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  • ライスとワイシャツ

    洋食を食べる際に、フォークの背にライスを乗せるのはマナー違反、という主張は結構前からあります。

    もっと昔は、そうやって食べるものだというテーブルマナーがあったので、いつの間にか変わってしまったようですが、その一方でフォークの背にライスを乗せるのはイギリス式だから問題ない、という話もあるそうです。

    どっちが正しいかどうか知りませんが、そもそもの西洋料理でライス自体が出てこないという、元も子もない話もあります。

    実際には、豆も潰してフォークの背に乗せるらしいので、ライスも似たような感じでしょう。

    とどのつまり、どっちでもええやん、ということになるのですが、これだけ多様性多様性と主張される世の中において、特定の作法をマナー違反として強制的に批判するのって、もうタブーになりつつあるんじゃないでしょうか。

    日本人が日本人のテーブルマナーを批判しているだけたから、さほど問題になっていないのかも知れません。もし、フォークの背にライスを乗せるのが発展途上国のとある国の少数民族だけで行われている風習だとして、日本人はその食べ方を「マナー違反」「ヨーロッパではそんな食べ方しない」といって非難したとしたら、相当にバッシングを食らいそうな気がします。

    そう言えば、日本人のオッサンの大半が着ているワイシャツについて、胸ポケットが付いているのは日本だけという話を聞いたこともあります。これもアメリカでは無しが主流ということらしいですが、どっちも選べるならそれに越したことはないと思うのですよね。

    胸ポケットが付いていたらダサいという人もいますが、多分にダサさはその人のスタイルと着こなしによる部分も多いので、胸ポケット付きのワイシャツでも格好いい人はいくらでもいるでしょう。

    ウォール街では胸ポケット付きのワイシャツを誰も着ていない、と言われても、日本全土でウォール街と同じファッションを強制されても困るとしか言いようがありません。本当にウォール街で働きたいなら、その地の習慣に合わせれば良くて、それこそ「郷に入れば郷に従え」という日本古来のことわざが言っていることでしょう。

    日本だけで通じるライスの食べ方やワイシャツのスタイルがあって、何か問題あるのでしょうかね。

  • 食べ物ルッキズムから考えるルッキズムの許容度

    昨今は、ルッキズム批判や「ルッキズム批判」批判が盛んですが、外見が良い人が外見の良さだけで優遇されるルッキズムへの批判は、それなりの説得力があります。ただ、外見が良いこと「だけ」で優遇されているかどうかというのは、判断が付きづらい場合もありますし、また、「外見が良いこと」自体が悪いことのようにまで極端化していくと、今度は「ルッキズム批判」批判に賛同者が増えてきます。

    ルッキズムは一切許されない、と主張するのは結構ですが、外見・見目が良い人が悪い人よりも悪い待遇をされたらそれはそれで不公平でしょう。

    あくまで公平なら、少なくとも五分五分になって当然です。

    外見の良い人が、その中身も良ければ、その人が選ばれて当然だが、それをルッキズムと批判するのもおかしいです。外見の良い人が、中身は悪いのに外見の良さだけで選ばれるのならルッキズムという批判が妥当な場合もあります。

    では、外見に差がある2人で、中身の差がどれくらいあれば外見が不利な人が選ばれるのか。あるいはどれくらい外見が良ければ、中身の悪さをカバー出来るのか。

    例えば、曲がったキュウリでも真っ直ぐなキュウリと同じなのだから、とはよく言いますが、品種や生産地など外見以外が同じとして、値段が全く同じなら真っ直ぐなキュウリを買いたくなるのはおかしなことではないでしょう。

    では、その2本のキュウリの値段が違うなら、どの程度の価格差なら真っ直ぐなキュウリを諦める、あるいは曲がったキュウリを進んで買うでしょうか?

    この価格差は、買う人側の事情によって変わります。料理で使うにしても、野菜スティックを作るためというなら真っ直ぐでないといけないため、結構高くても真っ直ぐなキュウリを選ぶでしょうし、千切りや薄切りにするのでどっちでも一緒という人は価格差が少しでも安い方を買うでしょう。子どもにスライサーを使わせる人なら安全のために持ちやすい真っ直ぐなキュウリを買わざるを得ません。

    そう考えていくと、現実の人間で、中身が良くて外見が良くない人と、中身が良くなくて外見が良い人のどちらが選ばれるか、という問題は、個々のケースで選ぶ側の事情で、選んだ後の人の利用・起用する内容によって答えが出てくることになります。

    人間とキュウリを一緒にするなと怒られそうですが、この辺は社会心理学的な思考実験として、結構面白いと思うのですけれどどうでしょうか?

  • 蚊に刺される秋に思う

    あまりの猛暑、酷暑によって真夏に蚊を見かけることが減りました。その代わり、秋になって蚊に刺されるようになってきました。

    地球沸騰化が生態系にも明らかに影響を与えていることを実感しますが、さらに年を取ってくると蚊に刺された部位の治りが遅い遅い。我が身の高齢化も実感する日々です。

    その治りの遅い肉体を抱えるオッサンとしては、なぜ蚊は刺したときにかゆみ成分を注入してくるのだ、と軽い憤りも覚えますが、調べたところによると、そもそもその成分は、刺したときに痛みを感じさせない鎮痛剤の役割があるそうです。

    確かに刺された瞬間に痛みを覚えるような仕組みであれば、すぐに人間や動物に反射的に反撃されて血を吸うことすら無理ですよね。

    その代わりに鎮痛作用がある成分が残ることでかゆみの原因となり、蚊が人間に忌み嫌われることになってしまったのですが、それならそれで、人間側が進化過程でかゆみを覚える成分自体を平気な方向で進化してくれれば良いのに、と思ってしまいます。

    ただ、そんな浅はかなオッサンの思惑には何の価値も無く、人間は蚊が出す成分を嫌う体質になっていることで、蚊が媒介する様々な病気を避けるようになっています。

    現代日本の一般人にはなかなか実感がありませんが、マラリア、デング熱、日本脳炎等々、かゆみどころではなく生命を奪うレベルの感染症を蚊が媒介します。

    それを思えば、蚊に刺されるとかゆみを覚える人体の仕組みに文句も言えません。蚊取り線香なりベープマットなりを使って、蚊を寄せ付けないように人間側が対策を立てれば良いだけなのですよね。面倒ですけれど。

  • 2023年10月21日J1リーグ第30節ガンバ大阪対名古屋グランパス試合観戦の感想

    イスラエル・パレスチナにおける惨劇と悲劇には、ネタラヴィが所属するガンバサポーターとしても無関係には思えず、またその一方でジェバリというムスリムのことを思うと、欧米の一部の極右のように一方的にイスラム教徒を非難するのにも反対です。それ以上のことが出来るわけではありませんが、今日の試合前練習でフィールドプレーヤーが出てきたときに、まずゴール裏がコールしたのは、本日のメンバーには入っていないネタラヴィだったことは重要なことだと思います。

    さて、連敗が続くガンバ大阪は上位の名古屋をホームに迎えての試合となりました。リーグ戦中断前とは打って変わって涼しさよりも寒さまで感じられる気候となりましたが、なぜか今日もアイスが配られ、寒さを覚えながら食しました。来年は真夏の試合に配ってほしいものです。

    試合前は曇天もあり、涼しすぎました
    ピッチ状態は夏の頃よりだいぶマシになっていました

    スタメンを見たら5バックだと誰もが思ったでしょうが、実際に前半キックオフすると、攻撃時は黒川が左ウイングのポジションまで上がり、4バックの左SBには福岡が入っていました。そして守備になると黒川が下がって5バックの一番左、中盤の左サイドにはインサイドハーフだったファンアラーノがスライドして守っていました。

    最初の内はこの変則システムに名古屋が対応し切れておらず、ガンバはサイドからチャンスを何度も作り攻勢に出ていました。米本の警告も悪い流れの中での無理なタックルが原因でしたし、この時間帯で得点出来ていればその後の展開も違ったのかも知れませんが、先制したのは名古屋。26分に名古屋のショートコーナーに全くの無防備だったガンバは、クロスに為す術無く頭で合わされて失点。またもセットプレーの弱さを見せつけます。

    ここからリズムを落として名古屋ペースになりましたが、意外と名古屋の攻撃も迫力が無く、前半の終わり近くには食野がドリブルで抜け出して強烈なシュートを放つもランゲラックの正面で弾かれました。

    後半は良くも悪くもない展開で、高尾と食野に代えて倉田とジェバリを入れ、従来の4-3-3に戻しました。直後にジェバリが落として倉田がシュートをするも惜しくも枠の左。ランゲラックが触っているようにも見えましたがゴールキックの判定になったのは悔しい限りです。

    後半途中でファンアラーノが足を痛め、三浦やメディカルが交代をベンチに伝えていましたが、準備していた塚元がいったんビブスを着たのは何だったんですかね。意思疎通が上手く行かなかったのであれば問題だと思うのですが。

    その塚元は私の記憶が正しければ、ポヤトス体制では初出場だと思うのですがどうだったか。宇佐美のスルーパスを受けてシュートを放つもランゲラックがギリギリ触って弾いたシーンが、今日のクライマックスでした。

    その後、ガンバは交代枠を使い切らずに結局0-1で試合終了。

    左サイドで黒川が後半完璧に防がれてしまったのが厳しかったです。逆に黒川をおとりに使うくらいのことが出来れば良いのですが、そこまでチームとして成熟していないのでしょう。

    横浜FCと湘南ベルマーレが勝利したことで、最下位の降格ラインとは残り4試合で8ポイント差と詰まってきました。さすがに落ちるわけにはいかないのですが、本気でポヤトス監督と来季の契約を結ぶのでしょうかね。まだ残留が決まっていないのですが。

    何度も書きますが、本当にポヤトス監督が実現している(志向しているものではなく)サッカーが、ガンバの未来になるのでしょうか?

    来シーズンは20チームで3チーム降格であり、今シーズンの様子を見ると暗い予想しか出来ないのですが。

    選手がクソだからポヤトス監督の目指すサッカーが出来ないと、ポヤトス信者さんは仰いますけれど、ポヤトスが満足するような選手を十数人も日本で準備出来るわけがない。そんな選手はみんなヨーロッパにいるか、そのうち行きます。ガンバが獲得したり、1年ずっと居続けるわけがありません。

    今いる選手のリソースを活かし、その中で最高のパフォーマンスを引き出し、最大限の結果をもぎ取るのが監督の仕事だと思うのですが、ポヤトス監督はそんなタイプの監督じゃないのですよね。

    次の試合は1週間後の大阪ダービーアウェイ戦です。勝てば官軍、負ければ賊軍と言いますが、ダービーで負ければ信者以外の擁護は無くなるでしょうね。

  • 首相選出でデッドロック状態に陥りがちな欧州と、首相がコロコロ変わる日本

    スペインの下院総選挙で第一党となった国民党が連立を組めず新首相を選出できなかったのですが、こういうケースはヨーロッパはしばしばあります。

    一党だけで過半数を超えるような大政党がなく、少数政党が三つ四つも集まって連立政権を組むことが常態になっているからですが、スペインに限らず、イタリアでもドイツでも同様です。フランスは直接選挙で選ばれる大統領が国家権力のトップになりますのでちょっと違いますが、国民議会の多数派政党が指名する首相と所属が異なるとややこしいことになります。

    首相選出のやり直しも上手く行かず、再選挙となれば数ヶ月~半年は新政権が成立しないことになります。その間は暫定内閣での行政運営となり、後々に大きな影響を及ぼすような重大な決定や中止などは出来ません。

    つまり、選挙の結果スムーズに首相が選出されて、次期内閣に移行出来るとは限らないのです。ヨーロッパの多党制システムにおいて、少数政党であっても連立政権に参加出来ればその政策を実現しやすく、有権者の声を汲み取りやすいと言えます。

    その代わりとして、肝心の政権成立までにかなりの労力と時間を要することになり、首相を出す政党が少数政党に配慮や妥協をせざるを得ません。

    一方、日本の首相はコロコロ変わるという批判は昔からありますが、選挙後に首相の選出が出来ずに再選挙を行うことはありません。戦前のデモクラシー時代には第一党が首班指名を受けられず、第二党に委ねられることはありましたが、戦後はほぼ確実に第一党が首相を輩出してきました。例外は93年衆院総選挙で自民党が第一党となるも二位以下の野党が大連立を組み、戦前で言う「憲政の常道」を無視した形で細川内閣を成立させました。

    2009年にも政権交代が実現し、その時は民主党が巨大だったので連立も不要でしたが、もし今、選挙で自民・公明両党が大敗北を喫したら、野党の複数連立政権になるでしょう。場合によっては、戦後日本で初めてのデッドロック状態になり、再選挙をしないと首相を選出できない事態になるかも知れません。

    まあ、日本は選挙制度というよりも政党の在り方が独特で、自民党が保守から中道寄りリベラルまで幅広く対象とするような政党のため、自民党内部での派閥抗争が激しくなり、政党内選挙に当たる総裁選が、選挙の補完的な役割を担っているとも言えます。あくまで公的な選挙ではないのでアレやコレやと多数派工作しまくりで、総裁が決まらないということもないですし。

    首相が何ヶ月も選出されないシステムと、首相がよく変わるシステムのどっちがマシなのか、というのはある意味究極の選択ですね。イタリアなんかはその両方を兼ね備えていますが、それでもまだ先進国の一角を担っているのですから、国力と選挙制度にはそんなに相関関係が無いのかも知れません。さすがに独裁者が君臨するような仕組みだと駄目でしょうけれど。

  • 令和5年度の社労士試験の不合格通知書

    先日の合格者発表時に自分の受験番号が無いことで、不合格を知らされた次第ですが、改めて社労士試験の結果の通知書が届きました。

    合計点数も科目別の点数も、ピッタリ自己採点通りでした。自己採点と違っていたらそれはそれで問題だったのですが、そういうミスはしないタイプの人間であることを改めて自覚できました。

    行政書士試験では試験当日に自己採点をして、これはアカン、落ちた、と覚悟していたのですが、記述問題で思っていた以上に得点出来たので合格していました。逆に社労士試験ではマークシートへの記入や自己採点のための控えに間違いが無い限りは、自己採点でほぼ合否が判明します。どっちもそれなりにシビアですが、自分としては足切りが過酷な社労士試験の方が厳しいですね。

    さて、noteでも合格報告がこの2週間たくさん上がっていますが、落ちた自分からすれば皆さんすごいなあと思います。

    来年度の社労士試験に合わせたテキストや問題集はこの10月11月で出揃うでしょうから、そこで改めて吟味して購入し、再び来年8月の試験に向けて勉強を始めようと思っています。

  • 2023年10月17日サッカー日本代表対チュニジア代表TVer観戦の感想

    カナダを4-1で下し、意気上がる森保ジャパンの次の相手はチュニジア。昨年0-3で敗れた雪辱戦です。

    ガンバサポーターとしてはガンバでプレーするイッサム・ジェバリが活躍して、ガンバでの復調を期待していますが、ジェバリが得点するも日本の勝利、というのが望む結果ですね。

    日本の方はGK鈴木彩艶が一番の見所でしょうか。左サイドに入る旗手とトップの古橋はワールドカップ予選とアジアカップを考えるとこの両選手の活躍は欠かせません。

    前半キックオフから積極的に攻める日本、セーフティに戦うチュニジアという構図になり、さすがにこれまでの5試合のような相手の緩い守備もなく、得点経過が動かない時間が続きます。

    15分過ぎには日本の攻撃も落ち着き、チュニジアの守備が効いてきて攻撃も出来てきて、五分五分になってきました。

    それでも23分、久保のシュートのこぼれ球をエリア内で旗手がシュートするも大きく外れました。今日はチャンスが過去5戦に比べて少ないのでこういうシーンは枠内に入れたいところ。その後にもカウンターで旗手が豪快なサイドチェンジを見せましたがゴールにはつながらず。

    チュニジアは後ろの5枚が堅く、アタッキングサードまで持っていっても、そのラストパスが通りません。その一方、日本の攻撃陣も悪くはないけど・・・という決定機未満の攻勢が続いているので、どこかを明確に変えればいいという感じでもないので難しいところ。

    33分にはGKが飛び出して触れず、古橋にチャンスがありましたが決められず。森保ジャパンの直近テストマッチ6試合で一番攻撃のクオリティが低いかも。コンビネーションは悪くないけど、一人でなんとかしてくれる選手が久保とスピードに乗った伊東だけだと厳しいか。その分、守田が前に出て頑張っていますが、数的同数や有利になってもあまりチャンス感がないのはもったいない。

    その一方、守田が前線と中盤をつなぐリンクマンとして完璧な仕事をしているのは、田中碧とまた違ったアピールが出来ています。

    43分、遠藤からのパスを守田と久保が頑張ってつなぎ、旗手のパスは相手に当たって古橋にこぼれたところをきっちり決めてついに日本が先制。ようやく決めたのが古巣の神戸ウイングなのは良い話ですね。

    前半は1-0で終了。古橋は一仕事果たしました。そしてハーフタイムで上田綺世と交代。

    後半は上田のゴールにも期待がかかります。49分には前半大活躍だった守田のシュートもGKキャッチ。

    後半は再び日本が押し気味の展開で始まり、伊東、久保、守田の頑張りが目立ちます。62分には左サイドのコンビネーションで決定機。上田が抜け出してシュートならずもクロス、菅原がシュートするも左に外れました。

    そしてチュニジアがジェバリ含めて交代。個人的にこれでチュニジアに対するシンパシーもなくなったので、一方的に日本が勝ってくれて良いのですが、ここで森保監督は旗手・中山を下げて町田・浅野を投入。左サイドを二人代えました。

    68分には高い位置で奪って久保に渡してシュートもわずかに外れました。直後に再び左サイドでボールをつなぎ、久保が抜けて中央に入れたところに伊東純也が完璧なインサイドキックで追加点をゲット!

    2-0となり、あとは無失点勝利と追加点に期待がかかります。板倉から谷口、伊東から南野に交代し、73分には角度のないところで上田がシュートもポスト直撃。

    チュニジアの迫力が時間が経つごとに無くなっていくなかで、82分には久保がお役御免で橋岡が入りました。

    45分には波状攻撃から南野がシュートするも枠の外。これは決めたかった。その直後にバックパスが彩艶触れず一瞬ヒヤッとしましたが無事に逃れ、その後には浅野のシュートはGK正面。

    アディショナルタイムに入ったタイミングで出たスタッツで、チュニジアのシュートがゼロというのが驚きでした。しかしラストでチュニジアにヘディングシュートがポストに弾かれて助かり、シュート0に抑える記録はならずも、無失点で無事に勝利。

    攻撃は過去5戦ほどの迫力はなかったものの、守備は一番破綻が少なかったですね。大量得点よりも無失点で終えることをチーム全体の共通認識としてベースに置いているのであれば、攻撃もこのくらいに落ち着くのもおかしくはないでしょう。ラストのシュートは甘い対応となってしまいましたが、エルサルバドル戦以来の完封勝利というのは一つの収穫でしょう。

    今日の個人的マンオブザマッチは守田。遠藤とのコンビは盤石で、2ボランチならファーストチョイスは間違いありません。4-1-4-1なら田中碧もありですが。

    選手もフォーメーションも入れ替え試しつつ、良いテストが出来た10月シリーズだったと思います。次は来月のワールドカップ予選です。本当に不穏なグループに入ってしまったのですが・・・。

  • アフリカにおける危機未満

    アフリカ北部西部の各国で、ここ数年相次いでクーデターが発生しています。

    ブルキナファソ、マリ、ニジェールといった国々ですが、フランスが旧宗主国である点は結構重要で、第二次世界大戦後及び冷戦終結後に、フランスがそれら旧植民地国家において、支援よりも搾取が優先されてきた証しでもあるでしょう。端的に言うと嫌われるようなことをしてきたと言えます。

    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/10/post-102769.php

    もはや旧植民地、旧宗主国という関係性自体が歴史的遺物なのでしょうけれど、言葉の問題、経済的つながり、資源などを考えると、そう簡単には関係性は途切れないのも道理です。

    ニジェールを始めとするアフリカ北西部の国々でフランスが追い出された後、ロシアや中国がプレゼンスを高めていますが、上述の記事にあるように、アメリカも影響力を高めようとしています。

    ただ、旧植民地において現地勢力からフランスが追い出された後に、アメリカが乗り出してくるという構図は、1960年代のベトナムを思い起こさずにはいられません。

    ベトナムでもフランス、次いでアメリカと密接な関係を持って腐敗していた独裁者が追い出された後に、泥沼のベトナム戦争が起きました。

    ウクライナ戦争とパレスチナ紛争の真っ最中に、ヨーロッパにほど近いサヘル諸国でアメリカが戦争を始めたらとんでもないことになります。

    さすがに現代のアフリカでそのようなことが起きるとは思えませんが、つい先日、第五次中東戦争と言ってもいいような自体が発生したのですから、歴史は繰り返すものです。

    アメリカ・フランスはアフリカにおいてしばらくは、穏健な対応に終始せざるを得ないでしょうし、その間にロシアと中国が好き勝手し始めるでしょう。ただ、それはアメリカの代わりに厄介ごとも中露が背負い込むようなものだと思うのですけれどね。

    一番の被害者は、それらの国々での貧しい人たちであるのは間違いないのですが。

  • 岸田内閣と旧統一教会を巡る政局

    岸田首相及びその内閣はこの夏から秋にかけ、かなりの批判を浴びることになりました。浴びてもしょうがないと言えば確かにそうなのですが、考えておくべきなのは、岸田内閣が崩壊すれば、間違いなく旧統一教会は喜ぶということです。

    もちろん、内閣批判が全て統一教会関係者によるものだと言うわけではありません。人数的な割合で言えば、数パーセントもないでしょう。ただ、統一教会関係者やその恩恵を受けてきた人による岸田内閣批判も存在することは間違いありません。

    ここで注意すべきことは、日本を分断させることになってはならないことです。トランプ支持層とそれ以外で分断されたアメリカ、EU離脱で分断したイギリス、また移民を巡る問題では多くの国で分断を招いています。

    それ以外にもブラジルのようにバラマキ不正左派とミニトランプ右派で政権を争うブラジルや、本当に国土が内戦で分断中のリビアのように、当面解決しないであろう国民の分断が起きている国はたくさんあります。そうなるともう収拾が付きません。

    日本において言うと、岸田批判を行う人を全て統一教会だと断定するのはもちろん駄目ですし、逆に岸田政権が崩壊した後に統一教会を擁護するような政権が出来るとそれはそれで地獄の始まりです。

    どっちに転んでも日本の将来が暗くなりものであり、そのどちらでもない細い道をバランスを取りつつ慎重に歩んでいくしかありません。

    また、岸田内閣側からの旧統一教会に対する解散請求がこの期に及んで出てきたというのは、実務上のスケジュールによるところもあるのでしょうけれど、戦略的に狙って内閣支持率が過去最低に落ちた時に出してきたのであれば、結構なブレーンが内閣にいるのかも知れません。

    現代史について語ること、研究が進むのは20年や30年はかかりますが、安倍元首相の銃殺事件から始まった、旧統一教会を巡る一連の政局と攻防に関しては、裏面まで含めて表に出てくるのはかなりの時間を要するでしょう。

    一部の先進国のように、30年とか50年とか経ったら強制的に公文書が公開されるようになれば良いのですが。

  • ポヤトス監督続投報道を受けて

    ガンバ大阪のポヤトス監督が来季の契約についてほぼ合意に至ったという報道がありました。

    https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2023/10/14/kiji/20231013s00002179745000c.html

    まだ正式発表されていない段階で踊りすぎても駄目ですが、ペースは出来ているとクラブが判断したのでしょう。

    これまで幾度となくnoteにポヤトス監督への疑問を書いてきた私としては何とも複雑な気持ちですが、ただ、今年に関しては早い段階で残留がほぼ決定的になる勝ち点を稼げた点は評価したいと思います。過去二年が酷すぎたのですけれど。

    来季に向けて今シーズンの残りの試合はテスト的に使ってほしいと思いましたが、連敗が続くと来季も不安になってきます。その点で、ポヤトス体制継続には不安がありました。

    また、前回の試合で敗れた後のコメントで、選手の質に言及するところもあり、選手を選ぶタイプの監督である以上、選手の入れ替えを大々的に行わざるを得ません。今いる選手で最大限のパフォーマンスを発揮させるタイプ(モチベータータイプの監督によくいる)ではないのは分かっていましたが、ポヤトス監督継続となると、この冬の選手補強、入れ替えは相当なものになるでしょう。

    そこまでの資金が確保出来ているのか、また選手獲得の目処が立っているのか、結構怪しい目線で見てしまいますが、一人のサポーターとしては信じるしかありません。

    個人的にはいい加減、機能しないワントップをなんとかして欲しいですが、それも無理なのでしょうかね。

    ともかく、シーズンオフではガンバ絡みの報道がかなり増えるでしょう。獲得する方も出ていく方もです。

    外国人選手の強化方針としては、ネタラヴィ・アラーノ・ダワンの4名は補強の当たりで来季も継続すべきだと思いますが、ジェバリとクォン・ギョンウォンはちょっと微妙かな。ジェバリはもっと使いようがあると思いますが。

    日本人選手の獲得に関しては、若手の有望株は国内のビッグクラブだけではなく、欧州クラブとの競合にもなります。半田陸が取れたのは驚きでしたが、彼レベルの補強をこの冬に10人くらいしないとポヤトス監督の求めるレベルにならないとしたら、強化担当が過労死しかねないですけれど、大丈夫なんでしょうか。

    あとは宇佐美問題ですよねえ。結局、公式戦30試合以上戦っても宇佐美のベストポジション、使い方は見つけられませんでした。彼を切ったら切ったで結構な騒ぎになりますが、使うにせよ使わないにせよ、どの辺までクラブの覚悟はあるのか。

    来シーズンは20チームに増え、降格するチームも下位3チームが自動降格です。プレーオフもありません。

    現実的な目標としては、タイトル云々よりも来年もまずは残留出来るチーム作りからになるでしょうけれど、どこまで上に行けるか。その次は2024年次第でしょうね。ポヤトス監督との契約が次ぎも1年契約なのか知りませんが。

    ちなみにこんな報道も。

    https://hochi.news/articles/20231014-OHT1T51254.html

    強化部長が変更というか復帰というか、代わるというのが訳が分かりませんが、無理矢理論理付けるなら、ポヤトス監督は良いけれど選手補強が駄目だったから、ということになるのでしょうか? 確かにこの夏の補強で前の選手を獲ってこなかったのは失敗だとは思いますが、それが理由での交代じゃ無いよなあ・・・。

  • 議院の品格とヒゲへのヤジ

    少し前の話ですが、神奈川県議会において答弁者の男性がヒゲを生やしていたことに対し、自民党の県議がヤジ暴言を行ったことがニュースになっていました。

    https://jp.reuters.com/article/idJP2023092701001023

    ヒゲを生やすことが綺麗か汚いかは個人の美的感覚によるもので、ヒゲそのものを否定するのはおかしい話です。議院の品格と行っていますが、自民党の国会議員にはヒゲの隊長としておなじみの佐藤正久議員もいます。佐藤議員も議会にはふさわしくないと思っているのでしょうかね?

    この議員が本当にヒゲが嫌いだったのか、あるいは別の政治的理由で答弁を妨げようとしてヒゲに言及していたのか。どちらにせよヒゲに対して誹謗中傷する正当な理由などどこにもないのです。

    昔ならたくましいヒゲを生やした政治家も珍しくなかったでしょうし、むしろほとんどの男性がヒゲを蓄えない時代というのは、長い歴史の中でも現代だけでしょう。

    ムスリム(イスラム教徒)では、男性はまず間違いなくヒゲを生やしています。ヒゲを生やしていることを否定するのは、場合によっては特定の宗教を否定することになりかねないので、この点でもこの議員の発言は時代遅れでしょう。ムスリムでなくとも、ヒゲを生やしている人はいますし。

    先日別のnoteで、フランスにおけるムスリム女性が着るヒジャブについて書きましたが、自由・平等・友愛を国是に掲げるフランスですら宗教的不寛容は存在します。

    日本国憲法では、人種、信条などの差別が禁止され、思想、信教や表現の自由が保障されています。

    少し考えればヒゲを揶揄することが駄目なことくらい、小学生でも分かりそうなものですが、そこまで考えずにヤジってしまう議員がいることの方が、議院の品格を貶めるものです。

  • 2023年10月13日サッカー日本対カナダ戦TVer観戦の感想

    生中継の代表戦でもテレビではなく、TVerを使って観ることも一般的になりました。先日の出雲駅伝もTVerでやっていましたし、ビッグイベントのスポーツの生配信がTVerで流れない方が珍しいくらいです。

    さて今日の日本代表戦はカナダ相手で、昨年11月以来の対戦です。あの時は、ワールドカップ前哨戦に当たり、逆転負けした森保ジャパンへの批判も集まりましたが、個人的にはテストマッチはテストをするためのもので、勝敗は二の次だと思っていました。結果は宜なるかな。ドイツとスペインを破ってのベスト16入りという結果につながったテストマッチでした。

    さて今日のテストマッチは、来月から始まるワールドカップ予選、および来年のアジアカップの前哨戦でもあります。アジア相手ではないのですが、この期に及んでアジアのチーム相手に手の内を見せるべきでもないのでしょう。

    ガンバサポーターとしては堂安が外れたことは残念ですが、中村敬斗が三笘の代役として左ウイングに入りましたので、彼が活躍することを期待して観戦します。

    さて前半開始。いきなりカナダゴール前での波状攻撃から、クリアボールを拾った田中碧が放ったシュートが相手に当たって早速ゴール。

    もう笑うしかないようないきなりの先制点ですが、1年前のカナダ戦でも早い時間に先制したことを思うと、そう簡単な試合にはならないでしょう。

    クラブでの低パフォーマンスもあり、とかく批判されがちな田中碧ですが、なぜか代表では点を取るのですよね。

    さて、さっさと2点目を取らないと本当に前回対戦の二の舞になります。

    と思っていたら19分、悪い流れでボールを回され、エリア内で大迫が相手選手を倒したとしてVARの結果、PKという判定が下されました。

    大迫の飛び込みが問題だったのは確かですが、その前までの守備、そしてそのさらに前のボールの失い方も含めて、チームとして良くない時間が続いていたのが大元の原因でしょう。

    これで同点か、と思っていたら大迫が相手のPKを見事にセーブ。1-0のまま日本リードが続きます。

    肝心の中村敬斗は伊東のクロスに頭で合わせたり、直接FKが惜しくもバーに当たったりするもゴールならず。今日はちょっと空回りっぽい。

    その後もどちらかというとカナダペースで試合は進みますが、次の得点も日本。カナダDFが浅野のクロスの処理を誤りオウンゴールで2-0。カナダとしてはPK失敗に続き、なんとも締まりの無い内容になってしまっています。

    そして浅野がボールを奪いドリブルで突破してパス。弱かったものの落ち着いたターンからシュートを決めて3-0。

    トルコ戦に続いてのゴールという結果を残せたのは良いですね。今後も召集はされるでしょう。ただ、浅野の森保ジャパンとの相性の良さはさすがですね。

    前半はそのまま終了。カナダのPKが決まっていれば全然違う展開だったでしょうが、オウンゴールもありカナダのテンションが前半終わり間際は切れていましたね。

    そしてハーフタイムに冨安から谷口に交代。谷口のテストと言うよりも、代表経験の浅いDF陣と谷口の連係テストでしょう。

    そして後半開始直後もやはり得点は日本。相手ペナルティーアーク付近で伊東が絶妙の浮き球パスから田中碧がボレーで叩き込んで4-0。

    もはや勝敗は決したので、後は選手・戦術のテストしかみるべきところはありませんが、相手を押し込む展開でも浅野がそれなりに機能しているのは結構新しい発見かも知れません。

    中村敬斗が相手に踏まれて負傷して交代になったのは残念で、来週の試合は外れるかも知れないですね。大事に至らなければ良いのですが。

    そして16分、中村と遠藤を下げて伊藤敦樹と旗手を投入。

    先月のトルコ戦同様に点差が開いてきて、ちょっとカナダのラフプレーが増えました。

    浅野・田中を下げて古橋・川辺がピッチに。古橋にはアジア予選・アジアカップで押し込む展開での出番が増えるはずですので、いい加減この辺りで代表でのプレーがアジャストできれば良いのですが。

    そして南野に代えて橋岡を入れ、南野はお役御免。得点はならずも動きは良かったので、多分11月の試合でも呼ばれるでしょう。

    後半35分くらいからオープンな展開になってきて、日本の守備がルーズになってくると、44分に相手クロスを大迫が弾いたボールが相手に渡って決められて4-1。そしてそのまま試合終了。

    失点は良くないのですが、この時間帯、こういう展開での問題点を反省し、ワールドカップ予選とアジアカップで活かせるのであれば、この失点も無駄ではなくなります。

    しかしテストマッチとは言え、エルサルバドル、ペルー、ドイツ、トルコ、カナダ相手に4得点以上というのはエグい攻撃力です。

    エルサルバドル戦以外は失点していることも考えると、森保監督とそのチームはガチガチに守る局面はそんなに重要視していないか、あえて攻撃にリソースを振っているのかとも思えます。

    その辺はワールドカップと戦い方を変えてきているとも言えますし、戦術も選手もフォーメーションも色んなオプションを考えているのでしょう。

    次の試合は17日、神戸ノエスタでのチュニジア戦です。ガンバサポーターとしてはジェバリが得点してくれることも祈ります。