モノの原料を知れば供給不足や値上がりにイラつかない

日本では、本は年々読む人が減り、雑誌もなかなか売れず、書店は苦境に陥り、新聞も部数を減らしています。

そういった紙媒体自体が減る未来になると、紙を回収・リサイクルして生産されるトイレットペーパーの供給にも影響が出てくることは無いのでしょうか? 新聞の需要が減っても、トイレットペーパーの需要は減らないのですから。

トイレットペーパーの全てが古紙から作られているわけではないですし、新聞紙以外の、企業から出るコピー用紙類や牛乳パック等も古紙に含まれますので、いきなりトイレットペーパーの供給が途絶えることは無いのでしょうけれど、原料たる古紙が減っていけば、新品生産のトイレットペーパーの割合が増えていきますし、その原料たる木材チップ、紙パルプなどは輸入に頼っていますので、円安とロジスティクス価格の上昇によって、トイレットペーパーの値段も上がってくるかも知れません。

原料を正確に知れば、値上がりはともかく供給が途絶える恐れを抱く必要は無いのですけれど、原料の供給元まで考えるのはなかなか難しいものです。

例えば卵は日本では自給率がほぼ100%で、それだけ考えると国際情勢や為替相場の影響など受けないように感じてしまいますが、卵を産む鶏の餌となる飼料や、生産農家から食卓に届くまでの輸送のガソリン代など、その原価の一部は今回の物価上昇が直撃します。

国産だから外国の影響を受けない、というものはもはや無いと考えた方が良いのでしょう。

円安は輸出に有利!と言っても、原材料費が高騰すれば原価は高くなります。その分、売却価格に転嫁してちゃんと売れれば問題ありませんが、世界的な物価上昇の中でどれだけモノが売れるか分かったものではありません。

個人レベルでは、あまり無駄遣いをせずに、それでいてストレスや不便にならない程度に買い物をしていく、というくらいの対策しか有りません。

それでも、あれもこれも値上がりしていく中で、値上がりの理由を類推出来れば、仕方ないかと我慢も出来るでしょう。そういったことを思い至らずに、メーカーや店員にイチャモンを付けてしまう人も出てくるんだろうな、と思います。生産企業も販売企業も、自分と同じ個人が集まって営業している存在で、誰も急激な物価上昇なんて喜んでいないのですけれどね。

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