パソコンなりタブレットなりスマホなり、デジタルデバイス上に表示されている文書を読んでもあまり頭に入っていかないけれど、同じ内容を紙に印刷したら読みやすく理解出来る、という人がいます。それは個人的には分かるのですが、多分少しずつそういう理屈が通らない時代になっていくでしょう。デジタル情報をデジタルのまま読んで理解する能力が必要となります。
学校でのテストや入学試験もいずれはデジタル化、ネット受験が実施されるでしょうね。克服しないといけない問題は色々ありますが、未来永劫、ペーパーテストということもないでしょう。入社試験ではSPIなどWebでもありますし。
ただ、「書く」ことに関してアナログとデジタルの違いは、「読む」ことにおけるアナログとデジタルとの違いと比べると大きいかも知れません。
文字・図・絵などを読む・見るのは、表示されるデバイスが紙かディスプレイかの違いだけですが、書く作業においては、対象が紙かディスプレイかの違いに加えて、書くための道具がペンから、キーボードやデジタルペン(ApplePencilなど)や指(フリック入力)や音声入力など多彩になりました。
さらには、書いたものを何らかの形で残すなり出力するなりが必要です。紙にペンで書くときはその時点で出力物が完成して出来上がり、かつ保存可能な状態になりましたが、デジタル上では書いたものをデジタル上で残すのか、プリンターで印刷するのか。デジタル上で残す場合は永遠に未完成という状態に出来ます。印刷したらその時点で手を加えられなくなります。
縦のA4サイズの文書は、現在でもデジタルデータで氾濫していますが、あくまで印刷されることが前提のはずです。読むためにデジタルデータを印刷する人がいる限りは、そのサイズは今後も第一選択肢になるでしょうけれど、プリントアウトされないことが確定している文書であれば、もうA4縦のサイズにこだわる必要はありません。
そもそも縦横のサイズが固定化された「文書」である必要もありません。リフロー型の電子書籍データと同じように、ビジネス文書だろうと大学入学共通テストだろうと、全てが単なるデジタルデータになるでしょう。
そうなったときには、少なくともWordでの文字揃えに四苦八苦したり、Excelで方眼紙のように使っているクソみたいなフォーマットに怒りを覚えたり、印刷されたときに改ページ設定をミスってほぼ白紙の2枚目がプリンターから出てきたりする面倒さは無くなるはずです。
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