2021年8月28日J1リーグ第27節ガンバ大阪対セレッソ大阪DAZN観戦の感想

泣く子も正気を失う大阪ダービーがやってまいりました。今年も昨年に引き続き、制限内での動員となり、私も観戦は控えたため寂しく残念ではありますが、状況は関係無しに大阪ダービーは勝たねばなりません。

前節は最下位の横浜FC相手にまさかの惨敗を喫したガンバ大阪がホームでセレッソ大阪を迎えての大阪ダービーとなりましたが、ガンバ以上の完敗を湘南ベルマーレ相手に食らったセレッソ大阪は、クルピ監督から小菊監督に交代して挑んでくることになりました。

監督解任後のチームとは戦いづらいとはよく言います。まあ今年5月に宮本監督から松波監督に代わった直後のガンバは普通に浦和とFC東京に負けたのですが。

さて、今回はリーグ戦に加えてルヴァンカップでのホームアンドアウェイも続けて行う、異例の大阪ダービー3連戦です。「史上初の」大阪ダービー3連戦と報じられることもありますが、
「2005年の夏にも大阪ダービー3連戦があったはず……」
と記憶していましたので、記録の方を確かめてみると、Jリーグデータサイトにちゃんと残っていました。

https://data.j-league.or.jp/SFMS01/search?competition_years=2005&competition_frame_ids=1&competition_frame_ids=11&team_ids=9&home_away_select=0&section_months=7&section_months=8&tv_relay_station_name=

やはり3連戦は3連戦でしたが、日にちがかなり空いていました。この3試合とも見ていたのですが、こんなに間隔が空いていたとは思いませんでした。

ともかく、まずは第1戦の本日に集中です。両チームとも前節からの復調を目指してやり方をある程度は変えてくるでしょう。

ガンバは藤春・ヨングォン・昌子・柳澤のまさかの4バック、奥野と山本のボランチ、矢島と倉田が2列目、チアゴ・アウベスとレアンドロ・ペレイラが2トップでしょうか。控えに満を持してのパトリック復帰、清水戦のヒーローの山見も入りました。

さてキックオフ。いきなりしばらくセレッソペース。5分にはエリア内に切り込まれて危険なクロスもありました。誰にも合わずに助かりましたが、試合の入りはギリギリこらえているような感じです。

7分には思いっきり裏に抜け出されて大ピンチを迎えますが東口がブロックして九死に一生を得ました。あれはアカン。オフサイドをディレイされていたっぽいですが。

直後の逆襲ではCKを取って、ヨングォンのヘッドは上手く当たらず。

どうもセレッソが思いっきり楽しんでサッカーをしている感がありありな様子が見受けられます。いろいろ吹っ切れたんですかね。ガンバの方はここ数試合苦しんでいる攻撃の不調がそのまま続いています。

しかしチアゴ・アウベスを囲んで奪おうとしたところで、清武が足を痛めて早くも途中交代となりました。これで少しはガンバの守備が落ち着くかも、と思いきやそうとはいきません。

ボールを奪う位置が低いこととか、速攻が防がれた後の遅攻が出来ないこととかあると思いますが、20分にはカウンターが上手くはまってチアゴ・アウベスがシュート出来ましたが、キム・ジンヒョンにブロックされました。このメンバーだとカウンターしかチャンスは無さそうな気がします。

24分には案の定、遅攻が出来ずに昌子がボールを奪われてカウンターからシュートを浴び、ポストに当たって助けられました。

飲水タイムに入りましたが、勢いも決定機もちょっと差が付いてしまっています。前半はひたすら我慢でしょう。

29分には遠目からの強烈なシュートを東口が冷静にパンチング。ここまでのセレッソは落ち着いて躍動しています。そんなにクルピが嫌だったのでしょうか。

ただ、飲水タイム後は交互にチャンスが来るくらいに戻してきました。前線の2人に素直に当ててCKをゲットというパターンが増えてきます。

ハーフウェイライン付近でDFラインやボランチが持って時間をかけてしまうと、相手のプレスの餌食になってしまいます。ここをいかに早く前に運べるか次第で、攻撃のみならず守備の成否もかかりそうです。藤春のクロスがびっくりするくらい誰とも合わないのも問題です。

41分にもペナルティエリア内でシュートされました。これまでほとんどのシュートを目の前でブロック出来ていますが、ちょっと打たれすぎですよねえ。エリア外での守備があまりにルーズとも言えます。

前半終了直前でも決定機を与えてしまったものの、DFの寄せを早く出来てシュートはまともに打たせずに終わりました。

しかし前半は4:6以上でセレッソのペースでした。選手かフォーメーションか戦い方を変えないと厳しい後半が容易に予想できます。

そして後半。始まってみると大して変わらないサッカーで始まり、51分にゴール正面からシュートを決められて失点。さすがにこの後半の入り方は酷いんじゃないですかね。

酷い内容の前節から、そのまま酷い内容の今日の前半に入り、そのまま酷い内容の後半につなげたらそりゃこうなります。

56分には高い位置でボールを奪ったペレイラが持ち上がり、パス交換してからシュートも力無く簡単にキャッチされました。

60分にチアゴ・アウベスから山見にスイッチ。これで得点したとしても山見の個人技だけの話になりそうなんですが。

63分にも失点!と思いきやオフサイドの判定で助けられました。VARの時間はヒヤヒヤしていました。

72分にレアンドロ・ペレイラと矢島と奥野を下げてパトリックと宇佐美と井手口を投入。これでダメならもうダメとはっきり分かる采配です。

FC東京戦の3バックで感じられた手応えを自ら捨てたような試合が続いています。はっきり言って、ヨングォン・昌子・三浦の3人とそれ以外のセンターバックには差があるため、この3人がそろう3バックを中心にするのは一つの策だと思いますが、連戦が続いてどうしてもそうはいかないのでしょう。

ここから攻勢を強めるガンバ、守備を固めるセレッソという構図になります。78分にはこぼれ球を倉田がシュートもキム・ジンヒョンの正面。

最後に81分、山本を下げて小野瀬を投入。いっそのこと三浦を入れてひたすらパワープレイの方がチャンスありそうな気がします。

83分、小野瀬のパスをパトリックがヒールで合わせるもヒットせず。

88分には藤春が足を痛めたっぽい様子ですが、当然交代も出来ず。

そしてこのまま終了。1点差の敗戦とは思えないほどの落胆とやるせなさに襲われました。

何かのチャンスで得点でもしていれば引き分けに持ち込めて、かえって問題点が覆い隠されてしまったかも知れません。今日の敗戦の唯一の収穫は、このままでは無理、というチーム状況が白日の下にさらされたことでしょう。

さて、松波体制になってから良い時と悪い時の波が数試合ごとに繰り返されてきました。多分、この後も良い時が来れば勝ち点を稼いで何とかJ1残留には漕ぎ着けるでしょう。ただし、それだけのシーズンになります。

優勝目指して攻撃的に、という目標を掲げて始まった今シーズンは誤算と不運と失敗によって残留が第一目標の年になってしまいました。

ともかく、リーグ戦のことは1週間忘れて、これからのダービー2試合に専念するしかないですが、この2試合の結果と内容如何によっては、松波監督の去就がどうのこうのという話が出てくるのではないでしょうか。

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