ジャニーズ事務所における性加害問題については、日本の芸能界やその周辺において、みんなわざわざ指摘ををして公にはしないけれど、ある程度は知っていて、あえて指摘することもなく、ただ放置していた、という状態だったのですが、先般イギリス国営放送のBBCが取り上げたことで大きく動き始めました。
正確には、BBCが取り上げた直後は日本のマスメディアがほぼガン無視していたのですけれど、SNSではずっと大きな話題になっていて、少しずつ取り上げ始める大手マスコミも出てきて、ついに完全に公然の問題となっていったという流れでした。
ぶっちゃけ、組織も個人も誰もがジャニーズ事務所に遠慮・忖度をして大きな声で批判が出来なかっただけですが、それだけ大きな影響力を持っていた証拠であるのですが、逆にジャニー喜多川氏の死去がそれだけ大きな意味を持っていたのでしょう。彼の存命中にはここまでの事件化は出来なかったのです。
もう手垢が付きまくったセリフですが、
「日本は外圧がないと変われない社会」
であることは、今回の件を見てもやはり正しいのだと思わざるを得ません。
吉本興業所属の芸人による闇営業問題の時には、同じ所属芸人がそれなりに自由好き勝手にコメントしていて、会社と揉めた人もいましたが、今回のジャニーズの件ではジャニーズ事務所所属の人はほぼ話をしていないのですよね。自主的なのか指示による箝口令なのか分かりませんが、1日沈黙すればその分だけ世間とのズレが広がっていくと思うのですけれど、大丈夫でしょうかね。
先日、歌舞伎界での問題も軽く触れましたが、
https://hrsgmb.com/n/n17f8137941a6
ジャニーズ事務所の顧客ターゲットは、伝統芸能ほど範囲が狭くなく、ニッチでコアではないはずです。コアなファンはたくさんいるでしょうけれど、それは多くのテレビ番組・CMを入り口に入っていくファン未満の人がいてこそであり、世間とズレてしまうと取り返しがつかなくなりかねません。
「泰平の
眠りを覚ます
上喜撰
たった四杯で
夜も寝られず」
とは、ペリー来航で大騒ぎとなった江戸市中を詠んだ狂歌ですが、BBCインタビューが帝国の終わりの始まりとなるのでしょうか。
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