片野坂ガンバは開幕からリーグ戦・カップ戦合わせて4試合を戦いましたが、1勝2敗1分と微妙な走り出しとなりました。しかし試合内容的には悪いものではなく、昨年との大きな違いとしては4試合とも得点していることです。去年の初めは得点力不足に苦しみましたから、受ける印象はかなり異なります。
この4試合とも試合の入りが悪く、浦和戦以外は前半で失点して追いかける展開であり、勝った浦和戦も前半は散々に攻められていましたので、共通の問題を抱えていることは確かです。それでも選手起用とフォーメーションが固まってくれば改善されるだろうという期待が持てるだけ、前向きになれるチーム状態に思えます。
さて、今日は不動のチャンピオンである川崎フロンターレとの試合です。川崎は富士フイルムスーパーカップから勝ち負けが繰り返しで意外な立ち上がりとなりましたが、鹿島・浦和と連勝してのガンバ戦です。
ガンバはスタメンにパトリックが復帰、齊藤未月がガンバでのリーグ戦初先発、控えに前節決勝ゴールの福田含め、途中から流れを変えられる山見・石毛も入りました。
快晴のパナソニックスタジアム吹田での前半キックオフ。ガンバの焦点はまず試合の入り方です。新たなる守護神になりつつある石川を中心にいかに川崎の攻撃を防いで、いかに早くガンバペースのサッカーに持っていけるかというところが重要になります。
最初の20分はお互いにチャンスはあれど決定機は無く、どちらかというとお互いに無難な内容でしたが、ガンバとしては今シーズン最も試合の入りが良かった試合かも知れません。
それでも20分過ぎから徐々に川崎の攻撃がアタッキングサードまで到達してくると、ガンバとしては最前線のパトリックのワンチャンスで相手に脅威を与えるしかなくなりますが、谷口・山村によってかなりエアバトルを封じられてしまっています。
そんな中、34分に久し振りに攻撃が続くと高尾のクロスの相手クリアボールを山本が直接蹴り込んでゴールゲット! ルヴァンカップセレッソ戦でのダイレクトシュートに続けてのゴールによって、高い位置でのプレーも出来ることを証明してみせました。
おそらく両チームとも試合前の展開予想では一番可能性が少ないシチュエーションとなりましたが、ガンバとしてはあまり意識せずに戦い、川崎は前半のうちに追いつきたいところでしょう。
41分にはチャナティップのとてつもないボールキープから決定機を作られましたがオフサイドに救われました。
前半はこのままホームのガンバが1点リードして終え、後半は選手交代無しで始まりました。
50分に川崎の波状攻撃からピンチを招くもDF陣が必死のクリアで逃れます。
前半得点後からガンバの攻撃が雑というか、チャンスでもラストパスやその一つ手前のプレーで失ってもったいない場面がいくつもあります。こういうところでズバンと2点目を取れると非常に楽になるのですが。
55分、何でもないところで宇佐美が右足を痛め、すぐに本人が交代を要求するほどとんでもない怪我のようで心配です。次の試合どうこうというレベルにも見えないほどなのですが、ともかく公式発表を待つしかありません。代わりに山見が入りました。
同時に3人交代した川崎がさらに猛攻をたたみかけてきます。ちょっと防戦一方ですが、パトリック・山見の2人でもゴールは奪えるはずですので、しばらくは攻守をハッキリさせるしかありません。
71分には山本→チュセジョンへのスイッチ。守備強化なら奥野ですがそこはまだ早いとみたか。
しかし75分に遂に決壊してしまい失点。2点目を取れていたらと思ってしまいますがまだ同点。ここからです。
77分、ここまで精彩を欠いていた小野瀬が右サイドで受けて切り返してシュートを放つと目の前の選手に当たってループ気味になってそのままゴール! 失点直後の得点は非常に大きな価値があります。ここで高尾が傷んで柳澤と交代、一緒に福田も倉田と入れ替わりで入りました。
その後も川崎の圧力は増すばかりで、88分に打たれた決定的なヘディングシュートはゴールポストに当たって助けられます。
このままホーム初勝利かと思い始めたところで悪夢が待っていました。石川がキックのためにボールを置いたところを奪われてダミアンに落ち着いて決められ失点。そして試合終了。まさに石川にとっては痛恨のミスでした。
石川を責める気にはなれません。ミスはミスですが東口だって2015年に同じ失敗をしていますし、その2週間後に宇佐美が同じやり口でゴールを奪ったこともありました。また次の試合でファインセーブを連発してチームを助けてくれることとサポーターの誰もが期待しているはずです。
ガンバ大阪としては勝ち点3は得られませんでしたが、試合内容は毎試合確実に良くなっています。試合を見る度に次の試合への期待が高まるというのは久し振りの感覚のように思えます。次はアウェイのジュビロ磐田戦、遠藤との再会となります。
逆に川崎は幸運で命拾いしたと思える試合だったでしょう。らしくないサッカーが散見されます。多分、今年は飛び抜けたチームがいない混戦の優勝争いになるでしょうね。
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