キャッシュレス化が進んだ後のコインの価値と使いづらさ

通貨の一種である硬貨(コイン)は、現代ではどこの国でも少額決済に利用されます。その硬貨を巡って、ゆうちょ銀行での入金が預入手数料を改定したことがかなりの騒ぎになりました。

硬貨を日々多数取り扱う商店やお賽銭がある神社など、困惑と絶望を抱えたところもありましたが、裏技的に税金の納入には硬貨の枚数制限無しに使えるというネタもネットで流れました。

実際に納税のために税務署まで持っていくような店や企業はごく少数でしょうけれど、政府としてはキャッシュレス化を推し進めていくでしょうから、そのうち納税での硬貨利用制限もあり得る気がします。

ともかく、納税にしろ商売にしろ、現ナマよりはデジタルで、という時代が日本でもやってきました。そのうちコインも紙幣も流通量は減らすのでしょうか。

戦争などの非常事態で特定の金属が必要になったときに、硬貨を回収して鋳つぶして軍事利用するということは日本の戦時中でもあったようですが、今の21世紀でもそういう理由での硬貨流通させている国はあるのでしょうか?

コインを使うことがお店側にとって嫌がられる状況となり、官も民も全てキャッシュレス化が進めば、紙幣はともかくコインは相当量が市中で死蔵されることになります。

想像をたくましくすれば、ダブついた市中の硬貨を敵対勢力が手数料無しで両替しますよと甘い声でかき集め、その国に特定の金属資源が不足した状態で国家的な非常事態になったとしたら……、そこまで考えるのは妄想に過ぎますかね。

そもそも今後はデジタル政府通貨や民間レベルの暗号資産が一般的になっていくでしょうから、敵対勢力が攻撃するならそっちの方ですよね。

まだまだ障害は多数あるにせよ、いずれ電子マネーによる少額決済が当たり前になれば、払う側も受け取る側もコインを取り扱わないようになります。結局は、政府が硬貨を集めるしかないんじゃないですかね。

シニョリッジがある紙幣はともかく、これからは政府が硬貨を発行するのは時代遅れな証しになるかも知れません。

小さい財布を使っている身としては、コインを持ち歩かなくても全く不便ではない社会になってくれると、財布をさらに小さく、あるいは持ち歩かずに生活出来るようになりますのでありがたいのですが。

ただ、しばらく前にnoteに書きましたが、

https://hrsgmb.com/n/n393c1812732a

自然災害などで電気・通信がダメになったときに全面キャッシュレス化していると大変なことになります。紙幣だけでも持っておけば良いかもしれませんが、それだと少額決済時に
「釣りは要らないよ」
という気前の良さが必要になります。非常時に気にすることではないですが、多分そんな場面ではお店側も釣り銭を持っていないので、お互い様ですね。千円単位の売買になりますが、だったらその前にデノミネーションしとけよって話ですね。

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