鉱物と植物で作られてきた文化

人類の歴史において、鉱物資源は欠かせない物でした。鉄の精製と利用はとてつもないほどの文明の進化をもたらしましたし、金銀銅は多くの地域で貨幣や財産として尊ばれてきました。まさに今の時代も同じですが、金は未だに非常時の資産の移動先として重宝されています。

その一方で植物由来の素材も重要な役割を果たしてきました。そもそも鉄を鉱石から使えるようにするには大量の木を切って燃やす必要があり、鉄以外にも数百年ほど前まで、物を燃やすには薪か炭を使うのが当然でした。物を燃やすことでエネルギー源になっていたのは産業革命まで植物中心でした。

また、植物は建物の素材にもなり、衣服の素材になり、身の回りの小物の素材にもあります。さらには紙の発明によって世界の文化文明は大きく変化していきました。

結局、鉱物も植物も人類の文化発展においては欠かすことが出来ないものでした。それは現代においても同じことで、電子部品のほぼ全ては鉱物かシリコン(ケイ素)です。さらにリチウムバッテリーは少しずつ石油・石炭の代替物としてエネルギー源に置き換わりつつあります。

そして電子部品によって電子マネーも暗号資産も作られ、維持され、利用されています。貨幣自体もそもそも銀行のシステムによる振込や預金も結局は電子部品があってこそ成立しています。

インターネットだって各種サーバ・ルータ類はもちろん、ケーブル自体も樹脂に包まれている金属が本体です。

さらに、紙もペーパレス化によって減ってきます。紙の本から電子書籍への移行は分かりやすい例でしょう。

そう考えると、人類の歴史においては、植物と鉱物が長く並立していたのですが、現代そしてこれからの時代においては、植物由来の素材よりも鉱物資源が主体の時代になっていくのでしょう。

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