共通テストはセンター試験と何が違う?

大学入試センター試験からリニューアルした大学入試共通テストは、最初の計画発表時から実際の実施に至るまで色々ありました。

択一式のマークシートだけではダメだ!と意気込んで加えた記述式問題では、大量の試験用紙の採点を同一基準で行えるのかという、当たり前の疑問から断念となりましたし、英語民間試験の活用でも受験の可能回数や中身の違いから結局見送りになりました。

さらに2021年ではコロナ禍にさらされ、2022年には問題流出事件もありました。

結局全国一斉に試験を実施し、記述問題も英語民間試験も無いのならセンター試験との違いはわずかしか無いことになったのですが、大山鳴動して鼠一匹と言わざるを得ません。

ともかく、共通テストはこれから大きく方式を変えることはないのでしょうけれど、センター試験時代からの問題点はそのまま残っています。

毎年インフルエンザが流行し、大雪もある時期に行うのが本当に良いのか、ということを言われていたはずです。どんな方式にしたって得をする人と損をする人がいるのはしようがないものです。

英語民間試験の導入を断念した理由は、そもそも毎年一回限りのセンター試験(共通テスト)でもほぼ同じ理由で不公平だと言われていたはずなのですが、何だったのでしょうね。

共通テストの点数のみで合否を決める大学はそんなに多くありません。二次試験を課す国公立大学や、共通テストを使わない私立大学だってたくさんあり、共通テストだけで入学する大学生の方が圧倒的に少ないはずです。

英語民間試験(英検やTOEICなど)の成績を加味して合否に影響させる大学が許されるなら、共通テストの不公正さも結局指摘が不十分なはずです。

いっそのこと全科目の試験も、英語民間試験のように1年で複数回受験出来るとして、一定基準をクリアした科目はそれ以上受けない選択が出来るようにしてはどうですかね。

資格試験のように、というよりは、税理士試験の合格科目のような仕組みにして、例えば高3の1回目で英語と数学Ⅰと日本史をクリアしたら、2回目は国語と数学Ⅱと化学を受験するとか。

今の日本に住む人は、昔よりもはるかに国籍・人種・民族の面で多彩になっています。さらに人口減少社会を迎えて大学入学への考え方も変わっていきます。ある程度以上の学力があればOKという大学は増えざるを得ません。

既にほぼ全ての私立大学で推薦入試、AO入試などが採用され、国公立大学でも入試方式が多彩になってきたのですから、それくらいやらないと入試改革とは言えないでしょう。そもそも個人的には以前のセンター試験のままでも良かったんじゃないかと思っていますし。

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