30年近く前、盛りの過ぎたワールドクラスの選手が、まだ世界的影響力が強かったJapanマネーにより、Jリーグに相次いで移籍したときに、「年金リーグ」と揶揄されていましたが、少し前は中国超級リーグがその地位にあり、そして昨年くらいからはサウジアラビアのリーグがその地位を襲名したようです。
かつてのJリーグも、ジーコにリトバルスキー、リネカー、ラモンディアスといった錚々たる顔ぶれを揃えていましたが、今のサウジアラビアリーグはそれに勝るとも劣らないというか、金額的には一桁上を出していることもあってか、引退間際の選手だけではなくキャリアの盛りの選手やこれからの期待の選手までも獲得しています。
ベテランでこれまでの貢献度が高く、人気もあるけれど高額の年俸が必要なトップ選手を、高額の移籍金を払って獲得してくれるのなら、ヨーロッパの各クラブの方も喜んでサウジに送り出していくかも知れませんが、今や将来の中心選手を獲っていかれるとプランも狂ってくるでしょう。ただ、ヨーロッパはこれまで南米のみならず、アジア・アフリカ・北中米からもこれからの若手を獲ってきたわけで、同じことをサウジにやり返されているだけとも言えます。
クラブに関しては、獲って獲られての応酬はいつものことで、案外ドライに構えているかも知れませんが、ファンにしてみたらどうなんでしょうね。
そこで、2007年から数年間、毎年シーズン中にブラジル人フォワードを中東のクラブに奪われた経験のあるガンバ大阪のサポーターとして思うところもあります。
あの頃はガンバだけでは無かったですが、毎年獲られていたのはガンバでしたね。バレー、マグノアウベス、レアンドロ、アドリアーノと、チームを指揮していた西野監督もたまったもんじゃなかったでしょうけれど、サポーターとしても毎年「またか」とは思っていました。
慣れてくるのも問題ですが、移籍した先で観客のいないスタジアムでプレーしている元ガンバの選手の顔を見ると、大金はもらえても満足できないものなんだな、ということは分かりました。ガンバ以外の選手でしたが、妻がストーカー行為にあったりしてJリーグに戻ってきた選手もいましたし。
UAEのクラブは金払いが良かったみたいですが、サウジアラビアのいくつかのクラブは高額な年俸で契約しても契約通りに支払われなかったり、遅延することもあり、あるいは支払われても現地通貨のため、自由に出金してドルやユーロなどに交換できなかったというインタビューも目にした記憶があります。
今、相次いでサウジアラビアのクラブに移籍しているスター選手たちは、果たして、思った通りのお金(サウジアラビアリヤルではなく、ドル・ポンド・ユーロなど)を手にすることが出来るでしょうか?
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