デジタルガジェット好きの家にはデジタルデバイスは山ほど有ります。当然ですがデジタルデバイスは電気で動きます。デバイス本体、その内部にあるバッテリー、電源アダプタにケーブルを経由して電気が供給されます。電気を使っているものはその電力を動作に使用しますが、100%の効率では使用出来ません。必ず余分というか、動作のために使用される以外の電力が、熱の形で外部に放出されます。
最近であればスマホをずっと使い続けていると、本体が熱を持つことは誰でも経験があるはずです。スマホを充電するACアダプタも、充電中は熱を持ちます。スマホ以上の電力を食うパソコンであれば、放出する熱も比例して多くなります。利用中・充電中のノートパソコンや電源アダプタを触ってみると、熱さに驚くこともあるでしょう。
あまりの熱さに、これはこのまま使い続けても大丈夫か、と反射的に思ってしまいますが、冒頭に書いたようにデジタルデバイスは熱を発するものです。触ったら熱いのは当たり前です。外部の筐体を経由して熱を排出することによって、内部の電子部品の高温による破壊を防いでいます。
もし排熱が考慮されていない場合、内部の電子部品だけに熱がこもってしまい、故障や過度な発熱・発火の可能性があります。危険が顕在化しているのはむしろ健全と言えます。排熱が考慮されているからこそ、触ったときに熱く感じるのです。
とはいえ、機器が古くなっていたり、そもそも粗悪な製品だった場合は、その熱さが危険信号でもあります。本来の設計で想定していた発熱量を超えて排熱が追いつかず、触り続けられないほどであれば、もう故障する寸前と見なしてもいいくらいです。
結局のところ、熱いか熱くないかだけでは本当にそのデバイスが熱的に危険であるかどうかが分かりません。
一つの目安としては、買った直後・使い始めた頃と比べてかなり熱くなっているのであれば、寿命が近いと判断出来ますが、それも確実な見極め方ではありません。
また逆に、触って熱くない場合も、危険な場合と危険ではない場合があり得ます。危険でないのは元々の排熱設計がしっかりしていて、発熱量<排熱量のために大して熱くならないのです。危険な場合というのは、そもそも熱が外部に排出されないような機構のため、触っても熱くない可能性があります。当然ながら、内部に熱がこもり故障・事故になる場合もあり得なくもありません。
結局、触って熱い・熱くないだけではそれが正常なのか異常なのかの判断が付かないことになりますが、触れられる外部筐体が金属であれば、プラスチックのものよりも熱くなりがちですので、熱くてもあまり気にしなくても良いかもしれません。設計上、想定されている熱さであることも多いでしょうし、そもそも金属のため排熱が容易です。
プラスチック製の外部筐体の場合の方が悩ましいです。熱伝導率がアルミなどの金属に比べて低いため、その内部で熱がこもっていても分かりづらいからです。その代わり、その「熱が伝わりづらい」ことによって、ノートパソコンを膝の上に置いて使用しても熱く感じません。ノートパソコンの裏面が排熱により熱すぎると低温ヤケドを負ってしまいます。実際そんな事故とそれに伴う訴訟もあったはずです。
とどのつまり、メーカーが想定するような使い方で使い、さらに自分でもそれ以上に安全に注意しましょうね、としか言いようがないのですが、どちらにせよ熱がこもるような使い方はダメだということです。
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