トランプ前大統領のNFTトレカという資金調達手段

トランプ前大統領が先日、重大発表があると煽った挙げ句に、出てきたのは自身がヒーローになったNFTトレカの発表という壮大なズッコケ劇をやっていました。

某芸能人が昔、重大発表しますと記者を集め、マイクの前で語ったのが自身のミステリー作家宣言だったことを想起させます。このことを覚えているのもアラフィフ以上でしょうけれど。

このトレカで得た資金は政治資金にしないとか言っているそうですが、お金には色も名前もありませんのでどうなるかは分かりません。まあ買う人自体がトランプ信者しかいないのですから、どのように転用・流用しようとも文句は言わないのでしょうけれど。

もしこれを政治資金として使うのなら、新たな献金の形ではあります。通常の物品、例えば紙のトレカなり、Tシャツなりですと、購入時にはそのお金がトランプ陣営には入るものの、その物品が転売されたときには陣営側にはお金は入りません。

しかしNFTですと、転売された時にその一部を元の販売者に還元されるように設定出来ます。これはトランプNFTトレカに限らず、よくある仕組みです。

所有者を販売者が把握出来るとしたら、いわば株式会社における株主名簿のようなものであり、支持者・信者としては忠誠心が試されることになります。転売したら非難されるかも知れませんし、気軽な献金とは質が異なります。

転売を自由に出来るのなら良いですが、もし何らかの制限をかけられるようになれば、自分がかつて忠誠を誓った相手から離れられないという地獄にもなり得ます。

献金は選挙における投票とは異なりますが、民主主義における選挙の条件としては、
・秘密選挙
・自由選挙
・平等選挙
・直接選挙
・普通選挙
が必要です。自分が誰に投票したかが分からない秘密選挙のルールは、現代民主主義国家では必須であり、そこが欠ける場合は正当な民主主義国家とは言えません。

トランプNFTトレカを購入した・所有している人は好きでやっているのですから、その辺で文句言う奴などいないでしょうけれど、支持を公言している人だけが買うわけではないでしょう。

誰がどの政治家のNFTアイテムを所有しているかが情報漏洩してしまうと、結構問題になりそうですね。公言しなかったら(中立宣言をしたら)、多分、双方の陣営から敵扱いされるでしょうし。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA