自分の天職なんて分かるものか

夢を持つことは素晴らしいとか、将来の目標を立てましょうとか、あるいはキャリアアップ・キャリア形成が重要とか、将来どんな風に生きていくかを考えておくことが当然のように言われます。

実際には、大半の人が子どもの頃の夢など実現出来ず、就きたい仕事・企業にも簡単には就職できず、家族関係などプライベートでも充実した生き方を存分に味わうことも難しいものです。

もちろん、はるか昔の時代に比べれば、現代は努力と才能と運があればまず間違いなく夢を叶えることは出来ます。その点では良い時代になったと言えますが、だからと言って誰もが夢を叶えられるわけではありません。

自分の持っている理想と、自分が置かれている現実とのギャップは確実に存在します。それがモチベーションとなって自分を動かせる人はそれでいいのですが、自分の不甲斐なさに苦しみ、失敗に落ち込み、成功する他人が眩しく見えて嫉妬するようになると、精神的には悪影響しかありません。

そもそも、実際に働いてみるまでは自分の天職なんて分かるはずもありません。最初から最後まで天職だったと思える人は、偶然に理想と天職が一致していただけかも知れないのです。

ごくわずかの、大成功を収める人はそれでいいですけれど、そうならなかった夢破れた人のことはあまり考えられませんよね。

子どものうちから、夢を持つべきとか将来の仕事とかを強く意識しすぎてしまうと、仕事についてからの理想と現実のギャップに苦しみます。そのギャップが大きすぎると、悩みに悩んでしまいます。

理想の形が固まりすぎてしまうと、そこから外れた時を失敗と見なしてしまい、自分に失望します。

何も考えずにともかくメシを食うために仕事をする、その代わりに趣味なり何なんなりで楽しく生きていけるのならそれでいいのではないでしょうか?

思い描いていた仕事に就けないことだってあるでしょうし、入りたいと思っていた会社の入社試験に落ちることだってあります。思うとおりに行く人よりも行かない人の方が圧倒的に多いはずです。

失敗したとき、失望したとき、上手く行かなかったときにどのように進んでいくか、どのように気の持ちようを変えるか、どのように生きていくかの方が、夢を持つことよりも大切だと思います。

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