今日は福岡の選手・スタッフでのコロナ感染が広がったために延期されていた試合です。福岡は鹿島・川崎に連敗して鳥栖には引き分けた状況、ガンバは松田監督就任後、広島戦は逆転負け、名古屋戦は2−0と逃げ切り初勝利を挙げました。
FWの使い方は松田監督の方が上手いような印象を受けます。レアンドロペレイラは名古屋戦で2度もオフサイド判定にゴールを取り消されましたが、プレーはこの2年で最も充実しているかも知れません。また、名古屋戦ではパトリック、鈴木武蔵のゴールでの勝利でしたが、FWの得点が多くなってきたのはチームとして良い傾向です。あえて指摘するなら、攻める人と守る人が分離してしまっているとも言えなくはないですが、今は割り切って攻める・守るを徹底するべきチーム状況でしょう。
暑い最中の連戦となりましたが、選手は大幅には入れ替えないでしょう。フォーメーションも松田式4−4−2は変わらないはず、と思っていました。そして発表されたスタメンでは、黒川、ギョンウォン、三浦、高尾の4バックは前節通り、中盤4人は食野、齊藤、奥野、アラーノと出場停止のダワンが奥野に代わりました。2トップはパトリックと武蔵という、前節ゴールを挙げた2人です。疲労度を考慮しなければ予想しやすい、固いメンバー構成です。
対戦相手の福岡は、個人的にはだいぶガンバより上の順位だと思い込んでいたのですが、気がついたら12位で勝ち点差は僅かに3と、いつの間にかこの試合が6ポイントマッチとなっていました。
ちなみにDAZNでも説明されていましたがこの試合はマスク着用、距離を取っての声出し応援適用試合でした。DAZN観戦勢としては、博多の森まで遠征したガンバサポにはお願いしますという気持ちです。
さて前半キックオフしまして、この2試合は前半開始直後に得点できていますので、今日も期待していましたが、序盤から福岡ペース。しかしガンバも4−4−2の3ラインを崩さず、選手間距離も詰めているので、さほど危険はありません。ロングボールやアーリークロスにはDFの数で問題なく対応しています。
しかし、疲労があるのか前節ほどは動きが良くないようにも見えます。福岡は金曜の試合、ガンバは土曜の試合でしたので、回復に1日差があります。
とは言え、守備を破綻させずに我慢できていれば、いずれ必ずチャンスが来るのがサッカーです。ガンバの初シュートは23分の食野まで時間がかかりましたが、続いて24分に黒川のクロスには惜しくも合わず。
飲水タイムで東口が松田監督とかなり話し合っているシーンが映っていました。上手くいっていないという共通理解は出来ているはずです。
28分、ガンバ左サイドでギョンウォンがぶっちぎられて折り返しのクロスからシュートを打たれるも東口がビッグセーブで凌ぎます。スピード勝負をあの場所で仕掛けられるとミスマッチが起きてしまいます。
35分抜け出した武蔵がシュートを放つもGK正面。今日の武蔵はちょっと厳しいかなとも思いましたが、ああいう一瞬でシュートまで持っていけるのはさすがですね。
しかしまたちょっと福岡の攻勢が連続してきました。ガンバがボールを回せる時はむしろ回させられている感があります。福岡の守備が前線から上手くポイントを押さえている感じでしょうか。前線まで持ち込んだところでの工夫が足りないかも。
前半終了間際にファンアラーノが手で相手を止めてイエローカード。そのファウルからのFKを跳ね返したところで前半終了したので、時間を考えると非常にもったいない警告でした。
結局前半は0−0。福岡はもちろん最悪でも引き分けでも良いのでしょうけれど、ガンバは勝つしかありません。どこかで福岡よりも先にバランスを崩してでも前がかりにならざるを得ないのですが、それよりも先に選手交代だけで優位に立って均衡を破るゴールを奪うことの方が、勝利への近道に思えます。
両チームともハーフタイムでの交代は無し。お互いに前半の続きのようなサッカーで後半を進めています。
54分にはクロスから大ピンチかと思いきやギョンウォンのカバーで事なきを得ます。やはりこの後半も優勢には立てないサッカーが続きます。福岡に圧倒されているわけでもないのですが。
55分にはエリア内で武蔵がシュートするも宇宙開発。高尾にボール要求した上でのシュートだったのに・・・。
58分にはファンマに頭で合わされますが外れて助かりました。お互いに段々、エリア近くでの守備が甘くなってきました。60分にもカウンターから決定機を作られるもこれも外れて一息。チャンス1回につきピンチが3回くらいある気がするのですが。
63分のショートカウンターからのチャンスで武蔵がトラップミスでシュートをブロックされたのはもったいなかったですね。これは決めてほしい。
67分にもアラーノのクロスにパトリックが合わせられず.直後に未月がイエローカード。そこで飲水タイムになりましたが、連戦のこのクソ暑い中で両チームとも70分まで経っても選手交代がないのは珍しいですね。
73分、抜け出したパトリックのシュートも防がれたところで、武蔵とペレイラ、食野とシウバが入れ替わりました。パトリックもかなり疲れているっぽいですが、大丈夫なんですかね。こういう時に坂本がいれば前線で体を張ってくれるのですけれど、いないので90分いくんですかね。
77分、またもやファンマにクロスを入れられて頭で合わされるも東口がキャッチ。
79分、アラーノと未月に代わり、山本と石毛が入りました。基本的に同じポジションの交代ですので、フォーメーションは変わりません。
両チームともメンバー交代によるメリットよりもデメリットの方が出てるんじゃないか?というくらい、交代ではチーム力が上がらないのですね。金かけて補強してきている分、ガンバの方が上手くいっていないということでもあるのですが。
90分にはエリア内中央でペレイラがシュートするも目の前のパトリックに当たる不運もありました。
その後にファンマがプレー後の黒川に突っ込んでイエローカード。
94分、中盤で力を振り絞ったかのように山本がボールキープ、そしてパトリック、シウバと繋いでクロスに左足で合わせたパトリックによる絶叫を呼ぶゴール!
96分、パワープレーから福岡にエリア内でシュートを放たれるも東口によるいつも通りのスーパーセーブ! と思いきやオフサイドだったようです。
そして最後の最後に時間稼ぎで奥野から倉田に交代、そして試合終了!
本当に大きな勝利となりました。直接対決で福岡を下しての勝ち点3を得て降格圏脱出であり、後半アディショナルタイムの得点で勝ったのは本当に久しぶりですね。
松田監督交代後、3試合で2勝というのはさすがというところですが、世間で言うところの解任ブースト発動です。無失点が2試合続いているのも、さすが松田と言わざるを得ないですね。
暫定13位ですが、試合数が多いので抜かれる可能性はあります。とは言え、この勝利は物理的な数字よりも精神的な高揚の方が大きいでしょう。
次は土曜日にホームでサガン鳥栖との一戦です。今日の川崎戦で大敗していますが、川崎に大敗しても弱いことにはなりません。ガンバにとっては毎試合が残留争いラストマッチのような状況が続きます。
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