イベントに参加するための財力と体力がある世代は若者世代ではない

FUJI ROCK FESTIVALのCMがオジさん向け過ぎるという批判がありました。

私自身はロックにもフェスにも行きませんが、今のロックフェスは昔とはかなり変わって、若者文化と言うよりも中高年の参加者が多いと聞きます。

だからこその中高年向けのCM作りとなってしまったのでしょうけれど、ある意味では的確なマーケティングの成果であり、また別の意味では若者排除という見方も出来るのでしょう。

ロック=若者文化という捉え方をする人自体が古い中高年的な考え方なのかも知れません。

個人的な意見としては、そもそも地方の辺鄙というか交通の便が良くない場所で行われる大規模イベントに対して、時間やお金をかけて参加することが出来るのが、若い世代では少ないのではないか、という気がします。

私がよく見に行くJリーグでも、観戦者の世代や性別の調査は行われていますが、昔に比べると観戦者の年齢層は上がってきました。

フジロックに比べるとサッカー観戦は子供連れもいるはずですので、必ずしも同じ世代構成にはならないかも知れません。

とはいえ、貧富の格差が以前よりも広がってきた日本社会において、時間と費用をかけて、音楽にしろスポーツにしろイベント参加する余裕がある世代は、可処分所得の観点から見ると中高年が中心になるのでしょう。

第一、人口動態的に若い世代は中高年世代よりも単純に数が少ないのです。老齢の世代はもっと人口が多いですが、そこはそこでイベント参加に積極的にはされないでしょうし。

結局の所、体力と財力があって人口が多い世代が中高年世代なのですから、ロックに限らずマーケティング対象がその世代になるのは当たり前ということになります。

もちろん他のイベント・業界だって同じなのですから、競争は激しいはずですのでレッドオーシャンであるのでしょうけれど、そもそも若い世代へのマーケティングがレッド「オーシャン」ですらなくて、湖や池レベルの人口・収入かも知れません。

ショート動画大流行りの今においては、フェスやスポーツ観戦のように何時間も同じ場所で同じイベントに居続けるということ自体が、若い世代には好まれていない可能性もありますが、それならそれでもう中高年向きに振り切るのも商売としては適切でしょう。

また、さらに次の世代ではその反動として、長丁場のイベントが売れるかも知れません。売れないかも知れませんが。

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