水曜の天皇杯ラウンド16において鹿島アントラーズに今季4度目の敗戦を喫し、タイトル獲得という夢を見ることすら出来ずに今期の目標がJ1残留のみに絞られたガンバ大阪ですが、そんなことは忘れて挑まねばならない大阪ダービーを、公式戦3連敗という苦境中の苦境の中で迎えました。
唯一の明るい話題が、新加入の鈴木武蔵、日本復帰の食野亮太郎がこの試合から出場可能になることだけというのも寂しいものです。
浦和戦後に書いたnoteに、今のガンバに不足しているのは得点出来るFWであり、鈴木と食野の補強という方針は正しい、と書きましたが、それがこの3連敗では3試合とも無失点という、悪い意味で実証されています。
逆に言えば、鈴木・食野のゴールゲットによってチーム状況がガラッと変わる可能性も秘めています。そう思いたい。
他クラブながら、ロティーナを切ってJリーグの大半のサポーターからドン引きされたヴィッセル神戸は、監督交代後の公式戦4連勝です。それを思うと、今のガンバに対して色々思うところはありますが、今日のこの試合は全てを片野坂監督に掛けるしかありません。
悲壮な決意と悲惨な状況を背負ってのホームでの大阪ダービーになりました。
今日の大阪は朝から曇り空でしたが何とか雨は降らずに持ちこたえました。
スタメンには鈴木武蔵が入り、中村仁郎が復帰、そして石毛が3トップを形成します。DFにはクォンも戻ってきました。食野は控えに入ります。
前半、積極的に前からプレスを掛けていき、チャンスも作りつつ悪くない出だしのまま、石毛のCKをクォンが頭で合わせてガンバが先制します。その直前にもクォンが合わせていたので、この辺りではセレッソのマークに甘さが出ていました。
しかし試合はそう簡単には進まず、飲水タイム後はセレッソが中盤で左右のサイドに大きくボールを動かしながら攻めてきて、ガンバの対応が後手に回り始めます。
それでも最後には東口が立ちはだかり1−0で前半を終えます。ここまではマリノス戦と同じ感じを覚えました。後半逆転負けしなければ良いけれど……と思っていたのですが。
さて後半、セレッソが前半途中からの勢いのまま攻めていたところ、まさかの中央突破を易々と許してしまって失点。これで1−1です。ガンバは偶然性を生かすような攻撃しか出来なくなってきました。
仁郎に代えて食野を投入。そして武蔵と石毛に代えて坂本と倉田を入れました。坂本が前線で身体を張ってボールを収めるようになり、そこまで運べればチャンスが出来るようになってきましたが、勝ち越し点は奪えません。
そしてクォンが痛めたところで高尾と藤春を入れて5人交代し終えたあと、90分にカウンターを食らい、それまで何度もスピードに苦しめられたパトリッキに綺麗なゴールを決められてしまいました。
その後は何も出来ずにアディショナルタイムを消化して試合終了。
惜しいと言えば惜しいと言えなくもないですが、敗戦は必然の結果でした。内容や意図するところを見れば今のガンバとセレッソにははるかに大きな差があります。
試合後、選手・スタッフの場内一周ではゴール裏からブーイングが飛んでいました。ルール違反なのでそれは咎められるべきですが、少なくとも拍手で迎える気にはなれませんでした。他の人は別にそれでも結構ですが、私自身は大阪ダービーで負けて拍手するつもりにはなれません。
さて、この結果を受けてガンバはどうなるのでしょうか?
遂に神戸に抜かれて降格圏(入れ替え戦)にまで落ちました。今のガンバは攻撃もさることながら守備も問題を抱えています。失点が止まらないのです。
週明けの決断もあるでしょう。決断しないならJ2に落ちてでも選手を大幅に入れ替えて(人件費を減らして)やり直すという方針をフロントが持っているのだと、個人的には判断します。
サポーターは、所詮サポーターでしかありません。とどのつまりはただの客です。チームを運営しているわけでも、経営権を持っているわけでもありません。あくまで主体では無いのです。だからこそこんな文句も言うのですが、それで終わりです。
色々なことを覚悟せざるを得ない、大阪ダービーでの敗北でした。
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