前節の川崎フロンターレ戦では2−1でリードした後半アディショナルタイムに、GK石川がボールを置いた瞬間に小林に奪われてダミアンに決められるという悪夢のような展開で引き分けに終わりました。
その辛い経験を払拭するには試合に出るしかありません。今日の磐田戦はガンバにとっては遠藤との非常に久し振りの敵としての対戦となりましたが、それ以上に大事なものもあります。
遠藤だけではなく、大森や鈴木との対戦でもありますが、去年今年の鈴木雄斗の得点力を見るに、ガンバでは彼の使い方が下手だったなと実感してしまいます。
ガンバにとっては石川が自信を取り戻すための大事な試合ですが、さらに前節の試合中にアキレス腱を痛めて退場し、手術をして長期離脱が決定した宇佐美のための試合でもあります。ポジション的には石毛が代わりに入ったスタメンとなりました。
昌子が控えからも外れているのが気に掛かります。東口・藤春もそうですが、この時期に怪我人などでの欠場が多いのは問題です。
前半3分にはCKからの続きで石毛のクロスをパトリックが合わせきれませんでしたが、プレースキッカーとしても石毛が代役を務めるようです。
最初は悪くない入り方でしたが、15分に細かいパスをつながれて最後は大森に見事なシュートを決められてしまいました。
磐田はああいうサッカーを志向しているのだろうなということと、井手口が抜け昌子も不在のガンバは中央の守備に大きな問題があるということがハッキリ分かるゴールシーンでした。個人的には井手口が抜けた以上は奥野の守備力は中盤に必要じゃないかと思いますが、山本・齊藤・倉田のトリオは監督の評価が高いのかも知れません。
しかし前半はずっと右サイドに攻撃が集中しています。藤春不在というのもあるでしょうけれど、小野瀬の好調さが反映しているのでしょうか。ただ、最後の場面でパトリックだけ、というのがネックになっています。
32分の右CKからの続けての攻撃も得点ならず。
47分にも相手PA内でビッグチャンスがありましたがシュートは決まらず。結局1点ビハインドで前半終了。トータルで見れば押し込む時間帯もあったものの、フィニッシュの精度や人数の少なさがたたった前半でした。
ハーフタイムにガンバは山本から福田に交代しました。有り体に言うとパス回しよりダイナミズムの方を重視していると言えますが、山本がいなくても今日の出来ならある程度はパス回しに困らないであろうと見たのでしょうか。
49にはその福田がパトリックの向こう側にいた福田がヘディングシュート。宇佐美ほどの相手への脅威さを与えないと相手はパトリックをケアすれば良いだけになってしまいますので、こういう動きは重要です。
54分には黒川のヘディングシュートがGK三浦に止められます。前半との違いはエリア内での人数のかけ方に顕著に見られます。このタイミングで得点を奪えないと厳しいです。
62分に石毛を下げて山見を入れました。最後のシュートが決まらねばこのまま負けてしまうので意図としては分かります。
その山見が磐田のペナルティエリア内での倒れたのと、その直前にパトリックのハンドに関する判定でVAR、オンフィールドレビューがあり、結局はハンドのためファウルで結局何も無し。
高尾と齊藤を下げてレアンドロペレイラと奥野を投入。これでかなり前掛かりになります。
最後に81分小野瀬から柳澤への最後の交代で打つ手が終わりました。さて追いつけるかどうかは今いる選手にかかっています。
しかしパトリック・ペレイラとの2トップになるとかえって攻撃が停滞し始めました。見込みの無いパワープレーが増えてきて結局攻められるシーンが増えてしまう状態です。
と思っていたら88分、波状攻撃がを仕掛けるガンバが三浦のクロスをペレイラが頭で合わせてゴールゲット! 遂に同点に追いつきます。
93分には黒川のクロスに山見のヘッドは上手くヒットせず。96分になったところでパトリックの落としをペレイラがシュートも大きく枠の上。ここで試合終了となりました。
試合展開的にはガンバが何とか追いついた格好でしたが、試合内容的にはガンバの方がわずかに上回っていたような感じはします。むしろ、前線のターゲットがやはりパトリック1人では足りないことが明らかになったとも言えます。
これで4試合終えて1勝2分け1敗。悪くは無いが良くも無いスタートとなりました。選手起用を固めていく段階でいきなり宇佐美が抜けたのは厳しいですが、獲得の噂のあるダワンがブラジルから来ればまた変わってくるでしょう。
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