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  • 安倍派の政治資金問題は派閥抗争の産物

    自民党安倍派の政治資金問題は内閣からほぼ安倍派がいなくなる方向で決着しそうです。

    これによって内閣支持率が下がり、政治不信が極まったとする向きの報道はいくらでもありますが、当の岸田「総裁」にとっては痛くもかゆくもないでしょう。

    直接ダメージを食らっているのは「岸田派」ではなく「安倍派」であって、内閣支持率が落ちたところで国政選挙はまだ当分先です。

    衆院選は任期満了時で2025年10月、参院選も2025年7月です。衆参同日選挙になれば激変を望まない有権者が配慮するため、概ね与党有利になります。

    そう考えれば、現総裁にとっては先に到来する自民党総裁選で自身が勝つことの方がはるかに重要であって、安倍派が潰れてくれた方が良いに決まっています。大きな選挙が無いときに政治不信や自民党不信となっても内閣にとっては問題ないのです。

    歴史を顧みると、かつて、中曽根内閣は組閣時には田中曽根内閣とまで言われるほど、田中派が内閣を牛耳っていましたが、大将の田中角栄がロッキード事件で実刑判決を受け、その批判票もあって大敗した総選挙後に中曽根総裁が田中派の排除を進めました。

    1985年には田中角栄が可愛がっていた竹下登による事実上の派閥乗っ取りに遭い、その後は角栄自身が脳梗塞で倒れて政治活動が出来なくなりました。

    一方で翌年の衆参同日選挙で歴史的大勝を果たした中曽根首相が総裁任期を延ばして後継指名するほどの権力を握りました。

    そのことを考えると、安倍晋三を失った安倍派の瓦解を狙った岸田総裁が、総裁選前に自身の三選を盤石のものにしようとして、このチャンスを活かそうとするのは当然でしょう。

    首相になったものの内閣は他の大派閥が要職を占め、その派閥が大将を失い、その後にその派閥議員の大半を退け、次の総裁選で勝ち、来るべき衆参同日選挙で勝てば・・・というシナリオは、まさに80年代の中曽根政権を綺麗になぞっています。

    ここまでいくと邪推もいいとこかも知れませんが、そもそも今回の問題のリークがどこから出たのかということも非常に気になります。岸田派のリークかどうかは知りませんが。

    今回の安倍派のキャッシュバックなどの情報が、自民党内の岸田派と安倍派の派閥抗争の産物だと言われたくないからか、大手マスコミはあまり派閥間の争いによるものとの見解は出していないようですね。

    個人的にはどう考えても派閥抗争だろと言いたいですが、大手メディアの人にとっては通り一遍の自民党批判に終始するのが常識なんでしょうかね。

    歴史上、最も自民党内の派閥抗争が激しかった1970年代の新聞記事には、~~派はどう動いたとか、@@派が寝返ったとか散々書かれていたはずですが、一足先にメディア内で派閥政治が終わったとしたら皮肉なものです。

    派閥政治批判をしつつ、派閥抗争にまで踏み込まないのはなんでなんでしょうね。

  • 銀行員の服装にケチをつける人がいた昔と、自由な服装が認められる今

    昔、自分が中学生くらいの頃だったと思いますが、新聞の投書欄に載っていた読者からの意見に驚いたことがありました。

    内容としては、

    「銀行に入っていく行員らしき女性がズボンを履いて出勤していたのはけしからん。ちゃんとした服装で通勤すべきだ」

    というものでした。意見のあまりの理不尽さに衝撃を覚えて親と話したことを覚えています。今の時代にこんな投書を載せていたら、その新聞社は総叩きの社会的制裁を食らうでしょう。

    そもそもその投書が載った時代だとしてもアカンやろうとは子供心に思いました。問題点は二つあり、まずその投書を書いた人(多分、老齢男性)の価値観があまりに古すぎて、女性差別・女性蔑視もある点。もう一つは、その当初を新聞社が平気で掲載したことです。

    書いた人の価値観はさすがに時代遅れもあると思いますが、日本国憲法では個人の思想信条に関する自由を認められていますので、投書はともかく勝手に考える分には勝手にすれば良い話です。

    ただ、それを新聞社が掲載するのはまた話が違ってきます。新聞の投書欄はある意味、読者の名を借りた別の社説の紹介です。少なくとも、その新聞の思想に全く合致しない思想に基づく投書は、例え数が多くても紹介されないでしょう。

    少なくともその時期のその新聞社のその投書欄担当者にとっては、その投書内容は全くもって無茶苦茶な話ではなく、むしろ世間に紹介したい内容だったということです。

    何故今さらこんなことを思い出したかというと、こんなニュースリリースを見かけたからです。

    https://www.resonabank.co.jp/about/newsrelease/detail/20231025_3172.html

    通勤時ではなく就業時の服装を自由化するということで、女性の銀行員の制服を廃止して私服で勤務するということになるのですが、かつての前述の投書を書いた人からしたら目を回しそうな決定です。

    この決定に至る過程では、接客対応する銀行員はスタッフ証を胸に付けているか、首から提げているかしているはずなので、服装は自由で良いんじゃないか、という議論もあったことでしょう。

    社会構造の変化、ネットバンキングの普及などによって、銀行の実店舗に求められるサービスと、経費の許容度は大きく変わりました。

    人件費を減らしつつ、若い世代からの支持を得て人手不足の解消も図らねばならないという二律背反的ソリューションを実行せねばならない銀行にとって、この流れはマイナーではなくメジャーな選択肢になるのでしょう。

    Z世代と言われる若者世代は、昭和・平成初期的な価値観とは全く異なり、高級品への物欲もなく、バリバリ出世を目指すわけでもないと思われていますが、物事全てに執着心が無いわけではなく、自分個人の中身に介入されたら反発します。

    一般的な社会人で言えば、転勤や残業・休日出勤など空間や時間的な個人領域を侵害されると嫌がります。タイパという言葉にも表れています。

    そして服装という個人の外見的思想に関しても似たようなものかも知れず、Z世代に対する対応としては今回のりそな銀行のような形は増えていくのでしょうね。

  • 清水エスパルスの昇格失敗に他サポとして思う

    2022年シーズン、J1で17位となりJ2に降格した清水エスパルスは、シーズン終盤で7戦未勝利だったリカルド監督をそのまま継続しました。

    https://www.nikkansports.com/soccer/news/202312060001219.html

    結果としてはJ2開幕後もクソみたいな成績とサッカーが続いて、フロントも堪らず監督を解任し、J2経験が豊富な秋葉監督をその後に据えました。

    最終的には昇格に失敗。特にリーグ戦最終節と昇格プレーオフ決勝での取りこぼしは、他サポから見ても痛々しいと思えるほどでした。

    もちろん、序盤の出遅れも昇格失敗の理由の一つであることは間違いありませんが、乾貴士が言うように「勝てばいい、の試合で勝てなかったのはシーズンを通して変わらなかった」のでしょう。

    J2常連の監督の中では屈指のモチベーターと言える秋葉監督の就任時、個人的には
    「これで清水は本来の力を取り戻して昇格できるだろう」
    と思っていました。

    チアゴサンタナ、権田修一、乾貴士、北川航也と、J1クラブでもレギュラーになっておかしくない選手がいるのだから、という見方も少なくなかったですが、全42節+プレーオフ2試合+ルヴァンカップ6試合+天皇杯1試合という長丁場で、最後に息切れしました。

    結果論になってしまいますが、序盤の負け癖や終盤の取りこぼしを鑑みるに、キャンプでの選手の追い込みやチームの作り込みが失敗していたのでしょう。

    上に貼った日刊スポーツのリンク先でも糾弾されていますが、クラブ上層部の責任は重いでしょう。他サポとして悪口を書いていいのか分かりませんが、責任者が責任を取らない組織が上手くやっていけるはずもありません。

    翻ってガンバ大阪の方は、中口強化部長が退任となりました。

    https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/15950/c/0/year/2023/month/12/

    次の強化部長次第のところもありますが、根本的には小野社長と和田取締役のポストが変わらない限り、この数年間の混乱はまだ来年も続くんじゃないかと覚悟しています。

  • 2023年12月9日天皇杯決勝川崎フロンターレ対柏レイソルTV観戦の感想

    今シーズン、J1リーグ戦ではどちらも思ったような結果を残せなかった2チームの決勝となりました。川崎フロンターレはリーグ奪冠に失敗し8位に終わり、柏レイソルは残留争いから抜け出せず残留したものの17位で終了。

    今年最後のタイトルを賭けた戦いは、リーグ戦順位を考えた前評判なら川崎でしょうが、一発勝負では分かりません。

    むしろ柏が決勝まで上がってきたことの方が驚きでしょうが、カップ戦というものは得てしてそういうことがあります。

    ちなみに、川崎は2020年決勝でガンバを破って優勝して以来の決勝進出で、柏は2012年決勝でガンバを破って優勝して以来の決勝進出です。

    今のガンバが何してるかについて言及するのは人の心がありません。

    人情がある他サポならそっとしてくれるはずです。

    それはともかく、この決勝戦の試合そのものは両者が持ち味を出したというよりも、お互いの守備、特にゴールキーパーが目立ちました。試合中の時点で、勝ったチームのGKがMVPだろうなと思えるくらいのプレーでした。

    延長含め120分経過して0-0でPK戦となりましたが、PK戦の説明を主審から聞いている両チームの選手が笑顔だったのは印象的でしたね。

    PK戦でもお互い譲らず、柏は2人枠に当てて外し、川崎は2人GKに止められ、10人目でお互いにGKが蹴り、松本のシュートがチョン・ソンリョンに止められて川崎フロンターレの優勝が決まりました。

    昨年の天皇杯決勝、サンフレッチェ広島対ヴァンフォーレ甲府の試合もPK戦まで行き、素晴らしい試合でしたが、今年の決勝もGK同士の高いパフォーマンスは見応えがありました。

    国内のJリーグの日程はこれで全て終了です。ACLはありますが。

    来シーズンはどのようなJリーグになるでしょうか?

  • 子どもの頃に遊ぶ場所はどうやって決めていただろう?

    生まれ育った場所に近いところに今も住んでいるので、子どもの頃に遊んでいた付近は今でもたまに通ります。

    公園やその頃の友達の家、あるいは当時は空き地だった場所、よく行っていた駄菓子屋などなど、見ればすぐに記憶が蘇ります。

    よく遊ぶ友達はだいたい決まっていて、さらにその子らと一緒に遊ぶ場所もだいたい決まっています。別グループの子らが先にその遊び場を使っていたら別のところに行くことになります。

    ちょうど時代としては1980年代、任天堂がファミリーコンピュータ、ファミコンを発売した時代に当たります。誰かの友達の家に置いてあり、楽しんだ結果、兄弟揃って親にねだるという流れを経過しましたが、多分あの時代の家庭はどこもそうだったのではないかと思います。

    また、80年代後半からはバブル景気によりボコスカ大量のマンションが建っていきました。まだわずかに残されていた空き地も当然ながら容赦なくマンションが建設されます。

    マンションが建てば人口が増え、子どもの数も増えます。あの頃のマンションはまだタワーマンションというほどの高さのものはなく、住宅街には10階建て~15階建てあたりが多かったですね。

    私の住んでいた地域は元々は準工業地域で、バブル前まではマンションはほぼ無く、工場が多かったのですが、バブル景気時に工場の大半が郊外に移転したり無くなったりして、どんどんマンションに置き換わっていきました。シムシティかと思うくらいに。

    そういうこともあり、外で遊ぶ場所も頻度も減っていった一方、マンションに住む友人が増え、同時期に爆発的流行をしたファミコンを使って誰かの自宅で遊ぶことが増えました。

    その場合にしても、今日は誰の家に行く?ということを、どのようなコミュニケーションやプロセスを経て決まっていったのか。もはや覚えていません。

    別にファミコンがある、ゲームがあるということで決まっていたわけではないし、偏っていたわけでもないのですが、子ども同士の話し合いの過程ってどういうものだったのでしょうね?

  • 鉱物と植物で作られてきた文化

    人類の歴史において、鉱物資源は欠かせない物でした。鉄の精製と利用はとてつもないほどの文明の進化をもたらしましたし、金銀銅は多くの地域で貨幣や財産として尊ばれてきました。まさに今の時代も同じですが、金は未だに非常時の資産の移動先として重宝されています。

    その一方で植物由来の素材も重要な役割を果たしてきました。そもそも鉄を鉱石から使えるようにするには大量の木を切って燃やす必要があり、鉄以外にも数百年ほど前まで、物を燃やすには薪か炭を使うのが当然でした。物を燃やすことでエネルギー源になっていたのは産業革命まで植物中心でした。

    また、植物は建物の素材にもなり、衣服の素材になり、身の回りの小物の素材にもあります。さらには紙の発明によって世界の文化文明は大きく変化していきました。

    結局、鉱物も植物も人類の文化発展においては欠かすことが出来ないものでした。それは現代においても同じことで、電子部品のほぼ全ては鉱物かシリコン(ケイ素)です。さらにリチウムバッテリーは少しずつ石油・石炭の代替物としてエネルギー源に置き換わりつつあります。

    そして電子部品によって電子マネーも暗号資産も作られ、維持され、利用されています。貨幣自体もそもそも銀行のシステムによる振込や預金も結局は電子部品があってこそ成立しています。

    インターネットだって各種サーバ・ルータ類はもちろん、ケーブル自体も樹脂に包まれている金属が本体です。

    さらに、紙もペーパレス化によって減ってきます。紙の本から電子書籍への移行は分かりやすい例でしょう。

    そう考えると、人類の歴史においては、植物と鉱物が長く並立していたのですが、現代そしてこれからの時代においては、植物由来の素材よりも鉱物資源が主体の時代になっていくのでしょう。

  • 抗議・クレームと正当性

    クマによる被害が多い今年、それに反応しているのか、クマ駆除への抗議も多くなっているそうで、個人的には全くもって抗議に正当性を感じないのですが、クマが可哀想と考えている人は自分が全くもって正しいと思っているのだから手に負えません。

    動物愛護は良いものの、人間の生命より上位に置いてしまうと当然ながら無理があります。動物愛護を口にする人間は、「人間よりクマが大事」と思っている、という偏見をもって見られることになりかねません。

    秋田県知事が抗議電話に対して切りますと断言したのがネットでも賞賛されていましたが、実際の現場の職員にしてみたらそういう訳にもいかず、一応は話を聞かざるを得ないのでしょう。

    ただ、こういう抗議をする人って件数の割に多くないのかも知れません。よく言われるウェブ炎上に関わる人は書き込み件数に比べてかなり少ないのと同じように、多くの自治体に抗議電話をする人は限られていて、少ない人が大量の電話をしているだけであれば、もうこれはまた別の話になってきます。

    そういえば、消防隊員など制服を着ている公務員がコンビニに立ち寄ったり食事をしたりするだけで、抗議の電話やクレームを入れる人がいるそうですが、どういう脳ミソをしているのか分かりかねます。休憩するときに休憩したって別にええやんとしか思えないのですが、公務員は休憩無しで働き詰めでないと駄目と思っているのでしょうか。よくあるのは公務員は暇な仕事という思い込みでしょうけれど、昔ならいざ知らず、今の役所は窓口は安い給与の派遣スタッフがいて、それ以外の公務員は大量の残業をこなしていますので、とても責める気にはならないのですが。

    クレームにしろ抗議にしろ、内容ではなく行為そのものに意味があって、世間で認められない自分の鬱憤を電話口の相手にぶつけているだけなのでしょうが、とりあえず繰り返し掛けてくる電話に関してはその番号を自治体間で共有して着信拒否するくらいしたって良いんじゃないですかね。

  • 倒閣するにも出口戦略は必要

    増税クソメガネというレベルの蔑称が付けられた総理大臣というのも非常に珍しい、というか過去にこのレベルの悪口を言われた政治家がいるか怪しい限りですが、ともかく岸田首相は結構な不人気っぷりになってきました。

    個人的には増税・減税なんて首相個人の考えだけで出来るわけもなく、財務省と自民党税調らが決めている内容がほとんどでしょうし、その責任を一身に背負うのも可哀想な気もしますが、総理大臣のポジションはそういうものですからしょうがないですね。

    むしろ何故岸田首相にここまでヘイトが集まっているか、という陰謀論めいたことも考えてしまいますが、それはそれとして、岸田内閣打倒を目指している人や組織・団体は、その後のことまで考えているでしょうか?

    戦争を始めるときは終わり方を考えておかなければいけない、いわゆる「出口戦略」の問題です。

    岸田内閣がこの世の諸悪の根源とまで考えていなくても、首相が代われば、あるいは与党が代われば世の中が無条件で良くなる、と考えている人は結構いるのでしょう。

    実際には、日本の過去30年の歴史を見ても分かるように、首相交代にしろ政権交代にしろ、そんなに政治も社会も変わりません。変わる部分はあれど、何もかもがガラッと変わって急に日本が光溢れる希望の国家になるなんてことはなく、少しずつ変わっているかどうか分からないレベルの変化に留まります。

    過去2回の政権交代ではその効果を上げることも、国民に実感させることも出来ず、再び自民と他党の連立政権が復活することになりました。

    与党が代わらない首相交代にしたって、岸田首相の後釜によって急に社会が変わるなんてこともあり得ません。

    第一、菅前首相の時も不人気過ぎて自民党総裁選から撤退するほどだったのに、翌年には
    「岸田より菅の方が良かった」
    と言う人が出る始末です。

    今の岸田首相が辞めるなり倒されるなりして首相が代わっても、どうせしばらくしたら、
    「岸田の方が良かった」
    という声が挙がるでしょう。

    別に岸田首相、現政権をかばうつもりも全くありませんが、次のことを考えるとあまり批判する気にもなれないです。どうせ次の政権も批判されるだけになるでしょうし。

    有権者個人のレベルなら毎回の首相に対して文句を言う程度の批判でも全くもって問題ありませんが、少なくとも野党・政治家・評論家といった税金でメシ食ったり批判でメシ食ったりしている人に関しては、内閣打倒後の出口戦略まで語ってもらえませんかね。

  • 来季のガンバが開幕何試合まで我慢できるか

    ポヤトス監督のサッカーが実を結ぶまで時間が掛かる、とは就任したときから言われていましたが、まさか1シーズン経っても出来ていないとは思いませんでした。

    正確には、夏場の連勝時には良かったように見えたものの、それの対策を立てられたことと怪我人でベストメンバーでなくなったことにより、あっけなくポヤトスサッカーは崩壊しました。

    というか、連勝の始まりだった新潟戦の勝利は、元々ポヤトス監督がやりたいスタイルを捨てて勝負に徹した中で勝てたわけで、勝ち点を稼いで残留出来そうなところまでいった後は、もう何の結果も残せない無残なサッカーになりました。

    来シーズンもポヤトス監督で「開幕」することは確定しています。大規模な補強が必要と監督自身も実質的に言っていますが、ベストメンバーでないと勝てないサッカーというのはそもそもおかしいと思うのですよね。

    どんなビッグクラブでも怪我人も出れば不調な選手も出てきます。それを負ける理由にしてしまうのであれば、監督の役割って何でしょうね。

    少なくともこのポヤトスのスタイルなら毎試合2点は取らないと勝てないし、毎試合1得点1アシスト出来るアラウージョ級の選手がいないと成立しないのですが、そこまで選手を選ぶサッカーでないとガンバの攻撃サッカーって復活出来ないのですかね?

    このラスト5試合、1得点8失点という数字は、昨年の松田体制下のラスト5試合で5得点2失点と真逆の結果です。

    シーズン全体で見ても
    2023年 勝ち点34 38得点61失点(ポヤトス監督)
    2022年 勝ち点37 33得点44失点(片野坂監督→松田監督)
    2021年 勝ち点44 33得点49失点(宮本監督→松波監督)
    こんなデータを見てもまだ、ポヤトスがガンバの監督に向いていると思えるのでしょうか? 彼がガンバを強くすると思えるでしょうか?

    監督をすぐに代えるから弱くなったと言われがちですが、シーズン中に監督交代した去年・一昨年よりも今年は勝ち点が少なく失点がかなり多くなったのです。

    これを見てポヤトス監督を支持する人というのは、単純に凄いなあと、もはや部外者的に思ってしまいます。プロとして結果以上に大事なものってなんでなんでしょうか。

    来シーズンのガンバの成績がどうなるかワクワクというよりもガクブルです。負けが込む形でシーズンが始まったら、いつ切るか迷うんじゃないでしょうか。ズルズル引きずって回復出来ずに絶望的な状況になってから監督交代しても遅いのです。

    1年以上引っ張ったと言うサンクコストは考えない方が良いと思いますけれどね。

  • 2023年12月3日J1リーグ第34節ガンバ大阪対ヴィッセル神戸

    ガンバの最終節の相手は、悲願のJ1優勝を果たしたヴィッセル神戸です。勝っても順位など変わらない相手が気を抜いてくれれば良いのですが、そんなことをしないチームだからこそ優勝出来たはずです。

    ガンバは先日、塚元大、クォン・ギョンウォン、そして大卒後13年間ガンバに在籍した藤春廣輝の退団が発表されました。

    ここまで観戦したい気持ちが入らないサッカーをしているガンバは20年以上見てきて初めてなのですが、ぶっちゃけて言うと藤春のラストマッチと思って見に行きました。

    試合は前半、良くあるパターンとしてガンバは攻撃も守備も悪くなく、どちらかというと優勢だけれど得点出来ず、0-0でハーフタイムを迎えました。

    クォン・ギョンウォンが首を痛めて前半途中で交代したのが残念極まりないですが、上手く行かないときは何もかも上手く行かないのでしょう。

    試合自体については、内容は悪くないのにゴールできないいつもの悪いパターンだと思っていたらやはり、後半11分にパトリッキのクロスが三浦に当たってコースが変わって石川が対応出来ずに失点。

    運が悪いと言えば間違いないですが、運不運が結果に反映されるのは実力が無いからです。

    途中で山見と唐山を投入し、さらにこの試合がガンバでのラストゲームとなる塚元や藤春もピッチに入れ、最後までチャンスは作りながらも決めきれない、本当にいつものポヤトスガンバの悪いところを出し尽くして試合終了。

    みっともない7連敗でシーズンを終了しました。

    ガンバが全力を尽くしてやっとこさ奇跡的にJ1残留出来る程度のクラブを目指しているのなら、別にこの体制でもこの結果でも良いのでしょうけれど、そうでないなら何故このままなのか。

    ずっと疑問に思っていますが、疑問に思わずこのやり方を信奉している人たちがクラブの上層部にいる以上は、サポーターとしてはどうしようもないですよね。

    試合後のセレモニーも思いっきり簡素化簡略化されていましたが、駄目なときこそ責任者が出てきて話すべきだと思うんですけれど、ガンバ幹部の流儀は異なるのでしょう。

    最後の場内一周時、ゴール裏で藤春の語った言葉と流した涙がある以上、とりあえずはまた来年、ガンバの応援はしようと思います。このままだとその先が怪しくなってくるのですが。

  • 2023年12月2日J2・J3DAZN観戦の感想

    既に優勝が決まり、降格クラブもほぼ決まっている状況のJ1最終節が行われる明日よりも、入替戦や昇格争いの最後の枠があるJ2・J3の試合がある今日の方が楽しみです。

    J3は2位鹿児島ユナイテッドが3位カターレ富山に勝ち点で2ポイント差、得失点差で7ポイント差つけていますので、鹿児島は引き分ければほぼ確実に昇格です。富山は勝って奇跡を待つのみ。

    J2昇格プレーオフ決勝は、東京ヴェルディ1969対清水エスパルスというJリーグ開幕時を彩った名クラブの争いとなりました。

    今年はJリーグ公式の煽りVは無かったものの、例の煽りVは健在で今年も楽しめました。他サポだからこそ楽しめるのですが。

    取りあえず今日の試合中継の視聴方法は以下の通り。

    パソコン:DAZNでJ1昇格プレーオフ
    10インチタブレット:DAZNで鳥取対鹿児島
    8インチタブレット:DAZNで富山対YS横浜
    スマホ:DAZNで長野対宮崎

    宮崎の試合はガンバからレンタルの南野遥海目当てです。来年はガンバに復帰するでしょうか?

    そしてJ3は14時3分キックオフ、プレーオフは14時6分にキックオフされました。

    まずはJ3の昇格争いについて、

    鳥取対鹿児島では開始2分で鹿児島ゴール、かと思いきやオフサイドでノーゴール判定。

    8分、YS横浜がロングボールを前線に当てた対応のところで富山DFが対応をミスしてしまい、富山が痛恨の失点。このまま行くと鹿児島は敗戦でも昇格です。

    その鹿児島もホームの鳥取に攻められるシーンが多く、昇格を争う2チームとも苦戦しています。

    そして27分、昇格争いには関係ないですが宮崎の南野が左足を振り抜いてゴールを決めていました。これで10点目かな。J3とは言え下位チームでの二桁得点は素晴らしいことです。

    鳥取対鹿児島は0-0で前半終了。富山対YS横浜は前半アディショナルタイムに富山が追いつき、1-1として45分を終えました。

    ハーフタイムにゴール裏にいる鹿児島市長が映っていましたがすごいですね。

    しかし後半11分、鹿児島が鳥取の波状攻撃に耐えかねてエリア内で倒してしまいPKの判定。これを鳥取が決めて1-0となり、鹿児島はリードを許す展開になりました。

    まだこのままだと鹿児島の昇格ですが、富山が勝ち越せば違ってきます。

    76分、鹿児島が投入直後の山本がゴールを決めて1-1に追いつき、昇格が近付いてきました。

    5分のアディショナルタイムが終わり鹿児島は引き分け。この時点で事実上昇格が決まっていましたが、富山の試合も5分のアディショナルタイムを終えようとしたときに富山がPKゲット。

    これを決めた富山が2-1として勝利するも、得失点差で鹿児島が2位キープとなり、鹿児島ユナイテッドのJ2昇格が決まりました。

    そして今日のハイライトたるJ1昇格プレーオフ。

    清水は先週の準決勝同様、レギュラーGKの権田ではなく大久保がゴールマウスを守ります。先週の試合後に権田のコンディション不良の情報が出ましたが、清水サポは大久保がいて良かったと実感した準決勝だったと思います。

    前半開始からどちらかというと清水が積極的に攻め、ヴェルディが受けて立つような感じ。

    時間が経つにつれて徐々に激しいフィジカルコンタクトが目立ちます。

    29分、セットプレーからの乾のシュートは大きく外れる。

    決定機で言えば清水ペース、ポゼッションでも清水ペースですが、ヴェルディは0-0でもOKであることを考えると、清水優勢くらいでようやく五分なのでしょう。

    39分ヴェルディのFKに頭で合わせるもこちらも枠の外。

    意地と意地のぶつかり合いっぽさが感じられる試合ですが、気迫を一番感じるのは乾貴士のような気がします。見方を変えると、彼の気迫に他の選手が
    ついていけてないとも言えます。

    清水は乾が絡むとゴール前でのチャンスにまで持っていけるのですが、ラストパスの精度を欠いて決められません。

    結局、0-0のままハーフタイムを迎えました。ヴェルディは劣勢ながらも失点せずに終えたのですから、これはヴェルディ有利の状況であることは間違いありません。

    勝つしかない清水は攻めるしかないですが、引き分けでも昇格のヴェルディは時間が進むと意思統一が難しくなりますね。

    ただ、後半はヴェルディも攻撃の時間が増えてきました。

    61分、ヴェルディがまさかのエリア内ハンドでPKの判定。バウンドしたボールがキャプテン森田の手に当たった不運なプレーではあるものの、触っていなければ清水のチャンスでした。

    そしてこれをチアゴサンタナが決めてついに清水が先制します。

    このままでは駄目なヴェルディは前掛かりにならざるを得ない一方で、清水は逆に守るか追加点を狙うか難しいところです。

    83分には乾を下げた清水は守備中心でカウンター狙いという姿勢が分かりやすく見えます。

    89分、染野が相手GKの目前でトラップしたものの上手くシュート出来ず。ボールを入れたところまでは完璧だったのですが。

    アディショナルタイムは8分。

    しかし運命は流転します。94分、ペナルティーエリア内ギリギリで清水がファウルをしてしまいヴェルディに超絶貴重なPKが与えられます。

    96分、このPKを染野が右隅に決めて1-1に追いつきました。GK大久保も触っていたものの弾き出せず。

    あっという間に天国と地獄が入れ替わり、そのまま試合終了。劇的な試合展開を経て、東京ヴェルディ1969がついに16年振りのJ1復帰となりました。

    若いヴェルディサポーターの大半はJ1時代を知らないでしょう。90年代中頃までの栄光の時代には生まれていない人も多いでしょう。

    今日の試合については、ぶっちゃけ、2つのPKの判定も微妙といえば微妙でしたが、お互いに決め手を欠いた試合であることも確かでした。

    個人的にはヴェルディの森田晃樹が痛恨のハンドの後、カメラに抜かれる度に悲壮な表情だったのですが、試合終了直後から泣いていたのが印象的でした。

    また、アディショナルタイムのPKの判定後、ベンチに下がっていた乾が激高していたのが映っていましたけれど、あのテンションについてきていた清水の選手がどれだけいたのかな、という気がしてしまいました。

    ヴェルディとガンバが戦うのも16年振りということになりますが、2008年ですとあれか、ミネイロがFW起用された試合を思い出しますね。

    明日はJ1の最終節です。ガンバの試合は・・・どうでしょうね。優勝決まった神戸相手ですが、ガンバはベストメンバーとしても向こうは控え中心で来るかも。それでも勝てる気がしないのが悲しい。

    ガンバはクォン・ギョンウォン、藤春廣輝、塚元大の契約満了が発表されました。色々思うところはありますがそれはまた後日。

    明日の試合で気になるのはむしろ、こっちの方で、アマチュアではJFL最下位の沖縄SVと地域チャンピオンズリーグ2位のVONDS市原FCの入れ替え戦も13時から行われます。日曜に決まって次の日曜に沖縄行きというのはアマチュアクラブにとっては厳しいですよねえ。この入替戦はJ2昇格プレーオフとは異なり、90分で決着が付かなければ延長戦・PK戦まで行われます。ガンバの試合を見に行くので見られないのが残念。

  • 宮本恒靖氏の日本サッカー協会会長就任が確実になったらしい

    宮本恒靖日本サッカー協会専務理事が次の日本サッカー協会会長になることが確実となりました。

    https://www.nikkansports.com/soccer/news/202311290000701.html

    「ツネ会長」はなんか語呂が悪いので、「宮本会長」と、ごく普通の呼び方になるんでしょうか。

    現Jリーグチェアマンは元選手で札幌の社長でもあった野々村芳和氏で51歳、日本サッカー協会が宮本会長となると46歳であり、日本サッカーの中心人物二人がいずれも中年の働き盛りの年代ということになります。

    別に力仕事をするわけではないので若くなくても出来る仕事でありますが、プロ目線、さらにツネにはヨーロッパでのプレー経験やFIFA大学院出身であることでの見識や人脈も期待されます。

    新しい組織では若い世代の方が優秀なことはよくあります。JFAとJリーグが良い方向に向かってくれることを祈ります。

    個人的には、ツネはまずガンバの社長になってからJリーグチェアマン、次いでJFA会長になるんじゃないかと勝手に妄想していましたが、いきなり日本サッカーのトップの地位に就くことになりましたね。

    いろいろ言われたり反発されたりすることもあるでしょうけれど、日本サッカー界を国際的に押し上げるメリットは計り知れません。

    まだ46歳という若さで会長職に就くということは、将来、今度はアジアサッカー連盟(AFC)や国際サッカー連盟(FIFA)の要職も狙いやすくなります。

    さすがに要職を歴任した後にガンバに戻ってきて社長やら監督やらをすることはないと思いますが、いつかはガンバで何らかのポジションに就いてくれるとファン冥利に尽きます。

    そう言えば、一時期セルビアモンテネグロのサッカー協会会長をピクシー、ストイコビッチが務めていましたが、いつの間にかセルビア代表監督として同国発のEURO出場を果たしたというニュースが先日ありました。

    彼の方がよっぽど数奇な人生をたどっているとは思いますが、ツネには日本サッカー界の屋台骨を支える存在になってくれるものと期待しています。