ついにEUでスマホ等のデジタル機器のUSB-C義務化が正式に決まりました。これまでにも噂というか検討されていた話ですので、特に驚きはありませんが、Apple以外のメーカーは特に混乱も無く、USB-Cに対応していくでしょう。
さて、誰もが気にしているAppleのiPhoneがUSB-Cに対応するか、という問題が顕在化しました。これまで私もnoteで何度も書いてきましたが、
https://hrsgmb.com/n/n83d670882aa0
https://hrsgmb.com/n/n2af4d1cf871b
https://hrsgmb.com/n/nb19dd2531a36
https://hrsgmb.com/n/na06477cd238e
https://hrsgmb.com/n/n0fd841114ec4
さて、Appleはどうするでしょうか?
USB-C端子は耐久性が低いからiPhoneに採用していない、という意見もありますが、既にiPad(無印除く)にUSB-Cポートを搭載して何年も経ちますし、MacBookに最初に搭載したのは2015年です。
また、実質的にiPhone以外の全てのスマホがUSB-Cになっている以上、極端にLightning端子と比べてUSB-C端子の耐久性が低いとは明らかになっていません。内部の板が折れ曲がるリスクがあるのは確かですし、薄さの限界があることも確かですが、ユーザーサイドの利便性を現行のLightning端子が損なっていることも確かです。未だにUSB2.0のスピードで接続するとか、大容量の動画を撮影できるデバイスとしては正気の沙汰とも思えません。
とはいえ、すんなりAppleがEUの決定に屈服してUSB-C端子に全部乗り換えるとも思えません。つい最近のMacBookでは、USB-C充電に加えて新しいMagSafe機構を新設しました。ガチのApple信者なら、iPhone用のLightningケーブルとMagSafe充電ケーブル、Apple Watch用の充電ケーブル、iPad用のUSB-Cケーブル、MacBook用のMagSafeケーブルと持ち運べるでしょうけれど、ライトユーザーにしてみたら統一してくれよ、と言いたくなるでしょう。
iPhoneのMagSafe機構は無接点充電規格Qiの位置合わせのためだけに使用しているものですから、特に規格を新設しているわけではないですが、今回の決定を受けてAppleのことですから、まさかと思えるような変な対応してこないとも限りません。
EU向けだけUSB-Cにして、その他地域はLightningにするという、合理性の欠片も無い選択肢の可能性も無いとは思いますが、日本向けだけFeliCaを使えるようにしていたり、物理SIMx2ではなく物理SIM+eSIMだったりしますので、あり得なくも無いのでしょうか?
しかしそれをすると、EU域内で売られているUSB-C対応iPhoneを他地域に転売する人間が大量に出てくるはずです。市場に混乱が起きるのは必至ですから、ちょっこれは考えにくいでしょう。
巷間ささやかれる、物理ケーブル廃止というのもさすがに時期尚早でしょう。Wi-Fiや5Gで数百ギガバイト、テラバイトレベルのファイル転送して動画編集とか、本当に信者しかやらないでしょうし、たいていのYouTuberは高画質撮影は一眼レフ使っていますしね。
もはやiPhoneから離れてしまった私としては、AppleがEUに従おうが逆らおうが関係ないですが、今回の決定によってスマホだけではなく、USBで充電出来るようなデバイス、ガジェットは全てUSB-Cにしろ、ということになっています。大きな電力が必要なデスクトップパソコン、ハイスペックノートパソコン以外のたいていのITデバイスは、少なくともEU域内ではUSB-C充電ということになります。でも、スマートウォッチは別なんでしょうか?
個人的には全てのスマートウォッチも、一般的なQi充電かUSB-Cで充電出来た方が、本気でケーブルを一種類にまとめられると思うのですが、堂なんでしょうか。
そしていずれは、USB-PDが拡張していき、数百ワットクラスの家電製品ならUSB-Cケーブルに統一されるでしょうね。
全てがUSB-C独占になるのは問題では?という向きもありますが、国ごとにコンセント・プラグの形状が一つに定められていて、どの電化製品もその形状の電気ケーブルが使用されているのと大差ありません。むしろ、USB-Cにひとまとめになったら、本当に電気製品のグローバル化が完了することになります。それが良い未来になるかどうかは知りませんが。
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