係にもなり得ます。

    領土紛争は良くある国際問題の種ですが、イギリスとスペインがジブラルタルの領有で300年来の係争を抱えていても、それを理由にした国交断絶や紛争などは今では考えるのも無駄でしょう。おそらく数十年後か数百年後には、日本と韓国における竹島、日本と中国における尖閣諸島、日本とロシアにおける北方領土の問題も、ジブラルタル問題と同じように片方が主張、片方が実効支配という状態で固定されるかも知れません。

    今、ヨーロッパ諸国が中国から台湾に関係性をシフトしようとしていますが、少し前まではドイツのメルケル政権が中国政府とは仲良くやっていました。人権問題については時たま思い出したようにちょこっとだけツッコみますが、中国政府が怒り出すほどには主張しませんでした。ある意味出来レース的な批判だったのですが、メルケル政権の終わりと軌を一にして、習近平政権による強権体制批判がヨーロッパからハッキリと出るようになりました。

    中国を巡っては独裁権力を強固にして周辺諸国との軋轢も増えてきたこともあってか、欧米諸国が中国離れをし始めました。多額の金を突っ込んできた東欧諸国ですら中国離れ、台湾寄りの姿勢を見せてきたことは、外交を上下関係で見る中国の昔からの悪い癖が出たとも言えます。

    人と人でも仲良かったり悪くなったり、ズッ友と言ったり絶交したりと色々あります。

    日本語や中国語では、ものすごく仲が良い、深い友情がある関係のことを多くの慣用句で表します。

    管鮑の交わり
    刎頸の交わり
    水魚の交わり
    金石の交わり
    断琴の交わり
    竹馬の友
    莫逆の友

    多分、他の言語でもたくさんあるのでしょう。ただ、それは人間関係がともすれば拗れやすいからこそ、確固たる人間関係に憧れを持つ裏返しです。

    永遠に仲が良い国家関係も人間関係もあり得ません。ただ、人間関係は寿命が来るから仲違いしないまま終わることもあります。国家関係はそう言う訳にはいかない。

    人間関係ならいつかは死んで終わります。死んだら、あの人は色々あったけど良いところもあった、と美化されます。しかし国家は滅亡しない限りは続きます。続く限りは国家間の関係性はずっと残ります。

    だからこそ、決定的な対立は出来るだけ避けなければならないし、それが出来なければ悲劇が待っています。

    人間に親友が存在するのは、嫌いな人間や相性の悪い人間から離れることが簡単に出来るからでもあります。人は好き嫌いを選別できます。しかし国家はそれが出来ません。国家は移動出来ませんから周辺国も変わりません。

    例えるなら、立食パーティーは好き勝手に移動出来ますが、座席固定の食事会では移動出来ないようなものです。気に食わない人のそばに居続けるのであれば、嫌い続けるわけにはいきません。

    仲が良すぎて依存するような関係も、全くもってとりつく島もないほどの悪い関係もあってはならないのです。

    まさに、かつてイギリスのパーマストン子爵が言った、
    「大英帝国には永遠の友も永遠の敵も存在しない、あるのは永遠の国益だけだ」
    という言葉は至言というよりほかありません。

  • 衣食足りてSDGsを知る?

    この頃世界に流行る物
    スマホインスタTikTok
    コロナワクチンマスク拒否
    5GヴィーガンSDGs 
    テレワークメタバースロックダウン

    建武の新政の時に京の街に表れた二条河原落書を真似て見ましたが、音の数的に苦しいですね。どうしても外来語・英語が多くなりますし。

    さて、そんな流行りのSDGsですが、今では学校で教えることも当たり前になりました。それは良いことですし、そもそもSDGsの17の目標の中に
    「質の高い教育をみんなに」
    が入っていますので、教育をより優れたものにするということは、SDGs内での循環的な目標とも言えます。

    そんな、子どもに教えるSDGsとしてこんなものもあります。

    https://www.takaratomy.co.jp/company/social_contributions/educational/online/

    SDGs版の人生ゲームです。遊びながら学べるという、理想的ですがある意味今ではよくあるタイプの教材です。玩具メーカーの社会貢献としては非常に戦略的ですね。

    上記リンク先に、日本全国でこの教材を使ったオンライン授業を実施した都道府県の状況の地図がありますが、パッと見でいわゆる太平洋ベルトに集中していることがわかります。

    そもそも太平洋ベルトに位置する都道府県の人口が多くて学校も多いはずですので、その点は考慮しないといけませんが、地域ごとに明確に分かれていることは確かです。

    「衣食足りて礼節を知る」という言葉をこれについて用いるのは語弊もありますし、不穏当かも知れません。別に太平洋ベルトに住んでいる人が全て裕福でもないですし。

    とはいえ、教育の分野においては、特に東大などの難関大学への入学者の保護者の世帯収入が高いことは各種調査でも証明されています。単なる入試の結果だけでなく、今では意欲的に様々な学びの形を模索したり実践したりする、意欲的な教育を実施しているような学校は地域性もあるでしょう。その地域の教育委員会の方針だけではなく、児童生徒の保護者側の理解もないと出来ません。ひたすら入試勉強だけ詰め込め、という保護者や、学校の勉強なんかどうでもいいと思っている保護者が多い地域と、多様な学び方を許容する保護者が多い地域では、こういった取り組みの実施にも差が出てくるでしょうね。

  • 買収合併による「シナジー効果」と、分割独立による「選択と集中」のせめぎ合い

    関西スーパーという関西ローカルのスーパーへの買収騒ぎが、全国的なレベルでどれくらい取り上げられているのか分かりませんが、以前、こんなnoteを書いたことがありました。

    https://hrsgmb.com/n/n6d0045141e44

    その時には関西スーパー、新生銀行と自分が利用する会社がTOBを仕掛けられて色々話題になっている件について書きました。

    その後も騒動は落ち着かず、新生銀行は買収防衛策に対して大株主である政府が拒否を表明したことで、新生銀行も譲歩せざるを得なくなり、SBIも経営体制の改善を条件に敵対的な買収は控えるようです。

    その一方で関西スーパーの方は株主総会での議決を巡って大揉めに揉め、裁判でも長引きそうでまだまだ落ち着かなさそうです。

    買い物をする単なる一消費者としては特に買収に対して何も言えることはありませんが、買収先がオーケーだろうと阪急阪神ホールディングスだろうと、関西スーパーが便利でお手頃であり続けてくれれば良いのですが。

    買収する企業も買収される企業も、合併する以上はそれによってシナジー効果があるとか、経費を節約できるとか、仕入の効率化とかいろいろ理由を挙げて実行します。

    それで企業として大きくなると、今度は非効率性が表に出てきます。今度は事業単位、地域単位で分割することになります。

    奇しくも、東芝とGEという日米の巨大メーカーが事業を3分割することを先日発表しました。

    GEも東芝も原発プラントから電球まで作る総合電機メーカーであり、まさに奇遇とも言えるタイミングですが、そもそも東芝は戦前にGEの資本を受け入れていましたから、事業会社としての性格も似ているのかも知れません。

    GEは航空機部門、ヘルスケア部門、エネルギー部門に分けるそうで、東芝はインフラ部門、デバイス部門、半導体部門に再編成するとのことです。

    分割する理由や原因は様々あるのでしょうし、このまま一つの企業体として存続するよりも、分割してそれぞれの図体をダウンサイジングした方が成長しやすいという判断を下したのでしょう。

    一時期、事業を多角化しすぎた企業が「選択と集中」というスローガンの元に,赤字部門から撤退したり譲渡したりすることが多発していました。それも身の丈に合わない規模になっていたということでもありますし、このままでは全体が潰れてしまうからこそのダウンサイジングです。

    合併、買収するときはシナジー効果を掲げ、分割、売却するときは選択と集中を主張することになりますが、ということは大きくなったら小さくなることはある意味必然です。

    関西スーパーも新生銀行も買収されたところで、東芝やGEほどの巨大規模になるわけではありませんが、大きくなりすぎた弊害として良く言われる、「意思決定の遅さ」とか「従業員や部門の官僚化」とか起きないようにしてほしいものです。

  • Mac miniで4画面同時出力を試してみる

    M1 Mac miniはM1チップの制限によって、映像の同時出力は2画面までですが、sidecar機能を使えば3枚目の映像を出力できます。DisplayLinkを使えばさらに増やせますが、私自身はDisplayLink対応のアダプタもそれを使うための3枚目のモニターも持っていませんので、第8世代iPadでsidecarを使ってたまに3画面出力しています。

    このApple純正のsidecar機能が出てくる前は、サードパーティーの製品やアプリでiPadを外部モニタ代わりにしていましたが、今では使わなくなりました。ふと思いましたが、さらにもう一枚ある古いiPadを使って、かつて使っていたDuet Displayアプリで4画面同時出力を試してみました。

    DuetDisplayでつなげるiPadはMac miniとLightningケーブルでつないで、sidecarでつなげるiPadは無線LAN経由で接続します。

    ディスプレイ設定はこんな感じになりました。マウスカーソルの移動もキーボード入力も問題ありません。

    スクリーンショット 2021-11-29 11.37.07

    メモリ消費量はこんな感じです。ちなみにDuetアプリはUniversalアプリではないようで、Rosetta2経由での動作です。

    ただ、これが本当に必要かというと
    「別に」
    としか言いようがありません。MacにつないだiPadに何を表示させるかですが、SNSやビジネスチャットサービスなど、現在利用されているウェブサービスのほぼ全てはモバイルアプリが存在しますし、無くてもiPad側のSafariやGoogleChromeでPCと同じように表示出来るはずです。

    使うとしたら、Macに保存しているドキュメント(PDFなりExcelなり)をMacから開いて参照のために表示させておくくらいの使い道しか思いつきません。

    TwitterにしろSlackにしろ、Macで使っているキーボード・マウスでiPadに表示している画面を操作できるから便利!と言えなくもないですが、この秋に出たmacOS Montereyにて、
    「ユニバーサルコントロール」
    という機能で実現します(まだ利用は開放されていませんが)。

    https://www.apple.com/jp/macos/monterey/features/

    キーボード、マウス、トラックパッドをMacとiPadで共有
    1つのキーボード、マウス、トラックパッドで複数のデバイスを操作できます。
    (中略)
    マウスまたはトラックパッドを使って、デバイス間でコンテンツをドラッグ&ドロップできます。

    ますます、Macの画面をiPadに表示するメリットが無くなる追加機能ですが、それまでは使う価値がありますかね。

    ちなみに、Mac miniでsidecarとDuetDisplayでの併用が問題無いので、MacBook(AirやPro)でも同様のはずです。MacBook本体の画面、USB-C接続のモバイルディスプレイと、Wi-Fi経由sidecar接続のiPad、LightningケーブルでDuetDisplay接続のiPadと同時に10インチ〜14インチの画面を4枚並べられます。スタバで広げれば注目の的は間違いありません。イラついた周辺客に殴られても知りませんが。

  • 栄養吸収を妨げる食べ物や飲み物がヘルシーと言われる時代になった現代

    人類が文明を持つ前も、また、文明化した後もずっと、大半の人間が満足に栄養を取ることは困難でした。食料生産と人口増加はほぼ比例していたため、耕作地の増加や単位面積あたりの収穫量が増えても人口はさらに増えてしまい、結局、腹一杯食べられる人の数はずっと限られてきました。

    しかし20世紀後半になると、少なくとも先進国では人口増加のスピードが落ちる一方で、経済成長によって食料の確保に困ることはなくなり、むしろ栄養の摂りすぎによる不健康な状態が社会問題となりました。

    それまでは、ごく一部の権力者か富豪でないかぎり、消費エネルギーよりはるか多くの栄養を摂りすぎてしまうということなどありませんでしたが、20世紀後半には先進国住民の中に、ダイエットや、栄養を摂りすぎないことや、運動不足解消という目標が生まれました。

    太りたくないならただ単に食べる量を減らせば良いだけの話なのですが、人間というのは身勝手なもので、食べるだけは食べたいしヘトヘトになるまでの運動はしたくないけれど太りたくない、という欲望が出てきます。

    そのため、「脂肪の吸収を抑える」とか「糖の吸収を遅くする」といった謳い文句の健康食品・特定保健用食品・サプリメントなどなどがヒット商品となる時代となりました。昔の人、あるいは今でも栄養を満足に摂れない人からしたら贅沢な悩みであることは間違いありません。

    健康な人というのは、昔ならしっかりと栄養を摂っている人でしたが、今では栄養をほどよく摂っていて運動もほどよくしている人のことを言います。昔と今では健康の定義がかわっているのです。

    過度な栄養摂取につながらない飲食物をヘルシーとか健康的とか言いますが、昔なら無用の長物的な扱いを受けていたでしょう。

    栄養を摂れないと生きるにも障害が出てくるような環境に住む人にとってみたら、「脂肪の吸収を抑える」とか「糖の吸収を遅くする」効果がある食べ物や飲み物なんて、むしろ邪魔者でしかありません。

    そもそも薬は毒にもなるものです。分量によって少なければ薬に、多ければ毒にということもありますが、飲む人の身体の状況によっても変わってくるはずです。栄養不足の人が栄養吸収を抑える薬を服用してはいけないのと同様に、例えば血糖値を下げる効果があるお茶を、糖尿病の投薬治療中の人が飲んでしまうと血糖値が下がりすぎて命の危険があります。

    それは極端な例ではありますが、栄養吸収を促進するものと妨げるものを自ら選んで摂取出来るのは、やはり科学が発達した現代でこそ可能なわざです。

    現代の平均寿命(平均余命)が歴史上で最も長くなり、世界人口が増え続けているのは、医学の発展や衛生状態の改善、戦争や事故の減少など様々な理由がありますが、単純に栄養摂取に困らない時代になったことがかなり大きな要因を占めているものと思います。

    だからこそ、ここまで発展した現代日本において餓死という悲劇が時々ニュースになるのはあまりに残酷な話であり、貧富の格差の是正が広がっている証拠です。ジニ係数を見ても格差の拡大は明らかです。

    最近になって中国が習近平思想の一つとして「共同富裕」というスローガンを大々的に掲げています。それを実現するためのプロセスはかなりの無理がありますし、とても理想通りに実現するとは思えませんし、結局は半世紀前の毛沢東の二の舞になるのが目に見えています。

    日本でそんな強権を実行する政治家は今のところはいませんが、さらに格差が広がって社会が不安定になれば、強引な無茶をするポピュリストの政治家が独裁権力を掴む可能性が無いとは言えないと思います。

  • ギガが通貨になる未来もあっていいんじゃないか

    iPhone12miniのeSIMの方にKDDIのpovo2.0を入れて利用しています。メイン利用の物理SIMの方は楽天モバイルですが、先日povo2.0が登録時に混乱があったためのお詫びとして15日間利用可能な10GBの容量をプレゼントしてくれたり、アプリを再インストールしないとダメな障害が発生したお詫びとして3日間利用可能な300MBの容量をプレゼントしてくれたおかげで、今月は楽天モバイルの利用も少なく、このままだと久し振りに月間通信量1GB未満になって無料になりそうです。

    povo2.0は基本料ゼロ円ということが目立ちますが、ギガ活キャンペーンも結構なお得さを実感出来ます。指定のお店での一定金額の商品購入やサービス利用をする、もしくはau Payで支払えば、3日間利用可能な300MBの通信容量がもらえます。何らかのアクションでギガがもらえる、というのは他のサービス・購買需要にもなり得えます。

    とはいえ、あくまで今のギガ活キャンペーンはキャンペーンなのでいつ終わるか消費者側には分かりません。ローソンなどで500円購入で300MB(3日間)、月に10回やれば1ヶ月3GBになりますが、povo2.0のトッピングだと1ヶ月3GBが約1,000円であることを考えると、5000円購入で1,000円のキャッシュバックとなり、これはあまりに過剰です。妥当な基準だと、500円購入で100MBキャッシュバックであれば、1ヶ月1GBとなり、金額換算なら5,000円購入で300〜400円程度なのでこの辺でしょうか。これでも6%〜8%がキャッシュバックされることになり、まだパーセンテージとしては高いですが、これより下げると利用者自体が減ってしまうように思えます。

    還元率だけではなく、使いやすさも重要でしょう。今は購入の数日後にプロモコードがメールで送られてくる仕組みなので、

    「ギガが無くなった! ヤバい! ローソンで買い物してギガをもらおう!」

    という使い方は出来ません。すぐに使いたい人が使えないですが、これが改善されて例えば、店頭ならレシートに自動でQRコードが印字されて、それを読み込んだらギガが増えるくらい便利になれば、通信容量を今すぐ欲しいがために買い物をするという人が必ず出てくるはずです。

    そうなると、規定では禁止されている転売行為が活発化しそうです。いっそのこと、KDDIが経済圏を築きたいなら転売も認めた方が良いかもしれません。この場合は転売を許容したところで価格は高騰しません。本家というか正規ルートでの通信容量購入の定価より高くはならないですから。

    通信容量いわゆるギガは、消費したら無くなりますし、期限が来きても消滅するので、滞留することはありません。現実の通貨にも利用期限を付けるという案はありますが、実現することは様々な理由から当面無いでしょう。通信容量なら、このスマホ全盛社会なら通貨代わりというか、各種ポイントと通貨の中間的存在になり得るでしょう。

    mineoも寄付としては近いことをしましたが、ギガ経済圏までは出来ていません。参加者が少ない以上はMVNO単体では無理でしょう。MNOもMVNOも含めた全体で、共通の利用が可能な通信容量の取引が出来れば面白いですね。

    スマホで使う通信容量をスマホで支払った商取引によって稼げるとしたら、スマホ業界・通信業界内での自己完結型の経済圏になります。暗号資産・仮想通貨よりはよっぽど受け入れられやすいのではないでしょうか。ビットコイン含め全ての暗号資産は、価格・価値の上下が激しすぎるため商取引では使っていられません。仮想通貨の取引手段としての流通・普及よりは、キャリアの通信容量の方が取引手段として使えるのではないでしょうか。

  • 大阪市立美術館にてメトロポリタン美術館展、あべのハルカス美術館にてコレクター福富太郎の眼展を観てきました

    大阪市立美術館にてメトロポリタン美術館展、あべのハルカス美術館にて「コレクター福富太郎の眼」展を観てきました。

    https://met.exhn.jp/

    https://www.ktv.jp/event/fukutomi/

    前者の方は時間指定のチケット予約が必要でした。指定された時間の間に訪れれば入れますので、11時30分〜12時30分のチケットを買い、11時40分頃に行くと行列も無くすんなり入場できました。

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    15世紀のルネサンス期から始まり、ヨーロッパ各地の宗教画・肖像画・静物画・風景画・風俗画、またバロック美術、古典主義、ロココ様式、写実主義に印象派、最後にポスト印象派まで400年くらいを一気に網羅する意欲的な特別展だったと思います。

    65点のうち7割にあたる46点が日本初公開だそうで、東京の美術館よりも先に大阪で開催してくれたことがありがたいですね。

    制限があるおかげで中が混雑することもなく、そこそこの人出の中での鑑賞を楽しめました。出口にあっ特別展のミュージアムショップでは何十人もの行列が出来ていたので、何も買わずに出てきましたが。

    さて、天王寺駅地下で昼食を取って次はあべのハルカス美術館へ、と思って店を出たところで、こんな看板に気付きました。

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    もし美術館の後にあべちかで飲食する人は先に確認しておきましょう。

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    さて、この高くそびえるあべのハルカス16F、あべのハルカス美術館に参りまして、今度は日本画を中心にした特別展である、
    「コレクター福富太郎の眼
    昭和の名実業家が愛した珠玉のコレクション」
    を鑑賞します。

    こちらでは特に時間指定などもないので現地でチケットを購入。さすがにメトロポリタン美術館展よりも来場客は少ないですが、印象派に影響を与えた浮世絵からの伝統を受け継いだ鏑木清方などをその分たっぷりと楽しめました。

    あべのハルカス美術館では出口に近畿や日本全国のミュージアムのチラシが置いていますが、来年春に開館する大阪中之島美術館のチラシもありました。

    https://nakka-art.jp/

    今の国立国際美術館の真横に位置する、立方体で印象的な建物です。この大阪中之島美術館に国立国際美術館、フェスティバルタワーにある中之島香雪美術館、中之島の東側にある東洋陶磁美術館と徐々に大阪で美術・芸術と言えば中之島、という時代になりました。東京の上野公園ほどではなくとも、結構楽しみな地域になってきました。

  • アマゾンのスマートプラグを買ってみた

    先日、Amazonのショッピングアプリの通知で、Amazon Echoデバイスに音声で
    「アレクサ、アマゾンスマートプラグを注文して」
    と言うと、500円で購入出来るという案内が来ました。

    スマートプラグの使い道を全く思い浮かべられないまま、500円なのでいいかと思いっきりアマゾンの思惑に乗せられて購入してみました。

    https://www.amazon.co.jp/dp/B07V1PZFXY

    こちらがその商品です。
    1,980円が500円という破格の割引でした。使い道を思い浮かべられないまま、流されるまま購入して、翌日届きました。

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    しかし、今の私の部屋には、コンセントにつないでスマホや音声で操作するような家電製品が全く見当たりません。

    「スマートプラグ 使い道」

    という、少なくとも買ってから検索するものではないようなキーワードでGoogle検索するほど絶望的な状況ですが、検索結果のページをいくつも眺めてみても、自分が使うシーンを想定できません。

    とりあえずもうほとんどテレビも観なくなったので、部屋の隅に設置しているnasneのスマートプラグ経由で接続して、使うときだけ電源を入れることにしました。

    寝静まった夜に、nasneの内蔵HDDのカツンカツンという音が結構うるさいのですよね。多分、ハードディスクがもう寿命近いのだと思いますが、SSD内蔵のこういったネットワーク経由TVチューナーがあれば買うのですが、無いのでまだ当分はこれを使い続けるため、必要の無いときには使わないことにします。HDDは電源オンオフするよりも、常時稼働した方が良いとも聞きますが、まあ壊れたら壊れたでその時考えます。多分、テレビを全く見なくなりそうですが。

  • 事業の主軸を移行出来るのも企業の実力

    一般的に、インターネットに接続する手段としては、有線LAN、無線LAN、モバイル回線が使用されます。パソコンだろうとスマホだろうと、この3つ以外での接続はまずありませんが、もう一つ、家庭用のコンセントにつないで、部屋同士にネットワークを構築する電力線通信(PLC)というものも、機器が普通に売られていました。実際にはパソコンとPLCの間はLANケーブルでつなげるので、これも有線LAN接続ではありますが。

    パナソニックのPLC(電力線通信)はいつの間にか法人向けにシフトしているようです。昔、まだ無線LANが普及し始めた頃に、私も自宅でPLCを使っていたことがありますが、通信速度は有線LANよりは遅いけれど黎明期の無線LANよりも安定していました。当時の無線LAN規格は、IEEE802.11bでしたね。最大通信速度が11Mbpsでしたが、実行速度はその数分の一でしたから、当時のPLCでも十分価値はありました。

    ただ、その後は無線LAN規格がどんどん新しくなって通信速度も安定性もグレードアップする一方で、PLCはさほどの進化も無く、今では家庭で使っている人はごくわずかでしょう。

    私としてはその印象しか残っていませんでしたが、

    https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1360559.html

    今ではHD-PLCとして速度も上がり、有線LANも無線LANも使えないような特殊な場所での通信技術として重宝されることもあるようです。

    上記記事の中で、適している環境の例として挙げられているスタジアムの写真がパナソニックスタジアム吹田なのはご愛敬ですね。

    こういった、個人向けの商品から法人向け・インフラ向けに移行していくのは、日本の企業にとっては今後スタンダードな流れになるかも知れません。パナソニックには既に黒物家電では一からの自社生産はほぼしていません。白物家電や美容関係はまだ健在ですが、IT関連のコモディティ化した分野ではかなり撤退しています。固定ファンがいてニッチな売り方をしているノートパソコン、Let’s noteくらいでしょうか?

    SONYもイメージセンサやカメラの分野では生き残っていますが、スマホやパソコンではやはり厳しいですし。今の若い人たちは、日立、東芝、三菱、シャープ、パナソニック、SONY、富士通、NEC、京セラ、カシオ、三洋などの国内メーカーが携帯電話端末の国内シェアをほとんど占めていたことなどは覚えていないでしょう。

    とは言っても、どの企業も他の製品・サービスがいくらでもあり、会社は存続していきます。シャープはアレでしたが。ジャンルは異なりますが、富士フイルムがカメラのフィルム事業から撤退しても、化粧品・医薬品やBtoBの製品で問題なく会社は続いていきます。

    BtoCからBtoBに主軸を移すことが出来るのもその会社の実力でしょう。

    ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。売れ筋商品が変わっていくのは時代の変化が激しい現代では当然のことですが、そこで生き残るか潰れるかは、その会社の体力や底力が試されます。

    とりあえず、パナソニックさんには今後もいっぱい儲けていただいて、ガンバ大阪にとっての重要な親会社兼メインスポンサーとして関わっていただきたいというのが、サポーターの意見ではあるのですが。