過日のサッカーワールドカップアジア最終予選のオーストラリア対日本の試合が、本大会出場決定がかかる試合なのに日本のテレビ局が放映権を獲得できなかったことからDAZN独占放送になったことで、色々とニュースになっていました。
DAZNだってボランティアでやっているわけではなく、売上・利益のために放映権を獲得して会員から料金を受け取っているわけで、それを地上波放送で無料で開放されてしまうわけにはいかないのは当然です。
JFAの田嶋会長はずっと未練がましく未定とか調整中とか交渉中とか言っていましたが、結局は当然の如く当初の予定通りDAZNのみでの配信となりました。
ただ、ニッポン放送がラジオ中継をすることになったため、音声のみでの放送は無料でされることになりました。これが田嶋会長の交渉だったんでしょうか?
ともかく、動画での放送が有料ストリーミングサービスであるDAZNのみになったため、サッカーのテレビ視聴率が低迷しているからとか、あるいはテレビ局に余裕が無くなったからとか、DAZNが儲けを貪っているとか様々な角度でアレコレ言われていましたが、究極的にはどれも的外れでなんですよね。
今回の地上波中継なしという事態が発生した一番の原因は、アジアサッカー連盟(AFC)が代理店と決めた日本国内での放映権料が急騰しすぎたことです。日本だったらどんだけ値上げしても高い価格で買うだろうと、思いっきり足下を見られたわけです。
日本のテレビ局がとてつもない勢いで売上や利益が爆上げすれば、高騰しすぎた放映権料でも購入出来るでしょうけれど、今のテレビ局の経営状態を考えると難しいどころか無理でしょう。
4年後の北米(アメリカ・カナダ・メキシコ)ワールドカップの時に放映権の価格が下がっているのか上がっているのか分かりませんが、そうそう急激に下がることはないでしょう。
格安ではないとしても、せめて適切と言えるくらいの価格にまでは落としてもらわないと、今後の日本代表戦がテレビではほぼ観られないという時代が来ることになります。
アジアサッカー連盟内での日本の立場をより一層高めていかないといけないのでしょう。AFC内での政治力ということになりますが、今の日本サッカー界でそういう人材をAFCに送り込めるでしょうか?
Jリーグ前チェアマンの村井満氏や、あるいは昨年途中までガンバ大阪の監督だった宮本恒靖氏なんかを個人的に勝手に妄想してしまいますが、個人の動きよりも他国との連携の方が重要かも知れません。AFC内での放映権料を適正にする動きを他国を巻き込んででも作っていくことの方が、遠いようで近い道なのだと思っています。
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