サッカー中継は誰のもの?

ガンバ大阪の試合が中止となってしまい、他クラブの試合を見る土日となりました。今の暑さでは夕方以降の試合ばかりですので、丸一日サッカーを見続けるということが出来ません。Jリーグの試合がない時間帯でも、JFL、関西サッカーリーグなどの試合をこれまではよく見ていましたが、土曜はそれらの試合も無かったため、見るもの無いなあと思っていたところ、FIFA+のライブ中継を思い出し、見てみると

Telekom S-League

と書かれている試合中継がありました。調べてみたらソロモン諸島リーグということで、当たり前ですが知っている選手はいませんがそのまま見ていました。ちなみにちょうど今日、鬼木防衛副大臣がソロモン諸島を訪問中だそうですね。

そして16時からはJ3の試合も始まり、21時まではJリーグを楽しみました。

日曜も同じくJリーグは夕方から始まりましたが、その前に全国社会人サッカー選手権の関西大会の試合中継がYouTubeでありました。

AS.Laranja Kyoto対FC天満テンジンバシという試合があり、知っている選手がいるかもと思って調べてみたら、

https://www.goalnote.net/detail-team.php?tid=13969

FC天満テンジンバシのチーム役員欄に

大阪府社会人サッカーリーグ2部のクラブスタッフに日本代表経験者かつJリーグのレジェンドが2人もいて変な声出ました。

さて、こんな風にはるか海の向こうの全然知らないリーグの試合も、真夏なのに日中に試合せざるを得ないアマチュアの試合も、無料で見ることが出来る一方で、世界的な注目度が高いプロでもトップクラスのリーグの試合は、配信事業者のお金の事情で視聴者側の不便さが増す時代になってしまいました。

UEFA CL&EL:WOWOW
イングランド プレミアリーグ:SPOTV NOW(一部はABEMAも)
スペイン ラ・リーガ:DAZN(一部はWOWOWも)
ドイツ ブンデスリーガ:スカパー!(一部はAmazon Prime Videoも)
イタリア セリエA:DAZN
フランス リーグ・アン:DAZN
オランダ エールディヴィジ:Hulu

と、まあよくもこんなに分かれたものだと思いますが、全部契約する人も中にはいるのでしょうね。全て契約したら1万円くらいでしょうか。欧州サッカー関係の仕事をしているなら経費で落ちるのでしょうけれど、一般人のサッカーファンにしてみたら結構な負担です。

放映権料と配信サービス(テレビ)の契約の都合ではあるのですけれど、その契約金がリーグやクラブに還元されてより面白いサッカーを見られる!とポジティブに考えないとやってられないでしょうね。私はJリーグしか見ないのでDAZNだけの契約で、ガンバ大阪がルヴァンカップに出ているときだけスカパー!の契約をするくらいですが。

これだけあれこれ配信サービスによるサッカー中継が乱立してしまうと、よからぬことを企む人とそれを利用する人が出てきてしまいます。元の事業者には当然無断で違法(脱法)に配信しますよ、クレジットカードを登録してね、というダイレクトメールやTweet、YouTubeでのチャンネル配信などによって、カモを探しています。

本当に試合を見ることが出来るかどうかも分からない怪しいサービスにカード登録するなど愚の骨頂ですし、もし見ることが出来たとしてもそんな怪しい事業者にカード情報を渡してしまうとか危険すぎます。

配信サービスの乱立を理由に違法行為を許容するわけにはいかないのですが、もうちょっと何とかならないものかとも思ってしまいます。DAZN契約している人はWOWOWのサッカーのみを安く見られ、その逆もあるとか・・・まあ難しいですかね。とはいえ、ヤバい違法配信を見ることは絶対ダメなので止めましょう。

こういう状況を考えると、「サッカー観戦」とは何なのかと哲学的な考察を無駄に考えてしまいます。

現地観戦するのが楽しいのはいうまでもありませんが、見たい試合を全試合現地で観ることなど出来ません。国内ならともかく、欧州サッカーも含めたら人間には不可能です。「サッカーを見る」ことの大半はテレビ・ネット経由で行われます。

また、現代サッカーにおいては放映権料がクラブ規模・リーグ経営の維持には必須であり、クラブ側やリーグ側が値段をつり上げることはあっても、視聴者のために下げることなどあり得ません。

そして配信サービス業者も商売ですので、安く買って高く売るのが基本です。そして安く買えなければ高く買ったものをさらに高く売らざるを得ません。高く買うにしても限度があり、高く売るにしても限度があります。結果として消費者が買ってくれそうな値段のサービスが、それぞれのコンテンツを高値で購入して、配信サービスが複数存在してしまったのが現在です。

これは自由主義・資本主義の経済としては至極当然なのでしょう。となると行く末としては、消費者側がそこまではお金を出せず、業者側がいくつか潰れて整理され、落ち着くところに落ち着くことになります。今この2022年は過渡期だと思って我慢するしかないのでしょう。

もしくは、サッカー観戦・配信自体が消費者から見捨てられるコンテンツになってしまうという可能性も無くはないのでしょうけれど、そうなる前にどこかで歯止めがかかるでしょうか?

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